京都・洛東 お茶の花2018 ~建仁寺 10.28~
今、建仁寺ではお茶の花が満開になっています。生け垣が白ぽく見えるほどで、今年は特に多い様に感じますね。
建仁寺とお茶の繋がりは、開山の栄西禅師に始まります。栄西は中国からお茶の種を持ちって栽培し、喫茶養生記を著して普及と奨励に勤めました。お茶そのものは奈良時代には入ってきていた様ですが、本格的に広めたのが栄西禅師だったのですね。
その縁で建仁寺の生け垣はことごとくと言って良いほどお茶の木で、今の季節は白い花を咲かせます。観賞用ではないので形は地味ですが、白に黄色のおしべがなかなか綺麗ですよ。
ところで、建仁寺のお茶の花らしい写真を撮ろうとあーでもない、こーでもないと生け垣にくっついて撮っていたのですが、そのうちに耳元でブーンという羽音が聞こえてきました。またクマンバチでも来たのかなと初めは気にしていなかったのですが、ふと横を見ると巨大なスズメバチが目の前を飛んでいました。慌てて飛び退いた事は言うまでもありません。しかもよく見ると生け垣のそこかしこに何匹も居るのですね。どこに巣があるのか、花の少なくなるこの時期、お茶の花はスズメバチにとっては貴重な食料源の様です。
祇園の真ん中でスズメバチに襲われたなんて事になったら新聞沙汰になるところでした。早々に退散する事にしましたが、建仁寺に行かれる事があったらスズメバチにはくれぐれもご注意下さい。町中だと思って油断していると大変な目に遭いますよ。
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