京都・洛北

2018.07.14

京都・洛北 初夏の庭園 ~京都府立植物園~

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既に2週間以上前になってしまって、花の情報としては時期遅れの感があるのですが、京都府立植物園の初夏の一風景をお届けします。まずはバラ園から。

この写真を撮ったのは六月の末なのですが、春バラがまだ頑張っていました。一部では盛りと言っても良い株もあって、バラの多様性を見せてもらった思いです。

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紫陽花は遅咲きの花が盛りを迎えていました。特にこの赤い紫陽花がきれいでしたね。これだけ鮮やかな花色なところを見ると、西洋紫陽花なのかしらん。

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その紫陽花の前では大賀蓮が咲き始めていました。今頃は盛りを迎えている頃かな。

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そして、夏を先取りしたようなヒマワリです。バラ園の東側には巨大ヒマワリのロシアが大きく育っていました。これもそろそろ花を付ける頃でしょうか。

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沈床花壇では、あれだけ目立っていたアリウムギガンテウムが撤去され、すっきりした夏の装いとなっていました。このあたりの切り替えの早さはさすがは植物園だけの事はあるのかな。一度植物を育てているバックヤードの様子を見せてもらいたいものです。

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2018.07.02

京都・洛北 岩倉具視幽棲旧宅

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三縁寺から西、実相院の近くに岩倉具視幽棲旧宅があります。当時公武合体派だった岩倉が、皇女和宮降嫁を主導した事により尊王攘夷派から命を狙われ、3年の間身を隠したとされる場所です。

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辣腕家として知られた岩倉ですが、尊皇攘夷の嵐が吹き荒れる中では身を潜めて隠れている他は無かったのでしょうね。京を追われた岩倉は、元の所領地であった岩倉村に逃げ込み、大工藤吉の家を購入してそこに潜伏したのでした。写真で言えば、奥の部分がそうで、土間と4部屋の主屋からなる粗末な家でした。

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その後、時を経て幾分かの余裕が出来たのでしょう、応接間として現在の母屋を増築しています。隠れ家としては随分と綺麗なしつらえとなっていますが、これは平成20年に保存修理を施されたためで、モダンな大正ガラスの入った障子戸などはその時にはめられたものです。

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こちらは遺髪碑です。岩倉村の人たちは、明治の元勲の一人である具視がここに居た事を誇りに思っていたのでしょう、具視の死後その遺髪をこの地に収める事にしたのです。

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これは対岳文庫。対岳とは具視の雅号で、岳とは比叡山の事を指します。辛い潜伏時代であったにも係わらず、そこ住んだ時に見た比叡山を雅号にするとは、具視の土性骨を見る思いがします。この対岳文庫は、具視の遺品類を収蔵するために建てられたもので、武田伍一が設計しました。

具視は幕末から明治維新にかけて辣腕を振るいます。西郷隆盛とも関わりが深く、たぶん西郷どんにも出てくるでしょうね。潜伏地としては少し綺麗すぎる気もしますが、一度見ておくとドラマにも深みが出てくるんじゃないかと思いますよ。

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2018.06.29

京都・洛北 池田屋騒動殉難烈士の墓 ~三縁寺~

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元治元年6月5日深夜、京都三条小橋袂の旅籠、池田屋で、勤皇の志士たちが新選組によって襲撃されるという事件が起こりました。これが世に有名な池田屋騒動です。

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この騒動で亡くなった志士は宮部鼎蔵を初め9名、それぞれ首実検によって身元が特定され、亡骸は当時三条大橋東詰にあった三縁寺に葬られました。

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事件当時は罪人扱いだった志士たちも、明治維新後は名誉を回復され、勤皇の志士として官位を追贈されて、神式で葬り直されています。この鳥居がその証しですね。

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墓はちょっとしたカオス状態で、正面に宮部鼎蔵と松田重助、一人独立して大高又次郎、六人列挙して吉田稔麿、杉山松介、北添佶麿、望月亀弥太、石川潤次郎、広岡浪秀といった具合です。さらには、古い墓碑もあり、ぱっと目には理解し難い並び方ですね。どういう理由でこうなったのかしらん。

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三縁寺は、1979年に京阪電車の地下化工事によって岩倉に移転し、今に至っています。門には柵があり、一見非公開にも見えますが、インターホンでお願いすると中に入れて貰えました。殉難烈士の墓は、寺の右側の通路を上がった場所にある墓地の中にあります。石の鳥居が目印ですね。

(位置図)

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2018.06.28

京都・洛北 京都青もみじ事情2018 ~三明院 6.22~

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上高野に来ると必ず寄るのが三明院、大正時代に建立された小さな真言宗のお寺です。

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ここの魅力は狭い境内一面に植えられたもみじにあります。新緑、青もみじ、紅葉と冬を除いてずっと楽しめますよ。

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そして、この寺を特徴付けているのが、コンクリート製の多宝塔です。付近に塔を持った寺院は見当たりませんから、余計に目立ちますね。

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その多宝塔から見た景色です。上高野から岩倉一帯がざっと見渡せますよ。ただ、この多宝塔は土台がコンクリートの柱になっており、見るからに不安定なのですね。耐震補強はされているのでしょうけど、この間の様な地震の後に上るには、ちょっとした度胸が要ります。

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もう一つ、この寺の特徴となっているのは、石段の参道脇に陶製の羅漢像が置かれている事です。陶製の像というのもあるにはありますが、数は少ないですね。ちょっと珍しいので、行かれる事があればぜひご覧になって下さい。

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2018.06.27

京都・洛北 半夏生2018 ~三宅八幡宮 6.22~

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半夏生と言えば両足院が有名ですが、探せば他にも咲いている箇所はいくつもあります。その一つが三宅八幡宮、上高野にある古いお宮です。

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三宅八幡宮の使いは鳩。このため、社前には狛犬ならぬ狛鳩が置かれています。神様を守護するには少し弱い様な気もしますが、そこは神様の使いですから、神通力を持っているのでしょうね。

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三宅八幡宮に半夏生がある事を知ったのは三年前の事。去年も行くには行ったのですが、既に時期遅れで花は終わってしまっていたのでした。

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三宅八幡宮の半夏生は二の鳥居前の大きな群落と、池の畔の小さな群落とに分かれます。絵になるのはやはり池の畔のほうでしょうね。

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しかし、残念ながら、池の畔の方は、あまり咲いていなかったのですよ。まだほんの少し早かったのかな。ごく近くにあるのに、遅い早いがあるというのも面白いものですね。来年は、この群落が真っ白に染まっている時に来たいものだと思っているところです。


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2018.06.26

京都・洛北 京都青もみじ事情2018 ~赤山禅院 6.22~

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洛北のもみじの名所の一つ、赤山禅院にやって来ました。いつもの事ながら、この参道を彩る青もみじの美しさは見事なものがありますね。

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やはり平日とあってか、訪れる人も少なめです。でも、ここは観光寺院ではなく信仰の場ですから、熱心に参拝する人が何人か見受けられました。

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このもみじに色取られた石仏は十六羅漢像。個性豊かな表情を持った羅漢像が並んでいますが、中には首の取れた像もあり、苔むした姿と共に時代の古さを感じさせます。

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その十六羅漢像の隣にあるのが三十三観音像。観音様には、救う相手によって三十三の姿に変身という信仰があり、それを具現化したものなのでしょう。

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まだ新緑の気配を残す赤山禅院の青もみじですが、やがて緑がさらに濃くなり、蝉時雨に包まれる事になります。そうこうしているうちに紅葉の季節を迎え、色鮮やかな姿へと衣替えをします。これから冬枯れの姿に変わるまでの間、このもみじたちは私たちの目と耳を楽しませてくれますよ。

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2018.06.09

京都・洛北 春バラ2018 ~京都府立植物園 6.2~

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この日の京都府立植物園では、春バラが最終盤を迎えていました。

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既に盛りを過ぎた花が多い中で、今を盛りにと咲き誇っていたのが蔓バラです。白いバーゴラに赤い花が鮮やかに映えていました。

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この上品な黄色いバラは万葉という名です。どういう連想なのかは判らないけれど、古代日本は案外カラフルだったのかも知れません。

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バーゴラの下を縁取っていたのはラベンダードリームという品種です。小さな美しい花が、あたりを埋め尽くすように咲いていました。

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バラ圓の隣の沈床花壇では、アリウムギガンティウムの大きな花が咲きそろっていました。いつもながら不思議な光景で、UFOが並んでいる様にも見えますね。初夏の植物園は花盛りでしたよ。

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2018.06.08

京都・洛北 京都紫陽花事情2018 ~京都府立植物園 6.2~

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この日の植物園の紫陽花園では、見頃にはまだ早かったのですが、山紫陽花を中心にいくつかの花が咲いていました。

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まだ小ぶりな花が多く、いわゆる紫陽花らしい大ぶりな花は少ないですね。それだけ紫陽花の仲間には種類が多いということなのかな。

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そんな中で存在感を放っていたのが紅手鞠です。白い花なのになぜ紅手鞠というのかと思ったのですが、花の縁が時間と共に赤く変わっていくそうですね。タイミングが合えば、ほんのりと赤く染まったところを見たかったものです。

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こちらは、如何にも京都らしい名前のまいこあじさいです。はんなりした色合いが、舞妓の髪飾りを連想させるという事なのかしらん。とても美しい紫陽花でしたよ。

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紫陽花が本格化するのはまだまだこれから、梅雨入りと共に各地の紫陽花園も見頃になって行くのでしょうね。暫くは紫陽花巡りが続きそうです。

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2018.06.07

京都・洛北 京都花菖蒲事情2018 ~京都府立植物園 6.2~

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平安神宮から京都府立植物園にやって来ました。ここでもお目当ては花菖蒲です。

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この日はほぼ満開で見頃でした。去年が10日頃に見頃になっているので、ここでは一週間程度早い進行の様です。場所によって進み方が違うというのも面白いですね。

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京都府立植物園の花菖蒲はおよそ一万株、京都市内としては平安神宮と並ぶ名所です。見る角度によっては、見渡す限りの花という具合にも見えますよ。

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ここは植物園だけあって花ごとにラベルがあり、何系の何と言う花かが判ります。ところが、たまたま通りがかった土曜ガイドの説明を聞いていると、どの花もそう変わりは無いというざっくりとした説明でした。うーん、植物学的にはそれで良いのかも知れないけれど、大雑把しすぎやしないかと思わず突っ込みを入れたくなりました。

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京都府立植物園の花菖蒲は、一部で二番花、三番花のものもありましたが、全体としては一番花が多く、まだまだ見頃は続くと思われます。平安神宮とセットで見に行かれては如何ですか。

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2018.06.01

京都・洛北 京都さつき事情2018 ~金福寺 5.26~

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圓光寺から金福寺へとやって来ました。ここでのお目当てはさつきだったのですが、意外な程咲いていませんでした。

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まだ早かったのかとおもいましたが、つぼみの無い株がほとんどなのですね。これではいつまで待っても咲いてくれそうにはありません。

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念のためお寺の人に聞いてみたところ、今年はこんなものだろうという返事でした。何でも特に手入れを行っている訳では無く、自然に任せてあるのだそうです。なので、毎年綺麗に咲くとは限らないのだとか。

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という事は、綺麗に咲きそろったところを見られたのなら、かなり幸運な年回りだったという事ですね。近年では2013年と2014年が見事だったのですが、偶然状態の良い年が重なっただけのようです。

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まあ、さつきが外れの年でも青もみじが見事な場所なので、そのつもりで来てみるのも悪くないと思います。それでさつきが綺麗なら儲けものというものですよね。

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