京都・洛東 菩提樹2018 ~真如堂 6.9~
智積院から長躯、真如堂へとやって来ました。ここでのお目当ては菩提樹の花です。
菩提樹は本堂の前にあり、樹齢250年以上という立派な古木です。本場のインドの菩提樹とは別種ですが、日本ではお釈迦様がその下で悟りを開いた木として大切にされています。原産地は中国で、日本に伝えたのは栄西とされています。
菩提樹は他の寺でも見る事が出来ますが、なぜか真如堂の木が最も有名ですね。たぶん、250年という樹齢と立派な樹形、それに大人の背丈ほどの高さで咲く事から、マスコミが取り上げるからでしょうか。
花自体は小さくて地味ですが、無数と言って良いほど沢山の花が咲き、何より芳香が素晴らしい事が人気の由来です。この日も木の下に入ると、特有の高貴な香りが漂っていました。ただ既に盛りを過ぎており、半ば痛んだ花が多くなっていました。今日あたりは花が終わって、結実が始まっている頃かな。
菩提樹と共に、この時期人気があるのが沙羅の木、夏椿です。こちらはまだ咲き始めたところで、つぼみも沢山あり、見頃はこれからです。惜しいのは掃除が行き届いているので、落花があまり見られない事かな。諸行無常の風情はないけれど、初夏らしい清楚な花はなかなか素敵ですよ。
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