京都

2011.10.08

「第47回 京都非公開文化財特別公開」開催

毎年、春と秋に開催されている京都非公開文化財特別公開が、10月23日より行われます。その名のとおり、普段は非公開の社寺に拝観出来るという催しで、この時にしか入る事が出来ない場所が多いため、毎回楽しみにしているイベントです。

今回のリストは京都古文化保存協会のホームページにあるとおりですが、私的には興味のあるところが多いですね。

まずは大徳寺の唐門で、方丈側からは何度か見た事があるのですが、表側はまだ無いのですよね。華麗な装飾が施された桃山建築の代表作の一つで、かつ聚楽第の遺構とも伝えられているこの門を、一度はちゃんと見ておきたいものだと思っています。

次に、同じく大徳寺の孤篷庵も楽しみな場所の一つですね。ここは不定期に公開が行われているようですが、一度も拝観の機会に恵まれておらず、今回は絶好のチャンスだと思っています。特に茶室の「忘筌」は是非見てみたいですね。

三時知恩寺もまだ入った事が無い寺です。白い壁に囲まれた大きなお寺ですが、尼門跡寺院という事もあってか普段は外から眺める事しか出来ません。予備知識は全くと言って良い程ないけれど、それだけに楽しみな寺ではあります。

浄福寺も楽しみなところで、西陣の町中にある庶民的なお寺ですが、旦那衆に支えられてきたからでしょうか、かっちりとした良い感じのお堂が並んでいます。中もきっと凝っているたろうなとは思うのですが、ぜひ見てみたいものですね。

廬山寺の隣にある清浄華院は老人介護施設というイメージが強く、特別公開と言ってもピンと来ないのですが、ちゃんとお堂もあるのですね。そんな程度の知識しかないのですが、何度も前を通っている寺ではあるので、一度は覗いておきたいという気もしています。

あと、冷泉家と法然院も中は知らないですね。これも出来れば寄ってみたい。

これだけ一度に回るのは大変で、よく考えて絞らなくてはいけないでしょうけど、それを選ぶのも楽しい作業ではあります。ネックは拝観料が一カ所800円と高い事かな。

秋の一日、非公開寺院を巡る京の旅もまた良いものだと思いますよ。

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2011.04.16

京都桜事情2011 ~洛中・洛北・洛西 4.16~

平成23年4月16日現在の京都の桜開花状況です。

京都では染井吉野がほぼ終わりに近付き、桜吹雪が舞っています。そして、遅咲きの桜がだんだんと見頃を迎え始めました。

1.妙顕寺

門前の枝垂れ桜のうち、西側の木はほぼ終わりつつあるところです。東側の木は満開を保ってはいますが、盛りは過ぎており、色抜けが著しい状況です。

一方、方丈入り口にある八重紅枝垂れ桜は、やはり満開は保っていますが色抜けがしており、激しい風にあおられて盛んに花びらを散らしていました。この視界一面に花びらが舞う様は、うっとりと見とれてしまう程綺麗でしたよ。

2.妙覚寺

山門前の枝垂れ桜は終了、その西側の八重桜は今が盛りでしょうか。うち一本が半ば枯れた様になっているのが気になるところです。

塔頭の善明院の枝垂れ桜は、満開ではあるものの、見頃は少し過ぎてしまっている様子でした。花付きは良くボリューム感がありますよ。

3.水火天満宮

奥の枝垂れ桜は終盤、手前の八重紅枝垂れ桜は、満開ではあるものの色抜けしているのが見て取れるといったところです。ここは遠くから見ただけで済ませてしまいました。

4.本法寺

参道周辺の染井吉野は終了、本堂前の染井吉野は散り初めでした。ここでは地面一杯に散った花びらが風に舞い、文字通りの花の舞を見せてくれました。

5.雨宝院

歓喜桜、観音桜は満開見頃、八重紅枝垂れ桜は満開ではあるもののやや見頃過ぎ、松月桜と御衣黄桜は咲き始めでした。桜以外では椿が見事でしたよ。

6.平野神社

魁桜は終了、染井吉野は散り初めです。今盛りなのは、大内山、衣笠、白雲、一葉あたりですね。八重紅枝垂れ桜は満開ではあるもののやや盛りすぎ、平野妹背は咲き始め、御衣黄桜と突羽根桜は蕾が膨らんだ程度です。

7.竜安寺

石庭の八重紅枝垂れ桜が満開です。やはり盛りは過ぎていますが、まだ花の色味は残しており、ぎりぎり見頃と言って良いのかな。

桜苑の枝垂れ桜などは満開ではあるものの盛りすぎ、一番鮮やかだったのは枝垂れ桃でした。あと池の周辺にある桜は終了から散り初めまでの混在です。

8.御室

御室桜は三分咲き、八重紅枝垂れ桜はぎりぎり見頃と言って良いのかな。御室桜は、南と北の列はほぼ満開なのですが、中央の二筋ほどが全く咲いていませんでした。ちょっと寂しい光景でしたね。

桜以外では三つ葉ツツジが満開、見頃です。また、もみじの新緑も綺麗でしたよ。

9.上賀茂神社

今盛りなのは斎王桜とみあれ桜、それに賀茂桜です。特に斎王桜のボリューム感は素晴らしい。まさに女王と呼ぶに相応しい花です。

10.椿寺

散椿はまだ沢山花を咲かせていますが、根元一面に花びらが散っており、花期の終焉が近い事を窺わせます。八重紅枝垂れ桜は、満開ではあるものの盛りは過ぎてしまった感じです。

11.成願寺

一条通の大将軍神社の前にある寺ですが、紅枝垂れ桜と八重紅枝垂れ桜が植わっています。うち、紅垂れは白く色抜けがしていましたが、八重の方は比較的色味を残していました。どちらも花付きは良く、盛りの時に見たかった桜ですね。

12.宥清寺

北野天満宮から南に下り、一条通に突き当たったところにある日蓮宗の寺です。ここには本堂の西側に2本の八重紅枝垂れ桜があり、今日は満開ではあるものの、盛りを少し過ぎた状態でした。この2本の木は、遠目には一本であるかの様に見え、ボリューム感はありますね。ここも盛りの時に見たかった桜です。

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2011.04.09

京都桜事情2011 ~洛東・洛北・洛西 4.9~

平成23年4月9日現在の京都の桜開花状況です。

1.光明院
苔と石の庭で知られ、どちらかと言うと紅葉の名所とされる光明院ですが、桜もまた見事です。今日は染井吉野が満開となり、苔とさつきの緑に良く映えていました。ただし、盛りは既に過ぎている模様です。

山門を入って左側にある八重紅枝垂れ桜は、まだちらほら咲きでした。

2.東福寺
東福寺と言えば、修行の邪魔となる桜を切ってもみじを植えたという伝説があり、今でも桜は一本も無いと思われているのではないでしょうか。でも、実際には数本の桜があり、特に通天橋南側の広場では山桜の古木が綺麗な花を咲かせていました。

もみじの萌えだしたばかりの新緑もまた綺麗でしたよ。

3.高野川
堤防沿いに植えられた染井吉野が満開見頃です。まさに今日がピークだったのではないかな。その桜の帯は圧巻と言って良く、染井吉野に関してはここを見ればもう十分と思える程でした。

4.竜安寺
石庭の八重紅枝垂れ桜は三分咲き、庭園の山桜、染井吉野などは満開見頃になっています。

5.京都府立植物園
染井吉野を初めとする桜群が満開、見頃になっています。ライトアップは明日までですから、ご注意下さい。

6.背割堤公園
満開、の様に見えました。何しろ車窓から見た程度ですから、詳細は判りません。

7.嵐電北野線
桜のトンネルが満開見頃になっています。実は初めて乗ったのですが、思っていたよりもかなり短かったです。これなら、線路沿いに歩いた方が見応えがあるかも知れません。


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2010.12.25

京都紅葉事情2010 総集編 洛東・洛西・洛北・洛中

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今回は2010年の紅葉の総まとめとして、タイミングが合わずにアップする事が出来なかったポイントから、印象的な場面をピックアップしてお届けします。

まずは鳥居本から。
ここを訪れたのは11月14日の事で、平野屋さんの嵯峨菊と紅葉のコラボが良い感じでした。ただ丁度見頃が始まったばかりのタイミングだったので、まだオレンジ色が強かったですね。その後の情報によれば、この一週間後位に盛りになっていた様です。真っ赤に染まったもみじを通して見下ろした、平野屋さんの景色を見たかったですね。

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清涼寺の紅葉は、多宝塔周辺と本堂の東側、それに庭園とに別れます。それぞれに綺麗なのですが、境内が広すぎてちょっと散漫な印象も受けますね。それにこの日は宝筐院の後だったので、余計にそう感じたのでしょう。

その宝筐院の紅葉を背景にして撮ってみました。紅葉の美しさでは5分と5分ですね。(平成22年11月27日撮影)

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金福寺を訪れたのは11月19日の事でした。庭園の周囲のもみじが見頃ではあったのですが、一部に散ってしまった木がある一方で芭蕉堂付近はまだ色付き途中であり、ちょっとした端境期の様でもありました。正直言って、評価の難しい状況でしたね。

そんな中で、芭蕉堂周辺で一番色付いていた箇所を逆光に透かしてみましたのですが、結構印象的な絵を撮る事が出来ましたよ。

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圓光寺もまた11月19日に訪れたのですが、ほぼ見頃となっていました。でも、こんな綺麗な紅葉がある一方で、まだ緑を残した木もあって、写真としては絵にしにくかったのも事実です。この数日後が一番の見頃だったのかも知れません。

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曼殊院は盛りに行きそびれてしまいましたね。11月19日に訪れた時には、正面に見えるカエデが色付いていた程度で、後はまだ色付き初めというところでした。

ここは一度で良いから、左のもみじの裏から撮ってみたいです。絵はがきや雑誌では良く見るアングルなのですが、一般拝観者には入る事が出来ないエリアですからね。いつかチャンスが巡って来ないものかしらん。

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庭園が今ひとつだったのに対し、山門周辺は綺麗に色付いていました。また、苔の上では銀杏の黄色ともみじの紅のコラボが見事でしたよ。

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銀杏ともみじのコラボでは、蓮華寺もまた綺麗でした。境内の他のエリアは色付き半ばでしたが、この落ち葉だけは見頃になっていました。盛りの紅葉はまた来年の楽しみに残しておきます。(11月19日撮影)

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銀杏の落ち葉が続きます。鷺森神社は比較的遅く色付くポイントなのですが、銀杏は一足早く見頃を迎えます。その根元には綺麗な落ち葉が積もるのですが、ここは静かな公園でもあるため小さな子供連れが遊びに来るのですね。その幼子が落ち葉と戯れる様は、見ていて微笑ましいものがあります。

まあ、カメラを向けると何を言われるか判らないので、見ているだけなのですけどね。(11月19日撮影)

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京都府立植物園の中でもなから木の森を囲む池の周辺は、紅葉銀座と呼ばれる名所になっています。今年は特に綺麗に染まりましたね。

心残りは、フウの木の盛りが見られなかった事かな。ここもまた、来年の楽しみが残りました。(11月20日撮影)

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妙顕寺は、町中にあってなかなか綺麗な紅葉を見る事が出来るポイントです。でも、今は大規模な補修工事の真っ最中であり、とても風情があるとは言えません。そんな中でももみじはやはり色付くもので、今年も鮮やかな色彩を見せてくれました。

何しろ誰も来ない場所ですから、あれこれ工夫しながらゆっくりと写真を撮る事が出来ましたよ。(11月27日撮影)

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東福寺は、今年一番外したポイントでした。まだ早いとは思っていたのですが、見頃の情報を信じて11月19日に訪れて来たのです。結果はやっぱり早すぎました。

実はこれには理由がありまして、この時期当ブログに「東福寺 紅葉 2010」のキーワードでアクセスが結構あったのですよ。日に数十件単位でしたが、それもなぜか夏の青もみじの記事だったのです。で、なんとなく責任を感じてしまって、様子を見に出かけたという次第です。

東福寺はこの次の週あたりが本当の見頃だった様ですね。きっと人出も最高だったでしょうけど、やっぱり見たかったな。

ただ、一華院で静かにお茶を楽しめたのは収穫でした。外から聞こえて来る東福寺の喧噪を余所に、苔とさつきの庭園を独り占めして抹茶と御菓子をゆっくりと味わう事が出来ましたよ。

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八坂の塔も盛りを逃したポイントでした。ちゃんとした情報は無いけれど、たぶん11月末頃が見頃だったのかな。

この写真を撮ったのは12月4日の事で、境内のもみじは大半が散っていましたね。この名残の紅葉は文の助茶屋さんのもみじで、塔を背景に切り取ってみました。晩秋らしい風情は出ているかなと思っています。

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今年は紅葉のライトアップを見に行こうと思っていたのですが、結局どこにも出かけられませんでした。そんな中で、唯一と言って良いのが祇園白川で撮ったこの写真ですね。まあ、正確には街灯が照らし出した紅葉と言うべきなのでしょうけど、花街らしい華やかさはあると思っています。(12月11日撮影)

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円山公園も今年は綺麗に色付いていました。特に池の周辺が美しかったですね。写真はもみじ越しに見た愛宕山です。火伏せの神が宿る山に相応しい絵柄でしょう?(平成22年11月21日撮影)

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そして、掉尾は龍馬と慎太郎に飾って貰いましょう。今年は龍馬伝に明け暮れた1年でしたからね。ここ円山公園でも、龍馬像に会う為に大勢の人が訪れていました。私が狙っていたのは紅葉に包まれた龍馬像だったのですが、こちらはまだ少し早かった様ですね。

今年は8年ぶりの当たり年と言われていましたが、その評判どおりに程度の良い紅葉が多かったと思います。その一方で、これはと思う紅葉にあまり出会えなかったのも事実で、ピークが連休から月末にかけての短期間に集中したせいかなと思っています。また、12月以降は雨風の影響が顕著で、ボリューム感を無くしたポイントが続出したのも痛かったですね。そんなこんなで、満足感は6~7割くらいかな。

来年はもう少し腰を落ち着けて、今年逃したエリアに絞ってじっくりと回ってみようかと思っています。でも、いざとなると落ち着きが無くなって、自転車に乗って走り回ってしまうのだろうな、きっと。

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2010.11.27

京都紅葉事情2010 ~洛中・洛西 11.27~

平成22年11月27日の京都の紅葉速報です。今日は嵯峨野と洛中を回ってきました。

1.祇王寺

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毎年遅く紅葉が始まる祇王寺ですが、今日は既に盛りが過ぎていました。敷き紅葉も新鮮味が失われていましたし、何時の間に盛りになっていたのでしょうか。

ただ、まだ盛りの木もいくらか残っており、進行が結構ばらばらだったのではないかという気がします。これからはその名残のもみじの落ち葉が敷き紅葉となると思われ、晩秋の風情を味わう事は出来ると思います。例年よりは落ちるでしょうけどね。

2.厭離庵

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上の庭のもみじが見頃になっていました。受付の人に聞いたところでは、明日には散り始めるのではないかという事でした。下の庭は見頃とパステルカラーの混在で、見頃まではあと少しという所です。

来週前半あたりが、敷き紅葉と盛りの紅葉の両方を見る事が出来る一番の見頃となりそうですね。

3.宝筐院

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今日は境内全域で見頃となっていました。正確には散り際からパステルカラーまでが混在していますが、見頃の木が一番多かったですね。もう暫くは楽しめそうですが、人出も最高でしたよ。

4.清涼寺

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庭園は見ていないですが、境内は散り際から見頃一歩手前まで混在しています。全体としてまずまずの見頃と言っても良いのでは無いでしょうか。ただ、多宝塔周辺のもみじは、あまり状態が良くなかったです。

5.大沢池

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一見して見頃かと思ったのですが、実際に池の周囲を歩いてみると、見頃から緑の木までの混在になっていますね。特に、池の北岸にあるもみじのトンネルは緑が多いです。全体として、盛りまではあと少しなのかな。

6.大法院

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まさに今が見頃ですね。恋する京都を見て以来の念願が叶いましたよ。ただ、ここが見頃という情報が広まっているのでしょうか、座敷に入るのに時間待ちが生じる程の混雑ぶりでした。団体さんも来ていた様でしたよ。

7.北野天満宮

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境内の北にある大銀杏が見事に染まっていました。ただ、落葉が激しく、明日には裸木になってしまうかも知れません。

御土居には入っていないのですが、神社の人の話では、まだ見頃には少し早いのではないかとの事でした。外から見た限りでは、上部の方だけが赤く染まっていた様に見えました。

8.本隆寺

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本堂前の大銀杏がとても綺麗に染まっていました。ただ、ここも落葉が始まっているので、そう長くは保たないかも知れません。

会館前にあるもみじは色付き半ばで、見頃までにはもう少し掛かりそうでした。

9.堀川通

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銀杏がとても綺麗に染まっています。ただし、写真の様な見頃の木から散り果ての木までが混在しており、もう間もなく終了になりそうですね。

10.本法寺

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境内の大銀杏はまだ緑が混じっており、見頃まではあと少しです。三つ巴の庭は中央のもみじが綺麗に染まっていますが、右側のもみじは盛りが過ぎています。さらにその右側のもみじは見頃の一歩手前といったところですね。

ここは訪れる人は誰もおらず、この素敵な庭がずっと貸し切り状態でしたよ。

11.宝鏡寺

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塀越しに見ただけですが、結構綺麗に色付いています。しかし、よく見ると中の方はまだ緑であり、盛りにはまだ至っていない様ですね。

12.妙顕寺

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依然として工事中であり風情は全くありませんが、門前から参道にかけてのもみじは綺麗に色付いています。色付き方は木によってさまざまですが、もみじの葉だけを撮るぶんにはうってつけの場所かも知れません。ただ、平日は工事車両が行き交っているかも知れませんね。

13.相国寺

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境内のもみじが色付いています。特に鐘楼の南側にあるもみじが最高潮の色になっていました。後は盛りまであと少しという木が多かったかな。

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2010.11.19

京都紅葉事情2010 ~洛東・洛北 11.19~

平成22年11月19日現在の紅葉情報です。今日はお休みを貰って洛東と洛北の名所を巡ってきました。全体として、色付いてはいるものの盛りにはまだ早いというところが多かったです。

1.光明院

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まだほんのりと色付いたという程度です。見頃になるのは来週以降になりそうですね。山門前の一本だけは5分程度の色付きです。

2.東福寺

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見頃という情報に勇んで出かけたのですが、はっきり言って期待はずれでした。臥雲橋からの景色は確かに見事なのですが、境内に入ると緑の木が多く紅葉はまばらに感じてしまいます。色付きもまだ浅い木が多いかな。先に色付いていた通天楓も散り始めているものが多く、なんだか端境期の様ですね。

中には綺麗な木もあるので、それなりに楽しめるのはさすがですが、息を呑む様な景色を期待して行くと裏切られる事になります。もう少ししてからの方が本当の見頃になると思われます。

3.泉涌寺

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御座所庭園のもみじのうち、雪見灯籠近くの二本が見頃になっています。この木々が色付いているだけで結構見応えがありますね。あと、庭の奥にある木も見頃と言っても良いのかな。残りの木はまだ色付き半ばで、盛りまでにはもう少しといったところです。

4.善能寺

楓の木が比較的色付いている外は、まだ色付き始めだばかりです。見頃までにはもう少し時間が掛かりそうですね。

5.来迎院

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結構色付いているのですが、まだ盛りには至っていない様です。緑の部分も残っているで、少し物足りない感じがします。

6.今熊野観音寺

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本堂周辺、特に大師堂周辺で見頃になっています。それ以外の場所では色付き半ばで、まだ物足りない感じですね。

7.真如堂

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花の木など楓を中心に見頃になっています。もみじは本堂前の木が綺麗ですね。

塔の前の木は色付き半ばといった感じで、盛りまではあと少しでしょう。塔の東側のもみじは結構色付いています。

参道は色付いた木もありますが、まだ緑の方が勝っている感じです。

本堂南側も色付いていますが、まだ物足りない感じの色ですね。来週半ば頃には綺麗になっているかも知れません。

本堂裏側はまだ緑基調です。そんな中で、書院へ繋がる廊下横の木がオレンジ色に染まっていて、灯籠と絡めるとそれなりに絵になります。

あと銀杏が綺麗に色付いていましたよ。

8.金福寺

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庭園周辺のもみじはほぼ色付きました。特に南側の木が綺麗ですね。芭蕉堂周辺は色付き半ばといったところで、盛りまでにはあと少し掛かりそうです。坂の途中にある小さなもみじは散り果てになっていました。

9.詩仙堂

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まだ色付き半ばといったところですね。一部の木で見頃になっているので、それなりには楽しめます。来週半ば頃には相当に綺麗になっているのではないかな。色付き方は悪くないですよ。

10.圓光寺

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ほぼ見頃と言って良いのでしょう。今日回った中では一番でした。週末に訪れる場所としては一押しですね。まだ色付きが浅い木もあるので、もう暫くは楽しめそうです。

11.曼殊院

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参道、弁天池周辺、山門周辺で見頃になっています。特に山門前の木が綺麗に色付いており、記念写真の人気スポットになっていました。

庭園は一本の楓が盛りになっている外はまだ色付き半ばですね。盛りにまでは時間が掛かりそうです。

上之台所前の庭では、もみじが綺麗に色付いています。それと大きな木、たぶんフウの木が黄色く色付いていて綺麗でした。

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2010.09.25

京都 彼岸花・萩2010 9.25

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平成22年9月25日現在の彼岸花と萩の速報です。

まずは彼岸花から。

清水寺

舞台下の彼岸花は開花したばかりです。まあ派手な花ですので、一応は見られますね。でも、見頃にはほど遠く、たぶん今週半ば頃が盛りになるのではないかな。舞台下はそれなりのシュートが出ているのですが、西に移動する程数が減り、全体としては例年よりやや少なめです。

興正寺別院

ここは以前に比べて数が極端に減りました。しかもまだ開花していません。彼岸花としては、わざわざ見に行く程ではなくなったかな。

真如堂

出ているシュートに対して開花している割合は5分か6分といった程度ですね。ですから、開花率は高いのですが、花数は例年より少なめです。特に参道階段北側の斜面がかなり少ないですね。

ここは参道以外でも咲いていて、薬師堂前とその西側の灯籠の周辺でも花を見る事が出来ます。数は少ないですけどね。

相国寺

傾向は真如堂と似ていて、開花率は高いものの、花数がやや少なめです。特に法堂前や経蔵周辺はほとんど咲いていません。

妙蓮寺

ここは花数は昨年以上かも知れません。ただ、まだ開花したばかりの様で、3分咲きといった程度でしょうか。

主として芙蓉の蔭で咲いているのであまり目立たないのですけどね、目の前で見られるという事では一番かも知れません。

平野神社

ここもシュートの数に対しては5分から6分咲きといったところですが、やはり花数が少ないです。例年の6割といったところかな。ムラサキシキブ(コムラサキ)の実の付き方も少ない様な気がしました。

嵯峨野

さすがに大原と並ぶ京都最大の彼岸花の名所の一つだけあって、他の場所と比べると結構見応えがあります。ただし、ここも例年に比べると数は少なめで、かつ開花も遅れています。一番綺麗な時を知っている人が行くと、少しがっかりするかも知れません。

開花状況は場所によってまちまちで、既に見頃を迎えている場所があると思えば、シュートだけが出ている場所もあるといった状況です。

次は萩です。

常林寺

やっと5分咲き程度になってきたかなというところです。でも、最盛期に比べるとまだまだ物足りないですね。まだつぼみが沢山残っていたので、これからに期待かな。

迎称寺

やっと咲き出したというところです。でも、まだ咲いていない株の方が多く、咲いている株もちらほら咲きといったところです。ここもつぼみは沢山出ているので、これから見頃を迎えるのでしょうね。

真如堂

ここも迎称寺と似た様なもので、茶所の前の株が少し咲いているくらいで、あとはほとんど咲いていません。良くてちらほら咲きかな。

以上のレポートは、明日以降順にアップして行きますね。

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2006.05.26

ジョン・レノンと俳句

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遅き日や 谺(こだま)聞こゆる 京の隅

もう20年以上前になりますが、新聞の記事でジョン・レノンが作った俳句として紹介されていたのがこの句です。うろ覚えながら、オノ・ヨーコとお忍びで泊まった嵯峨野の旅館において色紙に残したもので、英語で詠んだものを日本語に訳したのだろうと書かれていたと思います。その英語版は次のとおりです。

On a long spring day echoes heard in corner of Kyoto

これは私の記憶に依るものなのでちょっと怪しいですけどね、なかなか上手いものだと感心したものです。以来、ずっとこれはジョン・レノンのオリジナルだと信じていました。

ところが最近になって知ったのですが、この句は与謝野蕪村の作だったのですね。とすれば、ジョン・レノンはこの句を知っていて、それを英訳したというのが正解になるのでしょうか。蕪村がどこで詠んだのかは判りませんが、京都の奥座敷と呼ばれる嵯峨野にぴったり来る作品ではあります。

ジョン・レノンは俳句を世界でもっとも美しい形式の詩だと語った事があり、その詞にも影響を受けているのだそうですね。すっかり日の長くなった春の日に、今は亡きアーチストと京都の繋がりに思いを馳せて古都を歩いてみるのも良いものですよ。

 

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2005.07.24

祇園祭 花笠巡行

今日7月24日は、祇園祭の花笠巡行の日です。今回は2人の息子達に頼んで、取材をして来て貰いました。

花笠巡行というのは、かつて山鉾の巡行が前祭(7月17日)と後祭(7月24日)に別れていた事の名残で、昭和41年に後祭が前祭に合流した後を受けて始められた行事です。比較的新しい分、伝統に縛られるところがなく、何でもありという感じが魅力になっています。

行列は午前10時に円山公園を出発し、四条通りを西に向かって河原町通りを北上、御池通を経て寺町通りに入り、今度は四条通りを東進して八坂神社に帰るというコースを辿ります。このうち寺町を通るというのは、多分以前の後祭を引き継いでいるのでしょうね。かつては寺町通りを鉾が巡行していたと聞きますから。

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まずは、先祓の子供神輿。数基の神輿や太鼓の山車が次々に通り過ぎていきます。

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これが、祭りのシンボルとでも言うべき花笠。この写真には写っていませんが、大勢の子供達が綱を引いて動かしています。なかなかに鮮やかな飾り付けですよね。

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これは、幌武者の行列。幌武者は戦国時代に本陣からの使いとして戦場を駆け回った武者の事で、一目でそれと判るようにこの幌を纏っていました。それだけに標的にもされやすく、知勇兼備の者が選ばれたと言います。ただ、それがなぜここに居るのかは判りませんが...。

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これは、鷺舞花笠。鷺舞は、鎌倉の頃に奉納されたという記録があるもので、その後長く途絶えていたのですが、昭和31年に津和野に保存されていた舞を逆輸入して復活されました。鷺舞の奉納は、16日の宵山の日に行われています。

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これは花傘娘の行列の先頭を行く山車。この後に花笠を手にした娘達の行列が続きます。

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これは、祇園東の綺麗所を乗せた山車。さすがに華やかですね。

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こちらは先斗町の綺麗所の山車。花街も祭りの演出に一役買って出ているのですね。

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鷺舞の扮装をした行列。頭に付けた赤い傘がなんとも綺麗です。

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函谷鉾のお囃子を乗せた山車。やっぱり祇園祭ですから、祇園囃子が無いと盛り上がりに欠けますよね。

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周囲は大変な人混みで、場所を取るのも大変だった様です。暑さも半端ではなく、沿道の店が氷柱を奉納していたそうです。道行く人は、みんなこの氷を触っていたとの事でした。最後はこの氷を見て、涼を取って下さい。

今日24日は、午後10時から神輿が神社に帰る還幸祭があります。そして28日に神輿洗いが行われ、実質的に祭りの幕は閉じられます。そしてそのころ、京都の夏の暑さは最高潮を迎えます...。

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2005.07.20

京都 祇園祭 宵山残照

今更の観もありますが、先日アップしきれなかった祇園祭宵山の山鉾の紹介です。

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まずは、長刀鉾。その名の由来は、鉾の先端に掲げられた大長刀から来ています。この長刀は三条小鍛治宗近の作とされ、以前は本物が掲げられていましたが、現在は木製の模造品に銀箔を貼ったものが使われています。この鉾は籤取らずの鉾の一つで、毎年行列の先頭を切り、その長刀で疫病邪悪を祓うとされています。まさに、祇園祭の原典のような鉾ですね。

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この鉾は、函谷鉾。その名は中国の故事に由来するもので、天下第一の関所と呼ばれた函谷関の名を取ったものです。戦国時代の斉の宰相であった孟嘗君が趙の国を訪れた時、武霊王の策略によって危うく殺されそうになります。その脱出行の途中にあった函谷関は夜には閉じられ、鶏の鳴き声と共に開かれる事になっていました。そこで孟嘗君は、鳴き真似の上手な家来に命じて鶏の鳴き声をさせると、夜中にもかかわらず鶏が次々に鳴き始め、守備兵が朝が来たと勘違いをして関門を開けてくれたために、あやうく難をのがれる事が出来ました。鉾の装飾もその故事に基づいており、この鉾の先端に付けられた三日月と山形は山中の闇を表し、真木の上部に孟嘗君が、その下には雌雄の鶏が祀られています。
この鉾もまた籤取らずの一基で、長刀鉾に次いで常に二番目を行くことになっています。

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ビルと競うように聳えているのは月鉾。鉾の名の由来は古事記にあり、伊弉諾尊(いざなぎのみこと)が黄泉の国から戻った時にお祓いをした際に、左眼を洗って天照大神、右眼を洗って月読尊を生んだという神話から来ているそうです。その名の通り、鉾の先端には横40cm、上下24cmの三日月が飾られ、天王座には月読尊が祀られています。
しかし、こうしてみると鉾というのは恐ろしく高いという事が判りますね。それもそのはず、この月鉾は鉾の中でも最も高いもので、地上から月の先端まで26.7mあるとされます。

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ビルの谷間から一転して、町家と調和した佇まいを見せているのは放下鉾。こういう情緒ある風情が、祇園祭の真骨頂ですよね。鉾の名は、「天王座」に放下僧の像を祀っている事に由来しています。放下僧とは、神社や寺の境内で曲芸を演じ、勧進興行を行っていた人々の事を指します。鉾の先端の飾りは、日・月・星三光が下界を照らす形を示すとされ、その形が和菓子の州浜に似ているところから「すはま鉾」とも呼ばれています。

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この見事な蒔絵は、船鉾の舵の部分です。こんなところの装飾にまでも、神経を配っているのですね。船鉾は、神功皇后の新羅出征神話にちなんだ鉾で、住吉明神、鹿島明神、竜神安曇磯良と併せた四神が、満珠千珠を捧げて舳に立つ四神像の人形を乗せています。この出征の時に皇后は臨月だったのですが、目的を遂げるまで出産をしないようにと腰に石を巻き付けて出陣し、無事に筑紫に戻ってから後の応神天皇を産んだされます。このことから、ご神体には晒しを巻いて置くのだそうですね。そうした由来から、ここでは安産のお守りと腹帯が売られています。
また、船鉾は本来二基あったのだそうですね。この鉾は出征の船として先の行列の最後尾を勤めるのですが、元は現在休み山となっている大船鉾が後の行列の最後尾を勤めて、凱旋の船と呼ばれていました。大船鉾は幕末の戦火で焼けてしまって今は無いそうなのですが、この船鉾と同型の華麗な鉾だったとの事です。なんとも惜しい気がしますね。

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この巨大なカマキリは、その名の通りの蟷螂山の装飾です。祇園祭唯一のからくり人形で、この鎌や脚が動くほか、羽根を大きく広げて見せてくれるなかなか楽しいカマキリです。中国の古典に、「蟷螂の斧をもって降車の隊を防がんと欲す。」とあるいわゆる「蟷螂の斧」の故事にちなんだもので、応仁の乱以前からあったものらしいですね。しかし、幕末の戦火にあって破損した後は休み山となっていたのですが、昭和53年に町内の人々の努力によって修復され、巡航に復帰する事が出来ています。

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宵山を飾る山形の提灯。ここに灯りが入るのは、また一年後の事ですね。あの熱気を楽しむ事を夢見ながら、来年を待つことにしますか。

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