大文字

2018.08.17

京都・洛東 大文字送り火2018 ~神楽岡 8.16~

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今年も大文字送り火の季節がやって来ました。お盆に家に帰ってきたお精霊さんを、冥府に送り返すという伝統行事です。

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今は五山の送り火と称されていますが、以前は10の送り火がありました。今年、その内の一つ「い」の字の痕跡が見つかったという報道は記憶に新しいところですね。

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今よりずっと暗い夜空に輝く10の送り火は、それは豪華なものだった事でしょうね。今更復活は無理な話でしょうけど、一度は見たかった気がします。

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火が燃えているのはおよそ30分程。その30分のために、保存会の方は一年を掛けて準備をされます。無論基本はボランティアで、伝統を守るという熱意以外にないのでしょう。このままずっと耐えること無く、五山の送り火が続いて行く事を願うばかりです。

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2017.08.16

大文字送り火

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今日は大文字送り火です。お盆に迎えたお精霊さんを、あの世に送り帰すという行事ですね。私は残念ながら今年も見に行く事は出来なかったので、テレビの中継でご先祖の霊を見送らせて頂きました(写真は全て2015年8月16日に撮影したものです)。

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今年も行くつもりだったのは真如堂でした。境内をあちこち動けば、五山のうち舟形と妙を除いた四つまでが見られるという好ポイントです。

これは大の字に点火された直後の様子。濛々たる煙が上がっているのが判るでしょうか。少し経てば落ち着いて冒頭の写真の様になります。

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境内からでもなんとか見えるのが法の字です。でも、これは境内北口から出て、右手に上っていった丘の上からの方がよく見えますね。

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墓地に行けばぎりぎり見えるのが左大文字です。これも昼間行くと良く判るのですが、電柱や木に挟まれており、ベストポジションは限られていますね。

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そして、鐘楼からかろうじて見えるのが鳥居形です。とにかく小さいので、注意していないとそれと判らないかも知れません。

大文字が終われば京都の夏も峠を越えます。もっとも、今年の夏はあまり夏らしい日が少なかったですけどね。関東ではずっと雨だとか。きっとそれも気が滅入るだろうなあ。これからまだまだ残暑が続きますが、気まぐれな天気に体調を崩されぬよう、くれぐれもご自愛下さい。

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2016.08.16

大文字送り火

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今日8月16日は、大文字送り火が行われました。今年は残念ながら行く事が出来なかったので、過去に撮った写真からの構成となります。

五山の送り火は、お盆の間お迎えしていたご先祖様の霊を、あの世に送り返すという宗教行事ですが、その起源についてはよく判っていません。弘法大師が始めたとも、足利義政が始めたとも言われ、これだけ大規模な行事にしては珍しい事ですよね。

この大文字の文字は見事な筆捌きとして知られ、弘法大師の字とも、近衛信尹の字とも言われます。地元では弘法大師説が信じられている様で、点火の際には浄土院にある小さな大師像が山上に持ち上げられるそうです。

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妙法は二山で一つと数えられ、その文字からも判る様にこの地域で日蓮宗が盛んである事によります。その字の並びからまず最初に妙の字が出来、その後法の字が加えられたと考えられています。法の字は比較的あちこちから見る事が出来るのですが、妙の字は市内から見えるところは限られており、北山通のノートルダム女学院の近くや宝ヶ池自動車教習所などがポイントとなります。

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左大文字は、法恩寺からたいまつ行列が出発するのが特徴です。裏方である保存会にもスポットライトを当てようと始められたそうで、出発時刻には大勢の人がその勇姿を見に来ます。そして金閣寺の裏山へと登って行くのですが、そのたいまつの明かりが山肌を登って行く様は、なかなか風情がありますよ。

山上に運ばれたたいまつの火は一度一カ所に集められ、時間が来るのを待ちます。そして、再びたいまつに火が移されて各火床へと運ばれていきます。その様子を動画にてご覧下さい。

このたいまつが蠢く様があたかも大の字を描いている様に見えて、左大文字は筆順どおりに点火されるという俗説を生んだようです。実際に見ていると、一斉に点火されるのが良く判ります。

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左大文字は標高が低く、文字としては大文字よりも小さいですが、すぐ近くに見えるので迫力はありますよ。見える場所も多く、お薦めの五山の一つです。

今年はテレビで五山の中継を見ましたが、現場は雨で大変だった様ですね。でも、保存会の方達の努力によって無事に点火されたのは何よりでした。さて、来年はどこに行こうかな。

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2015.08.17

京都・洛東 大文字送り火2015 ~真如堂~

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昨日行われた五山の送り火、今年も真如堂へとお邪魔してきました。今年はぱらぱらとした雨模様でしたが、無事に点火されたのは何よりです。

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真如堂は五山のうち舟形と妙を除いた四カ所を見る事が出来るのですが、今年は久しぶりに4つの写真を撮ろうと境内を動き回ってきました。ただ、年々育つ木によってだんだんと見難くなって来ています。特に大文字が見えにくくなったのは誤算でした。そこで、冒頭の大文字は境内の外に出て撮ってきたものです。

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法の字も境内の外で撮ったものですが、真如山荘横の坂道からも見る事が出来ます。以前は元三大師堂の裏から見えたのですが、今は隣地に住宅が建ち、目隠しの塀が出来た事でかなり見難くなっています。

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左大文字は墓地の中から見る事が出来ます。ただ、意外と限定的な場所からしか見えないので、ベストポジションを探すのは大変ですけどね。

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鳥居形は鐘楼から見る事が出来ます。しかし、ここも桜の木が育って、葉の隙間から覗くようにしか見る事が出来ません。写真を撮るのもかなり大変でした。

送り火はお精霊さんを冥府に送る行事ですが、たまには宝探しの様に楽しんでみるのも良いものです。特に今年は鳥居形で護摩木を奉納して来たので、どうしても見たかったというのもありました。これで、御先祖様の霊も、無事に冥府にお戻りになられた事でしょうね。

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2014.08.17

大文字送り火2014 ~神楽岡~

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今年の大文字の送り火は、神楽岡に行ってきました。前日まで広沢池にしてみようかなどと色々迷っていたのですが、天候がどうなるか判らなかったため、一番慣れた神楽岡に落ち着いたという次第です。

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実際、この日の京都は大変だった様で、ニュースに依れば時間雨量100㎜近い雨が断続的に降り、一部では床下浸水まで起きたとの事でした。これでは、とても大文字どころではないかと思っていたのですが、夕刻には雨も上がり、無事に送り火は灯される事が出来ました。

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この日、出町柳に着いてみると例年の如く大勢の人が溢れており、大雨の被害があったとはとても思えない状況でした。鴨川の中の様子は見ていないけれど、デルタなどは増水していてかなり危なかったんじゃないかしらん。

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送り火の保存会の人達の苦労も一通りではなかった事でしょうね。大文字も点火するのに手間取っている様子が見て取れましたし、家に帰ってから録画で見た中継でも、船形や左大文字ではなかなか点火出来なかった様です。気まぐれな天候に振り回されながらも無事に送り火が灯されたのは、一重に保存会の人達の尽力があったからだこそなのでしょう。

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それにしても、神楽岡も随分と人が増えました。昨年まではあまり見かけなかった車が沢山駐まっており、観光バスまで来ていましたからね。それだけ情報が行き渡ってきたという事なのかな。でも、大文字が見えるポイントはいくつもあるし、混雑するという程ではなかったです。見えるのは大文字と法の字だけですが、ゆっくり見るには良いポイントですよ。

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2014.08.15

大文字送り火2014 厄除松明志納 ~左大文字~

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今年も大文字送り火の季節が巡ってきました。この送り火で火が灯されるのが護摩木、妙法を除く4山で一般人でも奉納する事が出来ます。

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我が家は、今年は左大文字で奉納して来ました。場所は金閣寺の総門前、保存会の方がテントを張って受け付けをしておられます。

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ここでは護摩木ではなく、厄除松明と書かれていました。祖先の霊を送るという意味はもちろんあるのだろうけれども、護摩木にはあらかじめ無病息災、家内安全などと記されており、現世利益を祈るという側面の方がより強いのかなという気もします。

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綺麗に整えられた護摩木だけではなく、背後には割木も沢山積まれていました。これは明日、16日にのみ受け付けるとの事でしたが、何か意味合いが違うのでしょうか。

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その割木は、どこか別の場所で割る作業をしているらしく、トラックに一杯積まれて運ばれてきました。火床は53カ所ありますから、まだまだ沢山の割木が必要なのでしょう。目に見えないところで、沢山の人が汗を流されているのですね。

なお、今年から五山のうち、妙法と船形の点火時間が5分ずつ早くなっています。各山の点火の間隔を均等にするためなのだそうですね。変更後の点火時間は、大文字が午後8時、妙法が午後8時5分、船形が午後8時10分、左大文字が午後8時15分、鳥居形が午後8時20分となります。

ただ、今年に関しては天気が気になりますね。雨の具合によっては、点火時間が変更になる可能性もある様ですよ。ご注意下さい。

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2013.08.17

大文字送り火2013 ~神楽岡~

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昨夜の大文字の送り火、今年は神楽岡に行ってきました。まだ行けていない船形にしようか、妙にしようかと散々迷ったのですが、結局一番慣れたところに落ち着きました。

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ここは真如堂がある事が大きいですね。境内にはベンチがあるので座って待てるし、大文字の前に灯籠供養もあるので、ただ待っているだけというポイントとは違う時間の使い方が出来るのです。それにその気になれば、鳥居形や左大文字、さらには法の字までも見る事が出来ます。また、墓地からは船形も見えると法要の説明時にアナウンスされていたのですが、その場所はちょっと判らないのですね。今度行った時に確かめておこうかな。

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神楽岡は大文字を見るには一番良いポイントで、そこかしこから眺める事が出来ます。ここは一番東よりの場所で、特大の大文字を見る事が出来ますよ。

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そして、もう一つ法の字も見る事が出来ます。少し遠いけれど、これだけはっきり見えれば言う事はないですね。

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神楽岡では、東に開けた道ごとに、それぞれ近所から集まった人達が送り火を見ていました。出町あたりだと凄い混雑のために殺気立って来るのですけどね、ここではのんびりとした時間が流れていました。駅から離れているので少し不便ですが、静かに大文字を見送りたいという人にはお勧めのポイントですよ。

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2012.08.17

大文字送り火2012 ~左大文字~

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大文字の送り火、今年は左大文字に行って来ました。遠くからは何度も見ているのですが、近くに行くのは初めてです。

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左大文字は衣笠街道町にある法音寺という寺が世話をしています。ここだけの特徴として、松明の行列が行われると聞いていたので、点火前に訪れてみました。

松明行列の起源は昭和37年と意外と新しく、当時の町内会長の発案だったそうです。送り火を灯す裏方にも晴れの舞台を提供したいという理由だったそうで、今ではそれがすっかり定着しているのですね。

法音寺に着いたのは午後6時45分頃、もう遅いかなと思っていたのですが、まだ門前に人が集まりだした程度でした。でも、時間と共に人が増えて行き、7時頃には街道沿いにびっしりと人波で埋まるという感じになっていましたね。どうやら団体ツアーが何組か来ている様子でしたから、あっと言う間に増えたのかもしれません。

松明が動き始めたのは午後7時10分頃で、まず街道沿いの門火に点火するための火が出ていきます。本格的に松明が動き始めたのは7時20分頃でした。山門から次々に松明を持った保存会の方が現れ、山へと向かわれます。そして中程で大松明が出て来るのですが、その様子は動画に撮ってきたのでご覧下さい。

結構大きなものでしょう。これを山の上まで担いで上がるのですから、相当に大変なんだろうなと思います。

松明の行列は街道を北上し、西大路通を横断して金閣寺の方向へと進んで行きました。それ以上は付いていかなかったのですが、後ろから見ていても沢山の松明が動いていく様子は、なかなか綺麗でしたよ。

その後は衣笠カトリック教会の前まで移動し、点火を待つ事にしました。暫くすると、松明の行列が山に登って行くのが望見されました。火の列が段々と山に登って行く様子は、幻想的に感じましたね。その様子も動画に撮ってきたのでご覧下さい。

少しピントが合っていないのですが、雰囲気は判ってもらえたでしょうか。この火はやがて一カ所に集まり、一つの炎として燃えていました。おそらくは、松明の火は一旦消されたのでしょうね。

左大文字の点火は8時15分なのですが、山上の松明が動き出したのは8時10分頃でした。松明を持った人が、それぞれの持ち場に動き出したのですね。その様子は、まるで大の字を炎で書いていくかの様に見えます。この様子も動画でご覧下さい。

この動きは筆順どおりと聞いていましたが、そうでもないようですね。まあ、中心から動いていくのだから、当然なのかな。そんな感じに見えるというのが正解なのでしょう。

各自が持ち場に着き、8時15分になると、一斉に薪に点火されます。その以前に、暗いながらも大の字が浮かんでいるのが、左大文字の特徴でしょうね。見ていると、暗い大の字が俄に明るくなるといった印象でした。

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衣笠カトリック教会の前に着いたのは7時30分頃でしたが、その頃にはまだほどんど人は来ていませんでした。ここもやはり時間と共に人が増え始め、点火前には歩道上は身動きが出来ない程人で埋まり、車道沿いにも人垣が出来る程になっていました。点火近くになると急に人が増えるのは、どこのポイントでも共通していますね。場所としては左大文字にごく近く、障害物も少なくてなかなか良いロケーションでしたよ。

左大文字をじっくり見たのは初めてでしたが、松明の行列に始まる独自の点火方法が面白かったですね。先祖の霊を送るという宗教行事であると共に、京都の夏を飾る風物詩でもある送り火を、十分に堪能させて頂きました。


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2011.08.17

大文字送り火2011 ~真如堂・神楽岡周辺~

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今年の大文字送り火は、真如堂から始めました。ここは2年前にも来ているのですが、今年はある事をしたかったのです。

真如堂から大文字を見るポイントはいくつかありますが、元三大師堂の前が一番人気でしょうか。ここに来るのは近所の人がほとんどらしく、8時5分ほど前になると急に集まって来るという特徴があります。それまでは閑散としているのですけどね。

いつもの年なら8時丁度に点火されるのですが、今年はなぜか数分の遅れがありました。私の周辺でも何かあったのかという声が聞こえていたのですが、どうやら点火の前に震災被害者に対する黙祷が行われていた様ですね。

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私がしたかった事とは、真如堂を起点に神楽岡を移動しながら大文字を見て行くという事でした。ここに来る度に、大文字だけならどこからでも見えるじゃないかと思っていたのです。

その手始めに訪れたのは真如堂の東北側にあるポイントで、大文字が最も近くなる場所です。これを見た時、思わず「特大の大文字だ」とつぶやいてしました。上の写真とほぼ同じに見えますがこれは縮小率が違うせいで、元の写真同士を比べると1.3倍ほど大きく写っています。

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その近くでは、法の字が見えるポイントがあります。神楽岡から見えるのはこのふたつの送り火で、真如堂の境内に戻れば左大文字と鳥居形を見る事が出来ますよ。でも、この日は今出川通に向かって神楽岡を北上して行く事に決めていました。

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思っていたとおり、ポイントはいくつもありました。東に抜ける道ごとがポイントになっているほか、家並みが途切れる場所からでも見る事が出来ます。広々と見えるという意味では墓地が絶好のポイントでしたね。

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それぞれのポイントでは近所の人達が家の前で送り火を見送る光景が見られ、昔ながらの京都の風情がありました。私の実家でも以前はこんな感じだったのだけどなあ、今は大文字方向にある木が生い茂って見る事が出来なくなっています。

面白かったのは、北に移動するごとに大の字の見え方が変わって行く事でした。斜めから正面へと序々に変わって行く訳で、冒頭の写真とこの写真を見比べるとその違いが判るでしょう。難点は素早く移動しないと最後まで行き着く前に消えてしまう事で、各ポイントでゆっくりしている暇は無かったですね。

ただ、紹介しておいて何ですが、神楽岡は普通の住宅地であり、大勢で押し寄せる様な場所ではありません。また、アクセスも悪いので一般向けでは無いですね。駐車場も無いので、間違っても車で乗り着けたりしてはいけませんよ。

地元の人に迷惑にならない様、少人数で静かに回るぶんにはお薦めのポイントです。

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2010.08.17

大文字2010 ~鳥居形~

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今年も迎えた大文字の送り火、今回は鳥居形を見る為に嵐山を訪れてきました。

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平成22年8月16日の天気予報は、午後から夜に掛けての降水確率が50%とかなりの高率でした。実際、一山向こうの亀岡方面では降っていたらしく、一時は愛宕山が白く霞んで見えた程です。雨が降ったら引き上げるしか無いのかなと半ば覚悟していたのですが、幸いな事にむしろ晴れる方向に進んでくれました。

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嵐山では毎年8月16日に灯籠流しが行われます。開始は午後7時からで、桂川の西側をロープで区切った中を流れていきます。

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この灯籠流しは嵯峨仏徒連盟主催で行われており、1基千円で奉納出来ます。午後9時までの受付でしたから、鳥居形が灯った後も延々と流れ続けていました。どれほどの数が川を下っていったのでしょうね。

もっとも、この灯籠は中之島公園の下流端ですべて回収されており、海まで流れて行くという事はありません。

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鳥居形の点灯は五山の中で一番遅く午後8時20分になります。ここは人が松明を抱えて火床に走って行くという独特の点火方法を採っており、目まぐるしく炎が駆けめぐるのが判りました。動画も撮ったのですけどね、なぜかピントがぼけてしまっており、お見せ出来る代物ではないのが残念です。

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嵐山ならではの光景が、この灯篭と鳥居形のコラボレーションですね。でも、これって結構難しく、川の側に行くと鳥居形が半分隠れてしまうのですよ。護岸の上からだと鳥居形は良く見えるのですが、灯篭があまり見えない上に岸辺に人垣が出来ているので上手く行かないのです。

次に動画をアップしますね。

ちょっと横着をして望遠レンズのままで撮ったので、灯籠があまり映っていませんね。面倒くさがらずに広角レンズに変えれば良かったな。

送り火の日の嵐山には今回初めて訪れましたが、建物や木の為に鳥居形が綺麗に見える場所は意外と限られている様です。灯篭と送り火を同時に見える場所は、さらに限定されますね。送り火だけなら、交通規制のされている渡月橋の上からが比較的見えやすいかな。ただし、混雑も相当ですけどね。

場所取りは相当早くから行われており、午後6時にはめぼしい場所は既に埋まっていました。特に岸辺から鳥居形が見える場所は割り込む余地もなかったです。

ただ、どこのポイントでも共通して言える事ですが、点火してから10分もすると帰り始める人が沢山出て来ます。そこまで待っていれば好ポイントに移動する事も出来る様になるものです。最後の写真はそうやって撮りました。ですから、混んでいてもイライラせずにじっと待つ事ですね。

あと鳥居形のある方向は、点火のずっと前から作業用の火が灯されているので判りやすいですよ。場所取りの目安にして下さい。

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