祇園祭

2017.07.25

京都・洛中 祇園祭・前祭 山鉾巡行2017 ~船鉾~

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船鉾は神功皇后の説話を元にした山鉾で、以前は前祭に参加する船鉾を出陣の船、後祭に参加する大船鉾を凱旋の船と呼び区別していました。元々の呼び名は共に船鉾だった様です。

鉾の形は文字通りの船形で、モデルとなったのは安宅船と呼ばれる実用的な軍船でした。そして、時代と共に懸装品が華美となり、現在の様な豪華絢爛たる姿になったのです。

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中でも蒔絵が施された舵は見事ですね。両面に飛龍文様が描かれており、鉦方側が昇り龍、笛方側が下り龍になっています。

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それにしても、見れば見る程複雑な形をしていますね。これだけの造形を生み出した町衆の想像力には恐れ入るばかりです。

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2017.07.24

京都・洛中 祇園祭・前祭 山鉾巡行2017 ~岩戸山~

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岩戸山は二つの謂われを持つ不思議な山で、天岩戸神話と国産み神話が混在しています。時代によって岩戸山と呼ばれたり、あまのさかほこ山と呼ばれたりしながら、今に至っています。

この動画で注目して欲しいのは屋根の上で、伊弉諾尊(イザナギノミコト)が天逆鉾を突き出しています。これが国産み神話の部分ですね。天岩戸神話としては、櫓の中に男装の天照大神と手力雄尊のご神体が安置されています。なぜこうなたったか確かな理由は判らないのですが、焼失と復活を繰り返す内にいつの間にか混在する様になったのだとか。

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岩戸山は、以前は外国人が曳き手を勤める山として知られていましたが、今は元に戻っている様です。曳き手の数が揃わないとか、何か理由があったのでしょうか。

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山と鉾の外見上の違いは真木か真松かにありますが、稚児が乗っているか否かにもありますね。多くは人形ではあるけれど、やはり稚児が居ないと少し寂しくはあるかな。

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見送りは日月龍唐子嬉遊図の綴織。宵々山の会所で見たものですね。もう一つのヴェネチア図は、今年は用いられませんでした。

明日は船鉾の様子をお届けします。

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2017.07.23

京都・洛中 祇園祭・後祭 宵々山2017 ~鷹山・北観音山・南観音山~

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祇園祭も後半に入り、今日は後祭の宵山です。私は昨日の宵々山に行ってきましたが、やはり前祭に比べると随分と寂しいですね。そのぶん、祭りの風情を楽しめるとも言えますが。

今年の後祭の話題は、復活を目指す鷹山でしょうか。囃子方は既に活動を始めていますが、今年は鉦を新調した事がニュースとなっていました。その澄んだ音色を動画でお聞き下さい。

鉦の新調にあたっては、古い鉦の成分を分析するところから始めたそうですね。そして、制作したのは仏具店だったとか。鉦の専門店は無いという事だからだそうですが、面白いところに目を付けたものです。これも京都ならではの発想なのかな。

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鷹山は北観音山や南観音山と同じ様な曳山だったそうですね。復活したらこんな感じになるのかな。今はまだ囃子方だけだけど、1つ500万円するという車輪は船鉾から、囃子方の乗る櫓は菊水鉾から譲り受けるなど、復活に向けた動きは加速している様です。

でも、山鉾は工芸品の塊の様なものですから、この北観音山の様に煌びやかになるまでは相当の年月と費用が掛かる事でしょう。まずは大船鉾の様に白木から始めるのかな。

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北観音山から南に下ったところにあるのが南観音山。この日は残念ながら来るのが遅かったせいか、子供たちのわらべ歌は聴くことが出来ず仕舞いでした。楽しみにしていただけにちょっと残念でした。

動画に傘が写っているのは、にわか雨が降ってきたからです。私は傘を持っておらず、結構な降り方になってきたのでもう駄目かと諦めて帰り途に付くと止んでしまうのですから、なんという嫌みな雨だったのかしらん。どこかで雨宿りをして、もう少し粘れば良かったかな。

明日は後祭の山鉾巡行ですが、今年は行けないのでもう暫く前祭の山鉾巡行の記事を続ける事にします。

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2017.07.22

京都・洛中 祇園祭・前祭 山鉾巡行2017 ~菊水鉾~

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菊水鉾は、町内に古くからあった菊水井からちなんで名付けられた鉾で、菊の御紋が誇らしげに掲げられています。

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蛤御門の変で焼けた後、昭和28年に復興された昭和の鉾で、年々姿を変えていくという現在進行形の鉾でもあります。

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その一つが七福神を表した胴懸で、昨年後ろ懸けが新調された事により完成しました。その一方で、音頭取りは烏帽子姿であるなど、新旧を併せ持った面白い鉾でもありますね。

この日は動画をいくつか撮ったのですが、人出のせいで制約が多く、上手く撮れたのは菊水鉾と船鉾だけでした。これもかなりあらっぽい撮り方ですが、目の前を鉾が通り過ぎる迫力は判って貰えるでしょうか。

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この日の見送りは深山菊水図。何とも色鮮やかで、美しい見送りですね。他には孔雀図の見送りもあります。これから先、どう進化していくのか興味深い鉾ですね。

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2017.07.21

京都・洛中 祇園祭・前祭 山鉾巡行2017 ~函谷鉾~

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函谷鉾はくじ取らずの鉾。鉾としては長刀鉾に次いで常に二番目に巡行します。

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鉾の名の由来は中国の函谷関にあり、孟嘗君が家来に命じて鶏の鳴き声を真似させ、関を開かせたという故事に基づきます。その事から、鉾頭は函谷関の山稜に掛かる三日月を表しているのですが、慣れないと月鉾と間違えてしまうかな。

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良く判らないのが鉾の呼び方で、巡行中の先頭を行く垂れ幕には「かんこくほこ」とある一方、ホームページには「かんこぼこ」と書かれています。私的には「かんこぼこ」の方なのですが、実際にはどちらが正解なのでしょうね。

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この鉾で特徴的なのが見送りで、珍しい漢字が綴られたものです。他には郭巨山が持っているだけなのかな。これは弘法大師の真筆と伝えられる見送りを複製したもので、密教の経典や弘法大師の書物から引用された金剛界礼懺文が書かれているとの事です。

他にもまだまだ見所があるのですが、函谷鉾の会所には行った事がないので、来年は昼間の内に会所巡りをしてみようかしらん。

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2017.07.20

京都・洛中 祇園祭・前祭 宵々山2017 ~油天神山・太子山~

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東の外れにあるのが保昌山なら、西の外れにあるのが油天神山と太子山です。二つとも油小路通にあり、油天神山はこの通り名からそう呼ばれるとも言われます。

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油天神山の紋は、天神様らしく梅の紋。この地にあった風早家という公家の屋敷に祀られていた道真公の像を今に伝えると言われます。

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ご利益は天神様だけあって学業成就です。ここはとにかく売り子たちが元気いっぱいなのが印象に残りました。その様子をご覧下さい。

これだけ頑張られると、思わず財布の紐も緩むというものですね。実際、売れ行きも良かったですよ。

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会所で目立つのは富士山をモチーフにした見送りです。これは梅原龍三郎画伯の朝陽図を元にした毛綴だそうで、何とも豪華なものですね。

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油天神山から油小路通を南下したところにあるのが太子山です。その名のとおり聖徳太子をご神体とする山で、四天王寺を建立する際、太子自ら良材を求めて山に入ったという故事に基づいています。その時見つけたのが杉の大木だったことから、他の山がすべてご真木に松を立てているのに対し、この山のみ杉を使っています。

太子山では、良く聞くローソク売りのわらべ歌を歌っていました。この時はまだ始まったばかりで調子が出ないようでしたが、帰りがけには声も揃って上手になっていましたよ。

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太子山は一番遠いところにあるからなのかな、沢山の椅子が並べられており、足休めが出来る様になっています。そのせいでしょうか、結構な賑わいを見せる山でもあります。

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会所で印象的だったのは前懸で、秦の始皇帝が阿房宮へ凱旋する様子を描いたものです。会所は薄暗くてあまり映えなかったのですが、巡行の時はとても鮮やかで目立っていました。

明日からは山鉾巡行の様子をお届けします。

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2017.07.19

京都・洛中 祇園祭・前祭 宵々山2017 ~岩戸山~

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鉾町は東は東野洞院通から西は油小路通、南は高辻通から北は三条通の範囲にあります。岩戸山はそのうちの南の端、新町通り高辻上がるに位置しています。

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岩戸山は三つある曳山の一つで、山でありながら囃子方が存在しています。鉾の様な形をしていますが、山である証拠に真木の代わりに松が建てられています。でも、祇園囃子は他の鉾に劣らない見事なものですよ。

宵山の楽しみは各山鉾の数々の懸装品を見て歩く事にありますが、やはり祇園囃子があるとより嬉しいですね。

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これは2種類ある見送りの展示です。以前は無かった様に思うのだけどな、展示法も年々進化して行く様です。

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そして、岩戸山ならではの授与品が食べられる粽です。黒主山では以前から売られていますが、岩戸山でも2年前から売り出したそうですね。前祭で買えるのははここだけなのかな。鉾町にある料亭木乃婦製だそうで、3本千円と少し高いですが、とても美味しいちまきでしたよ。なお、3本のうち一本はニッキ入りでした。

次は混雑を避けて、西側の鉾町を目指す事にします。


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2017.07.18

京都・洛中 祇園祭・前祭 宵々山2017 ~保昌山~

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数ある山鉾の中で、東野洞院高辻という離れ小島の様な位置にあるのが保昌山です。さぞかし閑静な山だろうと思われるかもしれませんが、さにあらず、とても人気のある山の一つなのです。

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人気の原因は御祭神の藤原保昌にあります。和泉式部に求愛し、紫宸殿の梅を取ってきたら受け入れるという無茶振りに応えて本当にやってしまったという人で、以来縁結びの神様として信仰される様になりました。

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縁結びに御利益のある山は他にもあるのですが、ここが一番人気ですね。歩行者天国が始まる午後6時30分頃には、既に大勢の人で賑わっていました。

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保昌山でも人気のあるグッズの一つがこの小さな絵馬。可愛らしい絵馬に願い事を書いていく人が後を絶ちません。

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保昌山のもう一つの御利益が盗難除けです。梅を盗んだという故事が、正反対のご利益になっているのかしらん。何だが面白いですね。

次は鉾町の中心に向かって歩き、岩戸山を目指します。

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2017.07.17

京都・洛中 祇園祭・前祭 山鉾巡行2017 ~長刀鉾~

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平成29年7月17日、祇園祭・前祭の山鉾巡行が行われました。今日は薄曇りの空から時折薄日が差すという天候で、蒸し暑くはあったものの、雨の心配も無く無事に挙行されたのは何よりでした。

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今年観覧に行ったのは新町通、巡行の帰り道にあたる通りです。幾つかの山は別の道を通るのですが、全ての鉾ははここを通るので、まずまず見応えがあります。何より目の前を山鉾が通る迫力はこの道ならではのものです。

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今年は3連休とあってか、新町通も人出が多かったです。なんだか年々増えているような気もしますね。そのせいもあるのかな、交通規制も妙な感じで、四条通から新町通に入れないとか、六角通から先は早くから進入禁止になるとか、あちこち制限だらけでした。

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祭りが前後に分かれてから新町通に来たのは初めてですが、熱中症になりそうな中見ている分には、二つに分けて正解だったと思います。これ以上見ている時間が長かったら、倒れかねなかったですからね。でも、やはりここで見る山鉾巡行は面白い。

明日からは宵々山の続きと山鉾巡行の様子を順番にお届けしたいと思います。

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2017.07.16

京都・洛中 祇園祭・前祭 宵々山2017 ~四条通~

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まだ梅雨明け宣言の出ない京都ですが、真夏と言って良い酷暑が続いています。そんな中、夏を呼ぶ風物詩、祇園祭が始まっています。昨日15日は前祭の宵々山、四条通は歩行者天国となり、大勢の人波で埋め尽くされました。

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この日の人出は19万人でしたが、それでも去年よりは4万人ほど少ないそうですね。昨年来たのは宵山で32万人だったそうですが、体感的には今年の方が歩きにくかったです。たぶん人出のピークに当たったからなのかな。

次に月鉾の祇園囃子で宵々山の風情をお楽しみください。

やはり祇園祭に行けば、この祇園囃子を聞かないと物足りないですよね。京都に夏を呼ぶ音色です。

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函谷鉾では、残念ながら祇園囃子は聞くことが出来ませんでした。今日は例年どおり、提灯落としが行われたのでしょうか。

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ここは、綾小路通から四条通へと抜ける膏薬図子です。少し前までは宵山でも人通りの少ない穴場だったのですが、最近では随分と混み合う様になりました。静かで風情のある良い場所だったのですけどね。

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まあ、これだけ色々なお店が出来てしまっては、仕方がないですか。なので、通りの写真は諦めて雰囲気のあった格子戸を撮ってみました。

明日はいよいよ山鉾巡行です。今年はさてどこで見ようかしらん。

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