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2018.06.03

西郷どん 第二十一回「別れの唄」

男子誕生に喜ぶ西郷。

赤子誕生に沸く島人たち。

子に菊太郎と名付け様とする西郷。
いずれ薩摩で生まれる子のために菊次郎とすべきだと佐民。
菊次郎のために祝い歌を歌う愛加那たち。

鶴丸城。
小松帯刀らと共に、側近に取り立てられた正助こと一蔵。
久光出府のために上洛を命じられた一蔵。

一蔵たちの働きかけによって帰藩命令が出た西郷。

鉄製の絞り器を土産に西郷を迎えに来た一蔵。
再会を喜ぶ二人。

愛加那の心づくしのもてなしを受ける一蔵。
帰藩命令を聞くも、断る西郷。
薩摩の顔として帰藩をと説得する一蔵。
自分はここで人の愛を知った、ここは極楽だと西郷。

一蔵に西郷は帰らないと愛加那。
西郷は薩摩の宝、返して欲しいと頭を下げる一蔵。

一蔵から託された物を西郷に見せる愛加那。
それは斉彬から授かった小刀でした。
一蔵らしいと笑う西郷。

一蔵の言葉に悩む愛加那。
2人目の子のためにも強くなれと愛加那を励ますユタ。

島に残りたいとの文を書く西郷。
その文を破き、薩摩に帰れと言って飛び出した愛加那。

愛加那はうちに居ると言いに来た佐民。
2人目の子が出来たと知った西郷。
あなたの居るところはここではないと佐民。

海辺に佇む愛加那を見つけた西郷。
役目を果たした後は、必ずここに帰ってくると西郷。

薩摩に帰る日。
愛加那をはじめ唄で見送る島人たち。

力強く生きていく愛加那。

「今回は薩摩に帰る西郷と愛加那の別れが描かれました。懸命に試練に耐える愛加那が健気でしたね。」

「西郷に帰藩命令が出たのは、菊次郎が生まれ、新しい家を建て、田畑を買った直後の事でした。菊池源吾として生きていくとあきらめが付き掛けていたところへの命令でしたから、西郷も複雑な心境だったんじゃないかな。」

「この3年半ぶりの帰藩命令は、ドラマにあった様に久光が出府するにあたり、諸侯に顔の利く西郷が必要とされたためでした。無論、そういう世論を作り上げていったのは藩内で力を持った精忠組の面々で、その代表格が一蔵でした。囲碁に事掛けて久光に接近して行った一蔵の努力が実を結んだのですね。」

「久光が出府を急いだ理由はいくつかあると言われます。一つはこの時期長州藩が長井雅楽の主導する航海遠略策によって幕府内で勢力を築きつつあり、薩摩としても遅れを取る訳には行かなかった事が上げられます。しかし、久光自身が無位無冠の身であり、またこれまで他の諸侯と交際した事もなく、何の下交渉なしでの出府は無謀だと知っていました。そのために西郷の名と顔が必要だと進言されれば頷く他はなかったのでしょう。」

「ただ、ドラマではしおらしい事を言っていた西郷でしたが、実際には愛加那は西郷にとってはあくまで現地妻に過ぎなかった様です。それは西郷が後に愛加那の事を「召使い置き候女」と知人に当てた手紙に書いている事からも伺え、どこまでも島人との間には距離があった事が知れます。」

「愛加那には可哀想な話ですが、当時の薩摩人としては自然な感情だったのでしょう。このあたりは現在の物差しで判断してはいけないところなのでしょうね。しかし、愛加那は強い人であったらしく、西郷が居なくなった後でも二人の子を無事に育て上げ、その後も一人で島で暮らし続けて生涯を終えました。」

「西郷のために弁護すると、愛加那の下には帰らなかったものの、二人の子については後にちゃんと面倒を見ています。そのあたりは今後描かれる事があるのでしょうか。」

「史実はともかくとして、ドラマを貫いていた島唄は実の籠もったものでした。言葉は判らないけれども、実際に聞きに行きたくなる様な切ない唄でした。」

「次回は薩摩に帰った西郷が、一波乱を起こす様ですね。有名な台詞も出てくる様で、今からその場面が楽しみです。」

(参考文献)
「西郷隆盛」 「西郷隆盛 維新150年目の真実」 家近良樹著 「西郷隆盛 手紙で読むその実像」 川道麟太郎著 「西郷隆盛53の謎」 原口泉著 「勝海舟と西郷隆盛」 松浦玲著


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