
食べ物ネタが続きます。
京都取材は朝から夕方まで出掛ける事が多いので、昼食をどうするかが毎回ちょっとした課題となります。お金が潤沢にあれば老舗料亭を選んで探訪記にでもするのでしょうけど、サラリーマンの小遣いでやりくりしている以上、とてもそんな贅沢はしていられません。それに基本的に一人の時が多いという事もあり、あまりに敷居の高い店には入りにくいという事情もあります。
それでもせっかくの外食ですから、それなりに美味しい物を食べたいというのもまた人情と言うものですよね。これらの条件を満たしてくれるお店と来れば、ラーメン屋さんがまず筆頭に来るのです。
ですので、取材時にはラーメン屋さんにお世話になる事が多いですね。幸いな事に京都はラーメンの激戦区と言われ、美味しいお店が多いのですよ。京都通いを始めた当初は、その日の取材先の近くにどんなラーメン屋さんがあるかあらかじめ調べておき、訪ねて行くのが楽しみでした。今はある程度お気に入りの店が固定しており、どの方面に行けばこの店と決め打ちする事が多いですね。
そんな中で、いくつか方面別に美味しいラーメン屋さんを紹介してみましょう。ただし、私はラーメンの食べ歩きを目的としている訳ではないので、あくまで取材先の近くにあるお店の中で美味しい処を選んでみたという程度です。決して京都全体を見渡してランク付けをしている訳ではないので、誤解なき様にお願いいたします。
まずは、冒頭の写真に掲げた妙心寺の近くから行きましょうか。
この界隈だと、ラーメン「親爺」が一押しですね。妙心寺の南総門から妙心寺通りを東に400m程入った商店街の中にある店で、いかにも古いラーメン屋さんらしい店構えです。スープは醤油味で一見黒くて辛そうなのですが、実際に食べてみると旨味のバランスが絶妙に取れている絶品の味なのです。ちょっと店構えが伝統的過ぎて、観光客、特に女性には入り難い雰囲気があるのが唯一の難点かも知れないですね。
次は大徳寺の近くに行ってみましょう。
近くとは言っても堀川通今出川上がるになりますので少し離れているのですが、「はせ川」というお店です。大徳寺のみならず、京都府立植物園や上賀茂神社など、私の行動半径の真ん中に入る事が多いので、結構良く行くお店の一つですね。鶏ガラと豚骨ベースの醤油味のほか担々麺、塩担々麺などメニューは豊富なのですが、私はあぶりチャーシューの入った醤油ラーメンがお気に入りです。ここは店を見落としやすいのが難点かな。
相国寺近くの「御池ラーメンさまた」は、一回しか行った事が無いのですが、美味しかったという印象が残っています。どうも取材の最初の内に通り過ぎてしまう場所なので、昼時のタイミングに合わないのですよね。
真如堂の近くにも美味しいラーメン屋さんがあります。それが「麺や向日葵」。あっさりとした塩ラーメンで、上に乗っている白ネギとスープが良く合うのです。またトロトロのチャーシューが美味ですね。今出川通に面しており、有名な「ますたに」のすぐ近くですが、私はこちらのラーメンの方が気に入っています。
東山界隈だと、「京風東山ラーメンいしはら」が面白いですね。石塀小路から東山安井の交差点へと降りていく道の途中にある店ですが、この店独特の和風ラーメンが美味しいです。ただ少し甘いという個性的な味で、万人受けはしないかも知れません。通常のシナチクに変わって竹の子が入っているのも面白いですよ。そう言えば、湯葉も入っていたっけかな。また、野菜カレーラーメンも和風スープがベースになており、独特の旨さがあります。ここもチャーシューをバーナーで炙って出す仕組みで、食べる直前に焼いてくれるので香ばしくて美味しいですよ。
東福寺の近くだと「大黒ラーメン」が美味しいですよ。普通の食堂ぽい何気ない店構えなのですが、ラーメンはなかなかどうして本格派です。ここは見かけで損をしているかも知れないですね。
伏見稲荷だと、駅のすぐ東にある「翔龍」が美味しかったです。ここもあまり行く機会が無いのですが、とてもあっさりとしていながら深い旨味のある醤油味でした。ただ、細かくオーダーを聞いて来るシステムなのがちょっと煩わしかったかな。だって、初めて入った店で色々聞かれても判らないじゃないですか。ある程度常連になったら別なのでしょうけどね。
ここに掲げたのは京都ラーメンの中でもほんの一握りの店です。とにかく夥しい数の店があり、それぞれ個性を競っているので美味しいところが多いですよ。困るのは閉店する店が少なからずある事ですね。私の行きつけだった店も何軒か無くなっているのですが、昼食の当てが外れてどうしようとなった事もありました。何より、お気に入りの店が無くなるのは寂しいですよね。
京都は和食ばかりではないという事で、ざっと紹介してみました。たまにはラーメン屋さんも覗いて見てはいかがですか。きっと面白い発見がありますよ。
最近のコメント