京都・洛東 紅葉コレクション2017 ~泉涌寺~
(写真は平成28年11月19日撮影)
先週末は京都に行けなかったので、今週は昨年に撮った写真からの構成になります。題して、そうだ京都、行こうにちなんで今年行きたい紅葉の名所「紅葉コレクション」です。まずは泉涌寺から始めましょうか。
泉涌寺は弘法大師が天長年間にこの地に草庵を結んだ事に始まると言われ、初めは法輪寺、後に仙遊寺と改名されました。さらに嘉禄2年に伽藍が整備された時に、境内地から泉が湧き出たことから泉涌寺と寺名を改められています。
次いで仁治2年に四条天皇が崩御された時にこの寺で葬儀が営まれ、同時に山稜も境内に築かれました。以来、江戸時代末の孝明天皇に至るまで歴代ほとんどの天皇・皇后の葬儀が営まれ山稜が築かれ続けた事から、皇室に縁の深い寺「御寺」と呼ばれる様になります。
こうした経緯から歴代天皇の位牌を安置した霊明殿、皇室が参詣された時に休憩される御座所などがあり、他の寺とは一線を画した格式を誇ります。
泉涌寺の紅葉で最も美しいのが御座所庭園で、京都の中でも比較的早い毎年11月半ば頃に見頃を迎えます。その紅葉は年によって若干の程度の違いがあるものの、総じて美しく、絵に描いた様に見事です。入山料500円のほかに御座所庭園拝観料300円が必要となりますが、800円出しても惜しくないと思える綺麗な紅葉ですよ。
泉涌寺境内では、他には楊貴妃観音堂の周辺や清少納言歌碑の横などにもみじがあります。また、塔頭の来迎院や今熊野観音寺などもそれぞれ紅葉の名所ですが、御座所庭園とは見頃の時期が合わない事が多い様です。
アクセスは市バス泉涌寺道から徒歩で7分、JRまたは京阪電車東福寺駅から徒歩10分ですが、少しきつめの坂道なので運動不足の方は息が切れるかも、です。
位置図
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