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2018.05.11

京都・洛北 賀茂競馬・儀式 ~上賀茂神社~

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平成30年5月5日、上賀茂神社にて賀茂競馬(かもくらべうま)が行われました。上賀茂神社における競馬は、1093年に宮中武徳殿の競馬会式を移された事に始まります。当初は10番20頭の競馳が行われ、19国20カ所の荘園が寄進されました。

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それほど古い神事であることから儀式の連続で、中には意味が忘れられたものも少なく無い様です。この写真は乗尻(のりじり・いわゆる騎手)が身支度をしているところ。特に冠は自分で付けるのは難しいらしく、お互いに協力しながら付けていました。以前は髷があったので比較的簡単だったそうですが、今は無いのでずり落ちない様にするのが大変なのだそうです。

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こちらは御手洗川で自己修祓を行っているところ。こより状のもので身体を清め、それを川に流して修祓は終わります。このとき、左方(さかた)は足を水につけますが、右方(うかた)は水につけないという違いがあります。

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これは乗尻たちが庁屋に着座したところ。ここで注目したいのは、右方の左端の乗り尻が一人だけ横を向いているところです。この乗尻は右方として最初に走るのですが、恒例として左方が先に走り、その後を追うように一人で走ります。つまりは最初から負けが決まっており、勝負には参加しないという意味なのか、拗ねていると言う意味なのか、謎の座り方ですね。

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この後、修祓があり、勝ち栗の儀のあと手水を使い、境内の外に出て藤木社の周辺に集まります。藤木社では特に何もせず、左方と右方に別れて馬に乗り、再び上賀茂神社へと向かいます。この儀式も何の意味があるのか判りませんが、社家を背景に馬が歩く姿は絵になりますよ。

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上賀茂神社に戻った乗尻たちは、今度は日方乗りという儀式を行います。切壁という場所において馬上拝を行うのですが、左方がそのまま一の鳥居に向かうのに対し、右方は輪乗りをしてから一の鳥居を目指します。この違いも陰陽道の影響らしいのですが、詳しい意味は良く判らない様ですね。

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一の鳥居前に集合した乗尻たちは、向かい合って一列に整列し、たすき掛けを行います。これが月方乗です。これが済めば、乗尻を先頭に参道を参進し、馬がそれに続きます。このあたりまでが一般人が見られる一連の儀式ですね。この後、乗尻たちは本殿前に入り、修祓、奉弊の議などが行われますが、これは一般人は見る事が出来ません。

これらの儀式が終わった後、やっと乗尻たちが馬場に姿を現す事になります。その様子は明日お届けします。

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