西郷どん 第五話「相撲じゃ!相撲じゃ!」
斉彬が藩主になった事で気分が明るくなり、さらに御前相撲が開かれる事ではしゃぐ西郷達。
正助に紙を持ってきた糸。
相撲の稽古に励む西郷達。そこにもたらされたお由羅一派への処罰はなし、斉彬一派への赦免もなしという知らせ。愕然とする西郷達。
(重臣たちの前で労をねぎらい、就襲して三年、先君の政曲げること叶わずと言って、さらに励めと彼らを許した斉彬。)
御前相撲で勝ち、お目通りをして直訴すると西郷。
斉興の無聊を慰めに来た斉彬。江戸者に何が判ると機嫌が悪い斉興。薩摩育ちのそなたが頼りだと久光に言って立ち去る斉彬。
縁談を持ちかけられた糸。相手は海老原家の長男。
迷ったあげく、下駄で決めようとする糸。その下駄が頭に当たった西郷。
下駄の代わりに自分の草履を貸してやり、正助の下までおぶってやる西郷。
西郷に勝ち、下加治屋町の代表になった新八。
糸の縁談を知り、複雑な心境の正助。正助の心の内を知った西郷。
新八に何が何でも海老原に勝ち、糸に相応しい相手か確かめろと西郷。
御前相撲当日、居並ぶ姫君達。その中に居た於一、後の篤姫。
腹をこわして出場ができなくなった新八。なんとか頼み込んで代役となった西郷。
西郷を気に入り、西郷に賭ける於一。
西郷に礼を届けに来た糸。糸と話し、西郷に惹かれているらしい事を知った正助。
順調に勝ち進み、決勝まで来た西郷。相手は左足を負傷した海老原。
左から投げろという仲間達に逡巡する西郷。
この勝負を自分と賭けないかと斉彬。西郷に賭けると於一。
熱戦の末、右から投げて勝った西郷。喜ぶ下加治屋町の一同。
土俵に下り、自分と相撲を取れと西郷に命じる斉彬。負けろと吉兵衛。そなたに全部賭けていると応援する於一。土俵に上がった西郷。
西郷の家。西郷が切腹しなければならないかもと吉二郎。
斉彬を投げ飛ばし、投獄された西郷。そこに居た不審な男。
「斉彬は国元に帰った後、広く意見を求めました。西郷もこれに応じて意見書を提出したと伝わります。その中で西郷は、お由羅一派の粛正と斉彬一派の赦免、それに水戸藩に倣った兵制の改革を訴えました。」
「これに対する斉彬の回答は、お由羅一派を粛正する事は父の過ちを世に晒す事となり、子として忍びない、赦免についても同様である、兵制の改革については急いでやっては幕府の嫌疑を受ける事になるというもので、いずれも今暫く待てという事でした。」
「ドラマの台詞にあった三年、先君の政曲げること叶わずというのは孔子の言葉で、正しくは三年父の道改むる事なきを孝とすべしと言います。要するに斉彬も当時の道徳であった儒教精神に則ったという事でした。」
「さらに言えば、自分の感情は押し殺し、藩内での派閥争いを回避したと見るべきなのでしょうか。そう考えれば、斉彬の人物の大きさが見えてくる様な気もします。」
「御前相撲については全くの創作で、なぜこういう設定にしたのか理解に苦しみます。史実どおりに意見書の提出を求めた方が賢候らしくて良い様な気がするのですけどね。昨今の相撲人気にあやかったのでしょうか。それとも於一の方を西郷に合わせたかったのかな。」
「西郷が牢に入れられたというのも不自然ではありますが、そこで出会う人物との邂逅を描きたかったのでしょうか。次週はその人物の正体が明かされるのかな。どんな展開になるのか、楽しみにして待ちたいと思います。」
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