京都・洛東

2017.05.20

京都・洛東 京都新緑事情2017 ~無隣庵 5.14~

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岡崎界隈の散歩、最後に訪れたのは無隣庵です。明治の元老、山県有朋の別荘で、明治27年から29年にかけて建設されました。

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作庭したのは七代目小川治平衛ですが、コンセプトは山県自身が指示を出したそうです。まず、東山を借景とし、苔の代わりに芝生を植え、植栽にモミの木を使い、琵琶湖疎水の水を引いた小川を園内に流すというものでした。日本庭園としては型破りなもので、さすがの植治も相当に困ったそうですね。

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造営同時は周囲には何も無かったのですが、その後開発が進み、景観が損なわれる様になりました。このため、周囲の樹木の剪定を最小限とし、目隠しとしていたのですが、その反面せっかくの東山が見えなくなるという弊害も出ていました。近年はこの弊害を除去するために剪定を工夫し、周辺の目隠しの効果を維持しつつ、主山の東山が見える様にするという技術を開発したのだそうです。

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無隣庵は、現在は京都市の管理となっており、茶室や母屋の二階は有料で借りる事も出来ます。また、ライトアップ付きで一晩まるごと借りる事も出来ますが、30万円だそうで、これが高いがどうかは判断に悩みますね。

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無隣庵には洋館もあって、その二階には障壁画が描かれた洋間があります。この部屋で、明治36年に、山県有朋、伊藤博文、小村寿太郎、桂太郎の4人によって日露開戦前の外交方針が決められた無隣庵会議が開かれたとの事です。明治の歴史の岐路がここにあったとは、感慨深いものがありますね。

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2017.05.19

京都・洛東 京都新緑事情2017 ~南禅院 5.14~

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南禅院は南禅寺の塔頭の中でも、南禅寺発祥の地として特別な位置にある寺です。ここは南禅寺の開基である亀山法皇の離宮跡であり、その離宮を寄進し大明国師を開山として発祥したのが南禅寺のはじまりです。

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その本堂には亀山法皇の木造が安置されているはずなのですが、この日は頂相が掲げられていました。たぶん大明国師の頂相なのでしょうか。

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南禅院の庭園は池泉回遊式で、実際に歩いて回ることが出来ます。庭園にはもみじが多く、今の季節には新緑が見事ですね。

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作庭したのは亀山法皇自身で、後に無窓国師によって完成させられたと伝えられます。京都市内に残る唯一の鎌倉時代の庭で、史跡・名勝に指定されています。

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正直言って、少しもみじが茂りすぎな観もあるのですが、その分緑に溢れているとも言えましょうか。拝観料も300円と格安ですし、穴場スポットとしてお薦めの場所の一つです。

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2017.05.18

京都・洛東 京都新緑事情2017 ~天授庵 5.14~

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南禅寺の塔頭の天授庵は、もみじの名所として知られたところです。南禅寺という名所の中にさらに違う名所があるのも面白いですが、本寺とは異なる別世界を持っているからこそ成立する話です。

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天授庵の庭は、苔と白砂、それにもみじを主体としています。そこに松や百日紅、そして沙羅の木が溶け込むようにして配されています。ふと歩いてみたくなる石畳も印象的ですね。

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この日はそれなりの数の拝観者が居たのですが、暫く待っていると誰も居なくなってしまいました。これがこの時期の京都の特徴で、混んでいる様でも意外な程静かな時間を過ごす事が出来るのです。

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なので、この構図の写真も撮り放題です。紅葉時分なら至難の業なのですけどね。あまりに容易に撮れてしまうので、有り難みが少なくなってしまいます。

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南庭では、カキツバタの園芸品種が咲いていました。この花は初めて見たかな。ここの池の主役である睡蓮は、まだもう少し時間が掛かる様でした。また夏になったら、蝉時雨を聞きながら睡蓮を見るのも良いかなと思っているところです。

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2017.05.17

京都・洛東 京都新緑事情2017 ~南禅寺・水路閣 5.14~

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南禅寺の中でも特別な区域が水路閣、サスペンスドラマなどの舞台として有名ですよね。その実態は琵琶湖疎水の分線の一部で、今でも現役の水路として橋の上には水が流れています。

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その水路閣の周辺にももみじは多いですね。今は新緑が彩り、秋には紅葉が映えるという絵になる場所です。

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それらのもみじは、たぶん意識して植えられたのでしょう。和と洋が融合した今の姿は、先人が目指したものだったのかな。

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一つ疑問なのは、水路閣は誰かが洗っているのでしょうか。もし何もしないで放置されているのなら、全体が苔むして緑になっている様な気がするのですけどね。どうなのかしらん。

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こちらは水路閣の終端部。ここはあまり気にする人が居ないでしょうね。この端まで行くと水面を見る事が出来ます。そこには魚を捕ってはいけないという看板があって、実際大きな錦鯉が泳いでいました。琵琶湖には居ないでしょうから、誰かが放したのでしょうね。水路閣の上には錦鯉が居るって、ちょっと面白いと思いません事。

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2017.05.16

京都・洛東 京都新緑事情2017 ~南禅寺 5.14~

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平安神宮から南禅寺へとやって来ました。ここでは平安神宮では盛りを過ぎていたツツジが、まだ見頃を保っていました。一口にツツジと言っても種類が沢山あり、見頃になる時期もそれぞれによって違いがある様です。

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もみじの緑は新緑と言って良いのか微妙なところでしたが、まだ新鮮な色合いが残っていたのでここでは新緑としておきます。厳密には青もみじと言うべきなのかしらん。

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それにしても修学旅行生が多かったな。少人数のグループ行動から団体行動まで様々で、学校によって方針が違うのかしらん。私ならグルーブ行動の方が良いですね。私の頃にはそんなパターンは無かったものなあ。

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もみじの枝を良く見ると、花が散って赤い種に変わっていました。ここまでは早いですけど、種が熟すのは夏を越して秋になってからです。それまでの長い時間枝に止まり続け、秋の紅葉と共に地面に落ちていきます。形がプロペラ状ですから、風に乗れば結構遠くまで飛ぶ様ですよ。

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今はそうやって地面に落ちた種が芽を出している時ですね。もみじの下を探すと、小さな苗木を見つける事が出来ます。もっとも、禅寺などでは掃除が行き届いているので、探すのには不向きかな。もし公園などで見つけたら貰って帰って、小さな盆栽に仕立てるというのも一興ですよ。

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2017.05.15

京都・洛東 睡蓮2017 ~平安神宮 5.14~

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平安神宮では、睡蓮も咲き始めていました。まだ見頃と言うには少し早い感じですが、花そのものは楽しむ事が出来ますよ。

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睡蓮が咲いているのは西神苑と中神苑です。西神苑は花菖蒲、中神苑は杜若と共に楽しむ事が出来ます。

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今咲いているのは主として白と赤の二種類、もう少し経てばさらに花の種類は増えていきます。

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睡蓮の他にはコウホネも咲いていました。小さな花ですが、黄の花色で存在をアピールしています。

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東神苑には睡蓮もコウホネもありません。その代わり、4月には枝垂れ桜が咲き、もう暫くするとサツキが池を取り巻くようにして咲き出します。今年は一部でつぼみが膨らんでいましたが、まだ変化の無い株が多かったので、少し遅めの進行になるかも知れません。行かれる時には、平安神宮のブログ「はんなり便り」を参照されると良いですよ。

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2017.05.14

京都・洛東 カキツバタ2017 ~平安神宮 5.14~

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平成29年5月14日の平安神宮です。今日は中神苑のカキツバタが見頃を迎えていました。

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平安神宮のカキツバタは、4日に開花したそうですが、その後10日を経て満開となっています。1番花はほぼ終わり、現在咲いているのは主として2番花で、一部は3番花の様でした。なので、見頃もそう長くは続かないかも知れません。

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それに花数がすこし少ない感じがしたのは気のせいかな。例年ならもう少し花の密度が高かい様に思うのですけどね。

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でも、今年は大田沢でタイミングが合わなかったので、ここで見る事が出来て満足です。拝観者も少なくてゆっくり出来たしね。

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カキツバタの園芸品種である折鶴も見頃でした。これだけ咲いていると、本当に折り鶴が群舞しているかの様です。この花も2番花になっていましたから、見頃はこの週末くらいまでかな。見ようと思っている方は、急がれた方が良いかも知れませんよ。

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2017.05.13

京都・洛東 京都新緑事情2017 ~智積院 5.7~

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智積院は数年前に庭園が整備されて以来、もみじの名所にもなっています。紅葉時分は勿論の事、新緑もまた見事です。

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萌え出る緑という言葉がありますが、まさにそんな色合いですね。でもこの色もあとわずか、間もなく深い緑色へと変わって行きます。

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明王殿横の小川では、キショウブが咲いていました。新緑と黄色のコラボレーションは、なかなかに絵になります。

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ツツジは境内でも咲いています。東福寺でもそうでしたが、ツツジの赤と新緑の緑のコントラストは鮮やかなものです。

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智積院では紫陽花が元気よく育ち、早くもつぼみを付けていました。今年は桔梗も伸びていましたし、これから見所が続きます。暫くは智積院通いが止められそうにありません。

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2017.05.12

京都・洛東 京都ツツジ事情2017 ~智積院 5.7~

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東福寺から少し歩いて智積院へとやってた来ました。ここは知られざるツツジの名所の一つです。

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ここのツツジが素敵だと知ったのは一昨年の事、試しに寄ってみた庭に見事なツツジが咲いていたのでした。

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この庭は、江戸期と安土桃山期の二つからなります。左手の石組みのある方が江戸期です。安土桃山期はずっと右手、石橋から奥にかけてがそうです。この正面にあるのは江戸期のもの、植えられているのはサツキですね。

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ツツジは中庭でも咲いています。なかなかの咲きっぷりで、色鮮やかなものでしたよ。

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智積院のツツジもそろそろ盛りを過ぎる頃でしょうか。次は少し間を開けてサツキですね。その花が咲く頃に、また訪れてみたいと思っているところです。

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2017.05.11

京都・洛東 京都新緑事情2017 ~東福寺 5.7~

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光明院から東福寺へとやって来ました。ここは期待していた通りに新緑で溢れていました。

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紅葉時分には拝観者で溢れる東福寺ですが、今の時期なら拝観者はごくわずかです。新緑は紅葉に劣らない美しさがあるのに、何とも勿体ないという気がします。

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新緑の下に居ると、実に爽快な気分になりますね。あまりの鮮やかさに、身体まで緑に染まってしまいそうな気がします。

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今の時期なら、境内は新緑だけでなくツツジも見事です。緑と赤やピンクの花の取り合わせはとても綺麗ですよ。

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紅葉時分には禁止されていた通天橋と臥雲橋からの撮影も今なら自由です。本来の東福寺を楽しみたいという人には、新緑の季節がお勧めですよ。


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