京都・洛中 京都新緑事情2018 ~相国寺 4.14~
阿弥陀寺から相国寺へとやって来ました。
相国寺は応仁の乱の戦乱の舞台となり、堂塔伽藍は全て焼け落ちたのですが、その後有力者の後援を受けて再建が進みました。例えば正面に見える法堂は豊臣秀頼が寄進したもので、現在残っている法堂としては最古のものとされています。
相国寺に行くと空き地が多い事に気づきますが、それは再建される事がなかった仏殿や三門の跡地で、今でも礎石にその名残を見る事が出来ます。この寺が常に戦乱や大火に晒されて来た事を物語っていますね。
相国寺はとても開放的な寺で、例えばこのもみじの前の道は上立売通であり、地元の人たちの生活道路として使われています。京都の大きな寺ではこうした例が他にも見られますが、ここまで地元に密着しているのは珍しいかもしれません。
相国寺で新緑が一番美しいのはこの上立売通の横の一角で、道行く人たちの目を楽しませてくれます。秋は秋で、紅葉が綺麗ですよ。
ここのもみじは寺でも大切にされている様で、枯れてしまった木の後には新しい木が植えられています。勢いよく枝を伸ばしている様は、元からある木とは対照的で若々しい生命力を感じます。
この松の木の向こうに見えるのは経蔵です。元は仏舎利を納める宝塔だったそうですが、仏舎利が他の堂宇に移された事により、経蔵としての機能だけが残ったとの事です。中には高麗版一切経が収められているのだとか。出来れば特別公開で内部を見せて欲しい建物ですね。
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