第52回 京の冬の旅 ~妙覚寺~
京の冬の旅、6カ所目は妙覚寺を訪れました。妙覚寺には以前にも訪れた事がありますが、祖師堂も公開されるとあって、もう一度じっくり見ておきたかっのです。
妙覚寺は日蓮宗の寺で、西實上人が、小野妙覚の支援を得て四条大宮の地に、妙覚の邸宅に日像上人を開山として建てた寺です。その後寺域は転々としますが、安土桃山期には織田信長の宿所とされた事で知られます。現在地に移ったのは豊臣秀吉の命に依るもので、4度目の移転でした。
妙覚寺はまた狩野派の菩提寺でもあり、境外墓地には狩野永徳、元信の墓があるそうです。今回は未公開でしたが、見ておきたかったな。
これが祖師堂で、実はずっと本堂だと思っていました。内部には日蓮聖人、日像上人、日朗上人の像が祀られており、きらびやかな装飾で彩られています。また、ここでは狩野元信が描いたという大涅槃図を見る事が出来ますよ。
他には、本堂北側にある華芳塔堂も扉が開かれており、日蓮聖人が経典を収めたという石塔を見る事が出来ます。また、写真だと思いますが斉藤道三が書いた信長への国譲り状が展示されており、信長という文字や道三という文字が見て取れます。
庭園の法姿園が冬枯れの姿だったのが残念ですが、出来れば夏の旅で公開して欲しかったな。それはともかく、戦国時代に興味のある人は、国譲り状を見るだけでも訪れる値打ちがありますよ。
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