京都・洛北

2017.09.12

京都・洛北 小さい秋みつけた2017 ~京都府立植物園 9.9~

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夏の名残りのあった京都府立植物園でしたが、秋の始まりもそこかしこで見つける事が出来ました。例えばこれはカツラの黄葉。この木は他に先駆けて色付きながら芳香を放ち、夏の終わりと初秋の訪れを教えてくれます。

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この黄色い花はオミナエシ。漢字で書くと女郎花。美女(オミナ)を圧倒する(エシ=圧)花という意味だそうですが、女郎とは教養と美貌を持ち合わせた女性というくらいの意味だったのかな。

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こちらはオトコエシ。オミナエシと良く似た仲間ですが、より力強く見える事からそう名付けられたのだとか。一般にはあまり馴染みがないんじゃないかな。漢字で書くと男郎花だそうです。

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こちらはツルボ。ユリ科の植物で、日本のほか朝鮮半島や中国などに分布します。なんと言うこともない花の様ですが、群生していると結構綺麗ですよ。京都では相国寺の大光明寺にも咲いているのでこの後見に行ったのですが、残念ながら盛りは過ぎていました。

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一見して彼岸花が咲いているのかと思って近づいてみたのですが、リコリスの仲間でした。もっとも、彼岸花もリコリスの一種ですけどね。彼岸花にはいくら何でも早いよなと思ったのですが、この後訪れた妙蓮寺ではもう咲いていました。その様子は後日お届けする事にします。

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2017.09.11

京都・洛北 夏の名残り2017 ~京都府立植物園 9.9~

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平成29年9月9日の京都府立植物園です。重陽の節句を迎えたこの日でしたが、園内にはまだ夏の名残りが残っていました。

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夏から咲いていたカンナはまだ盛りを保っていました。相変わらず手入れが行き届いていて綺麗ですね。でも、空の色は夏のそれではなく、秋を感じさせる様になっています。

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ほとんどのところでは終わってしまっている蓮の花も、ここではまだ咲いていました。これって遅咲きの種類なのでしょうかね。

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お盆に飾る花として知られるミソハギも、今を盛りにと咲いていました。元々7月から9月にかけてが花期の様ですが、印象としては真夏の花と思ってしまいます。

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オオオニバスは熱帯の植物なので季節感は判りませんが、日本の屋外で育つのはやはり夏が暑いからなのでしょうね。一日目の花は白く芳香があり、二日目の花は紅く香りがしないそうですが、これはまだ咲いて間無しの花だったのでしょう。どんな香りがするのか、一度試してみたいものだと思います。

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2017.09.07

京都・洛北 夏の終わりに2017 ~赤山禅院 9.2~

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赤山禅院は皇城表鬼門の鎮守とされます。開山は慈覚大師円仁で、中国の神、泰山夫君を勧請して開かれました。

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鬼門を守る寺としての象徴がこの神猿です。金網の中に居るのは、かつて夜になると暴れだし、いたずらを繰り返したからなのだとか。なんだか可哀想な気もしますね。

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ここが赤山禅院の本殿です。本堂とは言わず本殿と言い、社前に狛犬が置かれているのは神様を祀っているからなのでしょう。謂われを知らないと、何とも不思議な光景です。

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この石仏群は三十三観音、十六羅漢。これだけ精緻な彫りの石仏群は、なかなか他では見る事は出来ません。それぞれが違った姿やお顔をされていて、ここを目当てに訪れる人も居る様です。

帰りがけ、参道ではやはりツクツクボウシが鳴いていました。夏の終わりとなると、日暮れも早くなって来ますね。夕暮れが迫る前に、次の目的地に向かう事にします。

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2017.09.06

京都・洛北 夏の終わりに2017 ~鷺森神社 9.2~

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詩仙堂から鷺森神社へとやって来ました。ここで拝殿の前に立つと、ぱっと社前に明かりが点いたのには少し驚きました。いつの間にか人感センサースイッチが付けられていたのですね。面白い事を考えるものです。

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この森でもツクツクボウシが今を盛りにと鳴いていました。夏の終わりから秋が始まるまでの短い間だけ鳴く、季節の移り変わりを告げる小さな蝉です。

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この神社には何度も来ていますが、この八重垣の石は知りませんでした。縁結びの石とされ、悪縁を切り、良縁を結ぶ有り難い石なのですね。この神社のご祭神である素盞嗚命が詠んだ「八雲立つ 出雲八重垣 妻籠に 八重垣つくる その八重垣を」という歌がその名の由来なのだとか。

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夏の終わりの鷺森神社は、いつもより少し参拝者が多かった様に思いました。散策に良い涼風が吹くようになったからでしょうか。次はもみじが色付く頃に、また訪れようと思っているところです。

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2017.09.05

京都・洛北 夏の終わりに2017 ~詩仙堂 9.2~

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詩仙堂の入り口にある門は小有洞と名付けられています。中国の検索ページには仙境を指すとありますね。石川丈山は、自らの住処を仙人の住む場所と例えたのでしょうか。

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詩仙堂は正しくは凹凸窠(おうとっか)と言い、でこぼこした土地に建てられた住居という意味だそうです。詩仙堂とは詩仙の間が中心にある事からそう呼ばれる様になったのだとか。

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丈山は当時の教養人らしく、詩仙堂のそこかしこに中国風の呼び名を付けています。例えば二階の望楼は嘯月楼と言い、月に向かって朗吟する場所という意味なのだそうですね。

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庭園は百花塢(ひゃっかとう)。百ほどの花を植えた場所という意味だそうですが、その名の通り四季に応じた花が沢山植えられています。この日は既にススキの長い穂が伸びていました。

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その百花の一つに秋明菊があります。秋の花の代表格ですが、この時期にもう花を咲かせているのですね。まるで季節を一歩先取りしている感があるな。

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こちらは擬宝珠と水引のコラボレーションです。うっかりすると見落としてしまいそうな地味な花ですが、こんなところにも季節を感じさせる様に演出が施されているのですね。そしてその向こうに見えるのが添水です。その音を動画で拾ってきたのでお聞き下さい。

ツクツクボウシの鳴き声と共に2度添水の音が鳴るのが聞こえたでしょうか。鹿威しとも呼ばれますが、今の鹿や猪は、これくらいの音では驚かないだろうな。やはり少し離れた場所で聞く、風流のための仕掛けですね。夏と秋の狭間を感じた詩仙堂の一時でした。

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2017.08.23

京都・洛北 百日紅2017 ~三宅八幡宮 8.19~

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上高野にあって、子供の守り神として信仰されているのが三宅八幡宮です。社伝によると、この地に住んだ小野妹子が筑紫国の宇佐八幡宮を勧請した事に始まるのだとか。かなり古い歴史を持った神社なのですね。

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この神社にお宮参りすると授与されるのがこの神鳩です。子供が無事に成長するとお返しに来るという慣わしがあるそうですね。2500円と少し高いのですが、境内のそこかしこに置かれており、御利益がある事は確かな様です。

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この三桶八幡宮に隣接して公園が有り、その池の畔で百日紅が咲いています。池の中には噴水があり、今の時期涼しげで良い感じですよ。

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ただ、この日は噴水の高さが以前よりも低く、百日紅の木とのバランスが悪かったのが残念でした。もしかしたら節水しているのかしらん。

この池の畔には半夏生もあって、6月頃には綺麗な花を咲かせているようです。この日は完全に花は終わっていましたけどね。来年は半夏生を見るために、ここを訪れようかと思っているところです。

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2017.08.22

京都・洛北 百日紅2017 ~圓光寺 8.19~

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黒谷から圓光寺へとやってきました。ここでも暑さは変わらなかったのですが、蹲にしつらえられた木槿とススキの葉のしつらえが涼しげで、気分的にはほっとします。

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こちらは強い夏の日差しに晒された奔龍庭です。残暑厳しい感じが伝わって来るかな。

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ここにに来たのはやはり百日紅が目的で、十牛之庭の入り口にあります。でも、花そのものは外から見た方が綺麗ですね。

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ここの百日紅は樹齢何年か判らないけれど、とにかく巨木ですね。これほど見事な百日紅は珍しく、たぶん100年以上は経っているんじゃないかしらん。あるいはもっとかな。それほどの古木でありながら、沢山の花を付けているのは大したものですね。この花だけを見に来る値打ちはあると思いますよ。水琴窟の音を聞きながら花を愛でるのも乙なものです。

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2017.08.17

京都・洛中 第42回京の夏の旅 文化財特別公開 ~旧三井家下鴨別邸~

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今年の京の夏の旅、2カ所目は旧三井家下鴨別邸を訪れてきました。ここは普段から公開されていますが、通常は非公開の二階に上がれるという事なので、立ち寄ってみる事にしました。

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旧三井家下鴨別邸は、この地にあった三井家の祖霊を祀る顕名霊社に詣でる時の休憩所として、大正13年に整備されたものです。

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建物は玄関棟、主屋、茶室からなり、それぞれ大正期、明治期、江戸期の建物である事が判っています。この3つの時代にまたがる建造物が良好な状態で保存されていることから、平成23年に重要文化財に指定されました。

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このうち、主屋は三井家第八代当主高福が、明治13年に三条木屋町上がるに建てた隠居所を移築したもので、当初は鴨川に面して建っていた事が知られています。三階に望楼を持った特徴的な建物で、当時は京都の市街地を一望に出来た事でしょうね。

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これが今回の特別公開の目玉、二階からの景色です。高欄にまで出ると瓢箪型の池が見下ろせ、庭の全容が見て取れます。

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こちらは玄関棟。大正期にこの別邸が整備された際に併設されました。今も拝観者用の入り口として使われており、座敷ではこの別邸の説明が行われています。

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そして、慶応4年の祈祷札が見つかっている茶室です。今回の特別公開には含まれていませんが、普段から借りる事は出来る用ですね。

この別邸は戦後国に移管され、平成19年まで京都家庭裁判所の所長官舎として使用されてきました。でも、いくら建物が立派で、見事な庭が付属していたとしても、実際に住むとなると広すぎるし、設備は古いしで、色々と不便があったことでしょうね。私なら遠慮したいところです。今は文部科学省が所管し、管理は京都市が行っているようです。主屋もまた、茶室と同じように借りる事が出来る様ですよ。イベントを行うには良い所かも知れませんね。

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2017.08.05

京都・洛北 夏の花・カンナ2017 ~京都府立植物園 7.29~

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今の時期、京都府立植物園で目立つ花と言えばカンナです。ただでさえ大型の花ですが、目立つ場所に植えられているので、余計に目に付きます。

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ここは沈床花壇で、入り口に大株のカンナが植えられています。これって植物園だから出来るけど、個人宅の庭だと植える場所を確保するだけでも大変でしょうね。

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こちらは観覧温室前に植えられているカンナで、タキイ種苗が提携して手入れされている様です。実際、花殻は全て取られていたし、これだけ綺麗なカンナはなかなか見る事は出来ません。

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こちらは同じ場所にある白花のカンナ。派手な色合いの花が多い中で、白というのも清楚な感じで良いですね。

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そして、正面玄関前の花壇に植えられていたカンナです。大きな花を、あえて小さく表現してみました。

カンナは夏の花ですけど、花期そのものは秋まで続きます。京都府立植物園でも、秋が深まる頃まで植えられていますよ。花殻が取られていないと少し見苦しくなりますが、鮮やかな花色は健在なはずです。大型の草姿と共に、見に行かれては如何ですか。

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2017.08.04

京都・洛北 夏の庭園2017 ~京都府立植物園 7.29~

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平成29年7月29日の京都府立植物園です。7月も末になり、植物園のしつらえもすっかり夏仕様に衣替えをしていました。

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この日植物園を訪れた目的の一つは、このヒマワリ「ロシア」を見るためでした。6月に訪れた時に苗を植えていたので、楽しみにしていたのですよ。で、小さかった苗は3mまでにも生長し、大輪の花を咲かせていたのですが、どうした事かみんな花が下を向いていたのです。

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これってどういう訳なのでしょうね。小さな花はちゃんと立っていたのですが、花が大きすぎるのか、それとも水が足りないのか。あるいは花が終盤を迎えていたのかな。何にしても、大きな花がピンとしているところを見たかったです。

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蓮は2カ所の蓮池で咲いていました。これは巨椋の曙という品種で、別名キツネバスとも呼ばれます。花の色が四日の間にピンクから白まで変化するからで、見に行く都度に花弁の色が変わるためにキツネに化かされている気分になるという事らしいです。

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こちらはオオバミズオジギソウ。オジギソウに似た水性植物で、葉に触れるとゆっくりと閉じるそうです。試してみたかったけれど、手が届かなかったので諦めました。花はスイトピーに似た、黄色い綺麗な花でした。

明日はこれも夏の花、カンナに焦点を当ててお届けします。

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