京都・洛西 紅葉コレクション ～仁和寺～

（写真は平成２７年１１月２１日撮影）

仁和寺は御室の名で知られる真言宗御室派の総本山です。創建は仁和４年（８８８年）の事で、元号から取って仁和寺と名付けられました。開基は宇多天皇で、その出家後に御室と称した一坊に住まわれた事から、御室御所の別称があります。

代々の門跡寺院であり、金堂などの諸堂とは別に御殿と呼ばれる一群の建物を持つことが特徴で、かつての寝殿造を彷彿とさせてくれます。中でも見事なのは宸殿から見た北庭で、池の向こうに築山と茶室、さらにその背後に五重塔を配した景色は素晴らしいの一言です。また、春の御室桜でも有名ですよね。

紅葉は境内一円で見ることが出来ます。見頃になるのは１１月中頃から下旬にかけてでしょうか。見所は金堂に向かう階段付近、五重塔周辺などで、拝観料が要らない事がうれしいですね。また、御殿の中も紅葉を見ることが出来ますが、こちらは５００円の拝観料が必要となります。

アクセス

市バスまたはＪＲバス　御室仁和寺すぐ

京福電鉄　御室仁和寺駅　徒歩３分

位置図