京都・洛東 甘茶の庭 「甘露庭」 特別公開2018 ~霊源院 6.2~
両足院から同じ建仁寺の塔頭である霊源院にやって来ました。ここは甘茶の庭があることで知られる寺です。
甘茶は山紫陽花の変種です。植物分類上は、属は同じ紫陽花属ですが、科はユキノシタ科になるのが面白いところですね。見た目は紫陽花そのものです。
ここに来た目的の一つが甘茶を飲むことでした。昨年来た時に飲んだ味が忘れられず、また来てしまったという次第です。お茶請けはせんべいと干菓子ですが、干菓子の中には大徳寺納豆が入っており、その甘辛い不思議な味も美味しかったですよ。
甘茶は、花が咲く前の若葉を摘み、乾燥、発酵させる事で作るそうです。甘さは砂糖の千倍と言いますから相当なものですね。実際、昨年初めて飲んだときはその甘さに驚いたものでした。
庭園は甘茶で埋め尽くされている様ですが、いくらかは普通の紫陽花も植えられているそうです。見た目では判別が付かないですけどね。中でもこれは七段花と呼ばれる山紫陽花の一種です。幕末にシーボルトによって紹介されていたのですが、その後その存在が判らず幻の花とされていました。そして1959年になって六甲山で偶然発見されたという曰わくを持ちます。咲いた直後の花は青いのですが、時間と共に様々に色が変化し、最後は赤くなって終わるそうです。
今年の特別拝観は6月17日までです。この日は丁度見頃でしたが、時間と共に花がくたびれてくるので、早めに行かれた方が綺麗な花を見る事が出来ますよ。
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