京都・洛北 池田屋騒動殉難烈士の墓 ~三縁寺~
元治元年6月5日深夜、京都三条小橋袂の旅籠、池田屋で、勤皇の志士たちが新選組によって襲撃されるという事件が起こりました。これが世に有名な池田屋騒動です。
この騒動で亡くなった志士は宮部鼎蔵を初め9名、それぞれ首実検によって身元が特定され、亡骸は当時三条大橋東詰にあった三縁寺に葬られました。
事件当時は罪人扱いだった志士たちも、明治維新後は名誉を回復され、勤皇の志士として官位を追贈されて、神式で葬り直されています。この鳥居がその証しですね。
墓はちょっとしたカオス状態で、正面に宮部鼎蔵と松田重助、一人独立して大高又次郎、六人列挙して吉田稔麿、杉山松介、北添佶麿、望月亀弥太、石川潤次郎、広岡浪秀といった具合です。さらには、古い墓碑もあり、ぱっと目には理解し難い並び方ですね。どういう理由でこうなったのかしらん。
三縁寺は、1979年に京阪電車の地下化工事によって岩倉に移転し、今に至っています。門には柵があり、一見非公開にも見えますが、インターホンでお願いすると中に入れて貰えました。殉難烈士の墓は、寺の右側の通路を上がった場所にある墓地の中にあります。石の鳥居が目印ですね。
(位置図)
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