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2018.02.07

京都・洛東 節分2018 ~須賀神社~

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八坂神社からは市バスで移動し、須賀神社へとやって来ました。須賀神社は平安時代に起源を持つ社で、鳥羽法皇の妃であった美福門院に縁のある神社です。

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須賀神社は縁結びに御利益のある神社として知られ、夫婦神である須佐之男神(スサノオノミコト)と櫛稲田比賣神(クシナダヒメノミコト)を祀ります。その一方で交通神社も併設されており、八衢比古神(ヤチマタヒコノカミ)と八衢比賣神(ヤチマタヒメノカミ)の夫婦神、そして道案内の神様である久那斗之神(クナトノカミ)が祀られています。日本で唯一の交通安全の神様とも言われますね。

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参拝者はどちらかの社にお参りする事になる(両方にお参りしても良いのですが、行列に並び直すのが大変です)のですが、私が選んだのは須賀神社の方でした。無論、私自身の事では無く、子供たちの良縁を願ってのことです。さて、どんな御利益があるのかな。

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節分の日にこの神社に現れるのが懸想文売りです。水干を着て顔を隠すという異様な姿をしていますが、これは江戸時代の貧乏貴族の扮装なのだとか。懸想文とは現在のラブレターの事で、文字の書けない一般庶民に代わって貴族が代筆をするという商売が流行り、顔を知られたくない貴族がこういう姿で町を歩いていたのだそうです。

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これがその懸想文ですが、誰にも知られる事が無いように箪笥に入れておくと、顔かたちが良くなり、着物の数が増え、良縁に恵まれるのだとか。なので女性に大人気で、飛ぶように売れていました。この懸想文が売られるのは節分とその前日だけですので、欲しいと思われた方は、来年出かけてみられては如何ですか。

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