京都・洛中 京の七夕2018 ~御土居ライトアップ 8.11~
北野天満宮のもう一つのイベントが、御土居のライトアップです。御土居とは豊臣秀吉が築いたもので、堤防と城壁の両方の機能を兼ねた施設です。京都をぐるりと取り囲み、一説には京都を城下町化しようとしたのだとか。この御土居によって洛中と洛外の区別が出来上がったのですが、その後町の発展と共に邪魔者扱いにされ、ほとんどが取り壊されてしまいました。しかし、今でもその名残が何カ所が残っており、北野天満宮の西側の紙屋川沿いにもその一つがあって、史跡に指定されています。
御土居沿いには沢山のもみじや梅が植えられており、梅や新緑の季節、それに紅葉時分には特別公開が行われています。京の七夕でも夜間にライトアップが行われ、自由に出入り出来る様になっています。他の季節と違って無料というのが嬉しいですね。
この日はどういう訳か御土居を歩く人が少なく、ちょっと怖いくらいの雰囲気でした。人が多すぎるというのも風情がないですが、少なすぎるというのも考え物ですね。
そんな中で、やはり絵になるのは鶯橋ですね。季節になると、この橋の付近で鶯が鳴く事から名付けられたそうですが、朱塗りの橋はライトアップされると一層景色に映えて見えます。この日は鶯ならぬフクロウの鳴く声が、遠くから絶え間なく聞こえていました。
御土居を歩いているうちににわか雨に遭ってしまい、あわてて雨宿りに走るというハプニングがありましたが、ライトアップされた境内は普段とは違った雰囲気に包まれており、夏の宵を楽しませてもらいました。北野紙屋川エリアの会期は8月16日までとなっていますので、まだ行かれていない方も間に合いますよ。閉門は21時です。
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