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2017年9月

2017.09.24

京都・洛中 彼岸花2017 ~妙蓮寺 9.18~

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平成29年9月18日の妙蓮寺です。この日は境内のそこかしこで、彼岸花が見頃を迎えていました。

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ここで彼岸花が見られる様になったのは8年程前からかな。その当時は芙蓉の植え込みの下だけで、まだまだまばらな印象でしたね。

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一時期衰えかけた事もあったのですが、今では見事な密度で咲いており、しっかりと根付いた事が窺えます。

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そして最近はさらに範囲が広がり、境内一円で見られる様になって来ました。特に門前の彼岸花はたぶん今年からじゃないかな。そのうち市内の彼岸花の名所と言えば妙蓮寺という認識が広がるんじゃないかしらん。

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何度も訪れている妙蓮寺ですが、ここが赤穂浪士縁の寺とは知りませんでした。以前から門前に説明書きがあったのですけどね、まるで見落としていました。それに拠れば、同士の中で唯一切腹を免れた寺坂吉右衛門が、仲間の遺髪を伏見に居た片岡源五右衛門の姉に託し、その姉の手によって菩提寺である妙蓮寺に収められたとの事です。

これがその遺髪墓ですが、真新しいのは平成14年に建て替えられたからで、表には同士四十六名の戒名が、裏には俗名が記されています。ここで気がつくのが戒名に必ず刃と剣という字が付いている事で、余人には成し遂げられない事をしたという意味があるのだとか。当時の赤穂浪士に対する評価の程が窺えるようで、興味深いものを見せて頂いた様な気がします。

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2017.09.23

京都・洛中 萩2017 ~大聖寺門跡 9.18~

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幸神社から大聖寺門跡へとやって来ました。ここは先日紹介したとおり、室町幕府の花の御所の一角だった場所で、今は石碑だけがその名残を止めています。

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大聖寺は、南北朝時代、故光厳天皇の后であった無相定円禅尼が室町御所内の一宇に住まいした事に始まり、その死後に尼寺に改められました。大聖寺の名は、無相定円禅尼の法号から採られています。

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歴代の住職を皇女が務めてきた門跡寺院で、室町時代以後寺域は転々としましたが、江戸時代に入り元の場所に戻り、現在に至っています。

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前回、花の御所の石碑を撮りに来た時に萩が沢山植えられている事に気付き、この日様子を見に来たのでした。ここは雨の影響も少なかった様で、見事な花を見せてくれていました。

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実のところ私が知らなかっただけの様で、以前から萩の寺として有名だった様ですね。白萩の咲き方が今ひとつだったのが残念でしたが、これだけの花はなかなか見ることは出来ません。ここもまた来年の楽しみの一つとなりました。

(位置図)

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2017.09.22

京都・洛中 萩2017 ~幸神社 9.18~

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幸神社とは見るからに有り難い社名ですが、読み方は「さいのかみのやしろ」と言い、塞の神、すなわち道祖神の事を指しています。元は出雲路橋のあたりにあり、開創は飛鳥時代に遡るとも言われます。

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あるいは平安遷都の際に都の鬼門封じのために出雲路道祖神を祀ったとも言われ、その名残がこの神猿に現れています。網が張ってあるのは、例によって猿が夜な夜な外に出ては暴れたからでしょうか。

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ここには見事な萩があり、この日はほぼ見頃を迎えていました。つぼみはまだ沢山あったので、時間と共にさらに見ごたえがある様になったでしょうね。

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最近は神社名から幸せを呼ぶ神様として密かな人気を集めているそうで、縁結びのパワースポットとも言われている様ですね。その割りにいつ行っても静かなのですが、その方が願い事をじっくり聞いて貰える様で嬉しいかな。萩を見がてら、お出かけになられては如何ですか。

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2017.09.21

京都・洛東 彼岸花2017 ~極楽寺 9.18~

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迎称寺から一つ置いて隣にある小さな寺が極楽寺です。普段は前を通り過ぎるだけなのですが、この日は鮮やかな彼岸花が目にとまり、立ち寄ってみる事にしました。

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極楽寺は時宗の寺。開創は990年と古く、最初は天台宗の寺院でした。後に一遍上人によって時宗に改宗されています。ご本尊は勝利毘沙門天との事ですが、まだ拝観した事はなく、いつかはお目にかかりたいものです。

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彼岸花は山門を入って右側の植え込みの中に固まって咲いています。まだ半分程度だったので、満開になったらさぞ見事だった事でしょうね。

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その隣には白の彼岸花も咲いていました。少し調べてみると、ここの彼岸花は知る人ぞ知るという存在だった様ですね。なぜ今まで気が付かなかったのかな。これでまた来年の楽しみが一つ増えました。

(位置図)

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2017.09.20

京都・洛東 萩2017 ~迎称寺 9.18~

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萩の寺として知られる迎称寺ですが、毎年咲き始めるのは遅いです。9月18日現在では、まだ数輪が咲いている程度でした。

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一番咲いていたのが白萩でこの程度です。盛りまではまだまだ掛かりそうですね。

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赤い萩はこれくらい。つぼみは沢山あったので、全て咲くと綺麗な光景が見られそうですよ。

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ここはなぜか日当たりが悪いはずの東側から咲き始めます。今年もわずかながら、南側よりも先に咲いていました。ここが見頃になるのは来週末にかけてになるのかな。ただ、その間に雨が結構降りそうなのが気になる所ですね。

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2017.09.19

京都・洛東 仲秋の境内2017 ~真如堂 9.18~

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常林寺から真如堂へとやって来ました。ここでも見頃となった萩が出迎えてくれました。

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真如堂も萩は多いのですが、良く咲いているのは冒頭の茶所前と山門前の二つの株です。他は日当たりの関係があるのか、最盛期になってもそれなりの咲き方しかしません。

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花の木は随分と色付きました。ただ、台風の強風のせいでしょうか、枝先の葉は散ってしまっており、少しボリューム感が減った気がするのが残念です。

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彼岸花もそこかしこで咲き始めています。花があったのは主として参道の左右の植え込みの中でしたが、境内を一周するとあちこちでシュートが出ているのを見つける事が出来ました。

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彼岸花が見頃になるのは、今週の半ばから週末にかけてかな。近づけるという意味では、境内の奥にある薬師堂周辺がお薦めです。

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2017.09.18

京都・洛東 萩2017 ~常林寺 9.18~

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平成29年9月18日の定林寺です。今日は萩がほぼ満開を迎えていました。

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その割に華やかさが欠けていたのは、昨日の雨のせいですね。溝には散ってしまった花が沢山積もっており、もしこれが枝に残っていたならどんなにか綺麗だった事でしょう。

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もっとも、子細に見るとつぼみは残っており、まだ暫くは咲き続ける様です。このまま好天が続けば、それなりに見頃となってくれるかも知れません。

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ただ、今日現在の天気予報では、週末にかけて雨の予報ですね。これが当たってしまうと、2度目のピークには出会えず仕舞いなのかな。

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雨に弱いのが萩の宿命とは知っていても、やはり綺麗な花は見てみたいものです。出来るものなら、秋晴れの下で華やかな花に囲まれたいと思うのは贅沢な望みなのかしらん。

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2017.09.17

京都・洛中 小さい秋みつけた2017 ~大光明寺 9.9~ 

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大光明寺は今は相国寺の塔頭ですが、その創建は相国寺よりも古く伏見家の菩提寺として開創されました。御多分に漏れず応仁の乱によって荒廃し、秀吉によって復興された後、家康の命によって相国寺の塔頭になったという経緯を持ちます。

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ここに来たのはこのツルボを見る為でした。残念ながら盛りの時期は過ぎていましたが、なんとか咲いていたのは良かったです。

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この寺には二つの庭があり、こちらが蛾眉山の庭です。ツルボが咲いているのはこの突き当たりですね。

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そしてもう一つが心字の庭。調和の取れた良い庭なのですが、どういう訳かこのところ苔の具合が良くありません。これでもまだましになった方で、昨年あたりは苔が枯れて、砂地から剥がれてしまっていました。苔の管理はそれほど難しいという事なのでしょうか。また以前のようなしっとりとした風情のある庭に戻って欲しいものだと思います。

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2017.09.16

京都・洛中 山名宗全邸宅跡

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西陣の名が起こったのは、応仁の乱で西軍が陣取った事に由来するのは良く知られるところです。その中心となったのが西軍の主要人物である山名宗全の邸でした。

その場所は上の地図にあるとおりですが、堀川通から少し西に入った狭い通りにあり、住宅街の中に石碑だけがひっそりと佇んでいるという表現がぴったりと来ます。かつてここが騒乱の中心点だったとはとても思えないですね。

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驚くのは東軍の中心であった花の御所との距離の近さで、直線距離にするとわずか700m程しか離れていません。この狭い地域に最大30万近い軍勢がひしめき合ったと言いますから、如何に異常な戦いであったかが伺い知れます。京都の町が灰燼に帰したのも当然と言えましょうか。

山名宗全は十一カ国の守護を兼ね、当時の日本の6分の一を領有するという実力者でしたが、彼の力を持ってしても戦いの主導権は握れず、戦いの行く末を見届ける事なく宗全は亡くなります。そして開戦から11年を経て、なし崩し的に京都での戦乱は終息し、何のための戦いだったのか、また誰が勝者なのか判らないまま終焉を迎えました。そんな大乱があった事を、静かな住宅街で想いを馳せて見るのもまた一興かと思います。

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2017.09.15

京都・洛中 小さい秋みつけた2017 ~慧光寺 9.9~ 

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慧光寺(えこうじ)は日蓮宗の寺、東に智恵光院、西に浄福寺に挟まれた小さな寺です。大銀杏がある以外あまり注目する人が居ない寺ですが、私的には今の季節を感じられる場所として気に入っているポイントです。

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その一つが芙蓉です。それほど広くない境内に沢山植えられており、盛りの時にはなかなかの眺めになりますよ。

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もう一つはススキですね。素朴な境内にススキの風情は良く似合い、芙蓉と相まって初秋の雰囲気を味合わせてくれます。

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そして、件の大銀杏の他にもう一本の銀杏があり、こちらは雌株になります。毎年沢山のギンナンを付けて、たわわに実っているのが遠目にも見て取れます。まだ落ちてくるには少し早かったのですが、晩秋になると株の下一面に散らばっていますよ。誰も拾わずに捨て置かれているようなので、近所だったら貰いに行きたいくらいですね。

次は大銀杏が黄色く染まる頃にもう一度訪れたいと思っているところです。

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2017.09.14

京都・洛中 小さい秋みつけた2017 ~妙蓮寺 9.9~ 

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天寧寺から妙蓮寺へとやって来ました。今の時期、この寺の境内は芙蓉の花で溢れています。

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一口に芙蓉と言っても種類は多く、一重ピンク・一重白・一重酔芙蓉・八重酔芙蓉・くす玉芙蓉・二重ピンク・一重濃ピンクなどがあります。咲く時期も様々で、夏の盛りから秋が深まる頃まで花を見る事が出来ます。

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なぜこの寺に芙蓉が多いのかは説明が無いので謎ですね。たぶん、時の住職が芙蓉が好きで、沢山植えたのが今に伝わっているのでしょうか。

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そして、数年前から植えられたのが彼岸花です。新たな名所にしようというのか、境内のそこかしこに沢山植えられています。中でも芙蓉の下にはずらりと並んでいますね。どういう訳かここの彼岸花は毎年花が咲くのが早く、彼岸を迎える前に見頃になる事が多いです。たぶん、今週末くらいが見頃なんじゃないかな。

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彼岸花と芙蓉の両方が見られるこの寺は、花好きには嬉しい場所ですね。この連休中にはぜひ訪れたいと思っているところです。

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2017.09.13

京都・洛中 小さい秋みつけた2017 ~天寧寺 9.9~ 

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京都府立植物園から天寧寺にやって来ました。天寧寺は曹洞宗に属し、この山門は向こう側に比叡山をはめ込んだ様に見える事から、額縁門の異名があります。

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天寧寺は元は会津にあったのですが、天正年間に移転して来たとされます。その一方で今でも会津には天寧寺が残り、近藤勇の墓がある事で知られますね。

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ここは知られざる花の寺で、季節ごとに様々な花が咲いています。これは稲荷社の横にあるコムラサキ。初夏に咲く小さな花も綺麗ですけど、やはり実が成った今の姿が見栄えがしますね。

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ここは秋明菊も群落になって咲くのですが、この日はまだ2輪が咲いていただけでした。つぼみは沢山あったので、盛りになるのはまだまだこれからです。

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そしてこれはたぶんヌスビトハギ。野に生える雑草なのでわざわざ植えたのではないでしょうけど、秋を感じさせてくれる可憐な花です。

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2017.09.12

京都・洛北 小さい秋みつけた2017 ~京都府立植物園 9.9~

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夏の名残りのあった京都府立植物園でしたが、秋の始まりもそこかしこで見つける事が出来ました。例えばこれはカツラの黄葉。この木は他に先駆けて色付きながら芳香を放ち、夏の終わりと初秋の訪れを教えてくれます。

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この黄色い花はオミナエシ。漢字で書くと女郎花。美女(オミナ)を圧倒する(エシ=圧)花という意味だそうですが、女郎とは教養と美貌を持ち合わせた女性というくらいの意味だったのかな。

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こちらはオトコエシ。オミナエシと良く似た仲間ですが、より力強く見える事からそう名付けられたのだとか。一般にはあまり馴染みがないんじゃないかな。漢字で書くと男郎花だそうです。

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こちらはツルボ。ユリ科の植物で、日本のほか朝鮮半島や中国などに分布します。なんと言うこともない花の様ですが、群生していると結構綺麗ですよ。京都では相国寺の大光明寺にも咲いているのでこの後見に行ったのですが、残念ながら盛りは過ぎていました。

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一見して彼岸花が咲いているのかと思って近づいてみたのですが、リコリスの仲間でした。もっとも、彼岸花もリコリスの一種ですけどね。彼岸花にはいくら何でも早いよなと思ったのですが、この後訪れた妙蓮寺ではもう咲いていました。その様子は後日お届けする事にします。

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2017.09.11

京都・洛北 夏の名残り2017 ~京都府立植物園 9.9~

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平成29年9月9日の京都府立植物園です。重陽の節句を迎えたこの日でしたが、園内にはまだ夏の名残りが残っていました。

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夏から咲いていたカンナはまだ盛りを保っていました。相変わらず手入れが行き届いていて綺麗ですね。でも、空の色は夏のそれではなく、秋を感じさせる様になっています。

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ほとんどのところでは終わってしまっている蓮の花も、ここではまだ咲いていました。これって遅咲きの種類なのでしょうかね。

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お盆に飾る花として知られるミソハギも、今を盛りにと咲いていました。元々7月から9月にかけてが花期の様ですが、印象としては真夏の花と思ってしまいます。

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オオオニバスは熱帯の植物なので季節感は判りませんが、日本の屋外で育つのはやはり夏が暑いからなのでしょうね。一日目の花は白く芳香があり、二日目の花は紅く香りがしないそうですが、これはまだ咲いて間無しの花だったのでしょう。どんな香りがするのか、一度試してみたいものだと思います。

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2017.09.10

京都・洛東 萩2017 ~常林寺 9.9~

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平成29年9月9日の常林寺です。この日は萩が三分咲き程度になっていました。

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今年は何かと花の咲く時期が遅れる傾向にあったので萩も遅くなるかと思っていたのですが、意外と早かったですね。ここには様子見のつもりで寄ったのですが、念のためにと来てみて良かったです。

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常林寺は浄土宗の寺。子授け、安産に御利益のある世継子育地蔵尊がある事でも知られ、この萩の後ろにある御堂に安置されています。

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最近は萩の寺としての方が有名なのかな。出町柳駅から近く、バス停もすぐ側にある事から、通りすがりに門前から中の花を見て立ち寄る人も多い様です。

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満開になるのは今週末から来週にかけてでしょうか。連休中に出かけてみるには丁度良いかもしれないですね。

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2017.09.09

京都・洛東 夏の終わりに2017 ~八坂の塔 9.2~

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この日、最後に訪れたのは八坂の塔でした。8月11日に夕暮れ時を撮りに来たところですが、生憎の曇り空だったため、空の晴れたこの日ならとリベンジを試みたのでした。でも、日没には少し遅れてしまって、間に合わなかったのが残念でした。

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次はマジックアワーにどれだけ色付くかでしたが、思った様には赤くなって呉れませんでした。少しだけ茜色になった雲があったのがせめてもの救いかな。

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実を言えば、この前日の仕事帰りに見事な夕焼けを見ていたのでこの日もと期待していたのですが、そうは上手く行かなかったですね。夕日はなかなか思った様には行かないものです。

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ブルーモーメントに入り、もう少し粘ろうかと思っていたのですが、大きな雲が迫ってきたので諦める事にしました。八坂の塔の夕景はまた今度に挑戦する事にします。

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帰りがけ、いつもの月真院前からパチリ。先日の朝の景色とはまた違った光景に出会えた事で満足して家路に付く事としました。

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2017.09.08

京都・洛東 夏の終わりに2017 ~法然院 9.2~

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午後4時を回り山門が閉じられた法然院です。でも西日が木漏れ日となって、いつもよりも参道が明るく感じられたのが不思議でした。

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山門前に建てられた不許葷辛酒肉入山門の石碑です。結界石とも呼ばれ、修行の妨げになるものを口にした者は、山門に入る事を許さないという意味です。でもこれを厳守するとすれば、ほとんどの観光客は中に入れない事になってしまいますね。

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山門が閉じられていても、脇道からは中に入る事が出来ます。人の入らない山門の写真を撮る事が出来るので、この時間帯に来る人も多いですね。もっとも、この日にカメラを持っていたのは私一人でした。

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そのわりに三々五々と人がやって来ていたのは、ここでコンサートが行われるからの様でした。法然院は以前からコンサートやシンポジウムの誘致に熱心で、固定ファンも多い様ですね。古くて新しい布教活動とも言え、京都でもこういう寺は珍しいです。

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紅葉時分になると、私の様なカメラマンが増える事だろうな。でもそういう者でも拒否しないのがこの寺の良い所です。もみじが色付く頃、閉門時間を目指してまた訪れようと思っているところです。

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2017.09.07

京都・洛北 夏の終わりに2017 ~赤山禅院 9.2~

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赤山禅院は皇城表鬼門の鎮守とされます。開山は慈覚大師円仁で、中国の神、泰山夫君を勧請して開かれました。

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鬼門を守る寺としての象徴がこの神猿です。金網の中に居るのは、かつて夜になると暴れだし、いたずらを繰り返したからなのだとか。なんだか可哀想な気もしますね。

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ここが赤山禅院の本殿です。本堂とは言わず本殿と言い、社前に狛犬が置かれているのは神様を祀っているからなのでしょう。謂われを知らないと、何とも不思議な光景です。

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この石仏群は三十三観音、十六羅漢。これだけ精緻な彫りの石仏群は、なかなか他では見る事は出来ません。それぞれが違った姿やお顔をされていて、ここを目当てに訪れる人も居る様です。

帰りがけ、参道ではやはりツクツクボウシが鳴いていました。夏の終わりとなると、日暮れも早くなって来ますね。夕暮れが迫る前に、次の目的地に向かう事にします。

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2017.09.06

京都・洛北 夏の終わりに2017 ~鷺森神社 9.2~

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詩仙堂から鷺森神社へとやって来ました。ここで拝殿の前に立つと、ぱっと社前に明かりが点いたのには少し驚きました。いつの間にか人感センサースイッチが付けられていたのですね。面白い事を考えるものです。

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この森でもツクツクボウシが今を盛りにと鳴いていました。夏の終わりから秋が始まるまでの短い間だけ鳴く、季節の移り変わりを告げる小さな蝉です。

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この神社には何度も来ていますが、この八重垣の石は知りませんでした。縁結びの石とされ、悪縁を切り、良縁を結ぶ有り難い石なのですね。この神社のご祭神である素盞嗚命が詠んだ「八雲立つ 出雲八重垣 妻籠に 八重垣つくる その八重垣を」という歌がその名の由来なのだとか。

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夏の終わりの鷺森神社は、いつもより少し参拝者が多かった様に思いました。散策に良い涼風が吹くようになったからでしょうか。次はもみじが色付く頃に、また訪れようと思っているところです。

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2017.09.05

京都・洛北 夏の終わりに2017 ~詩仙堂 9.2~

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詩仙堂の入り口にある門は小有洞と名付けられています。中国の検索ページには仙境を指すとありますね。石川丈山は、自らの住処を仙人の住む場所と例えたのでしょうか。

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詩仙堂は正しくは凹凸窠(おうとっか)と言い、でこぼこした土地に建てられた住居という意味だそうです。詩仙堂とは詩仙の間が中心にある事からそう呼ばれる様になったのだとか。

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丈山は当時の教養人らしく、詩仙堂のそこかしこに中国風の呼び名を付けています。例えば二階の望楼は嘯月楼と言い、月に向かって朗吟する場所という意味なのだそうですね。

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庭園は百花塢(ひゃっかとう)。百ほどの花を植えた場所という意味だそうですが、その名の通り四季に応じた花が沢山植えられています。この日は既にススキの長い穂が伸びていました。

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その百花の一つに秋明菊があります。秋の花の代表格ですが、この時期にもう花を咲かせているのですね。まるで季節を一歩先取りしている感があるな。

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こちらは擬宝珠と水引のコラボレーションです。うっかりすると見落としてしまいそうな地味な花ですが、こんなところにも季節を感じさせる様に演出が施されているのですね。そしてその向こうに見えるのが添水です。その音を動画で拾ってきたのでお聞き下さい。

ツクツクボウシの鳴き声と共に2度添水の音が鳴るのが聞こえたでしょうか。鹿威しとも呼ばれますが、今の鹿や猪は、これくらいの音では驚かないだろうな。やはり少し離れた場所で聞く、風流のための仕掛けですね。夏と秋の狭間を感じた詩仙堂の一時でした。

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2017.09.04

京都・洛東 夏の終わりに2017 ~真如堂 9.2~

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9月に入り、夏の終わりを迎えた真如堂です。まだ日差しは強かったけれども、風は涼しく感じられ、季節の移ろいは確実に感じられます。

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萩はすっかり枝を伸ばし、枝先にはつぼみが出ていました。この花が咲き出すまでにはあと2週間程でしょうか。そうなれば本格的な秋の訪れですね。

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菩提樹の実も随分と色付いていました。でも、完全に熟するまでにはまだ2ヶ月くらい掛かるのかな。晩秋になると、苞と共にくるくると回りながら落ちてくる景色が見られます。

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蓮は花托がすっかり枯れており、夏の名残を感じさせてくれました。実は抜け落ちていましたが、生薬の材料や精進料理の食材になるそうですね。まさかあの実が食べられるとは思ってもいなかったです。

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秋の花としてはフジバカマがもう咲いていました。ここだけは晩夏を通り越して初秋が訪れていましたね。今年はアサギマダラが飛来する姿が見られるかな。10月になったらまたここを訪れてみたいと思っています。

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2017.09.03

京都・洛東 夏の早朝散策2017 ~八坂神社~

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円山公園から八坂神社へ入りました。まだ朝の内ですが、既に参拝者は数多く訪れています。

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大神宮の前にあるのが力水。祇園神水とも呼ばれ、以前はこの水を飲んで美御前社にお参りすると美人になると言われていました。しかし、今はこの水は飲料には向きませんと表示があり、飲んではいけない様になっていますね。

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代わって登場しているのが美御前社横の美容水です。これは飲むのでは無く、肌に塗ると効果があるとされるもので、やはり生水を飲んで何かあるとまずいという事なのでしょうか。あるいは、何か飲用には向かない成分が検出されているのかな。

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長らく補修が行われていた南楼門も、すっかり美しい姿になって蘇っていました。塗り替えの他に、耐震補強や屋根の銅板の新調などが行われたそうです。でも、補修が終わったのは4月との事ですから、随分と来ていなかった事になりますね。

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夜明けから東山界隈をあちこちと散策し、ゆっくりと写真を撮っているうちにすっかり日も昇ってしまいました。陽向に居ると汗ばむ様になって来たので、早々に退散する事にします。久しぶりの早朝散策でしたが、ひんやりした空気と共に、東山本来の風情を楽しむ事が出来て良かったですよ。混雑した観光地を避けたいと思う人にはお勧めのプランです。

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2017.09.02

京都・洛東 夏の早朝散策2017 ~ねねの道から円山公園~

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三年坂から引き返し、ねねの道までやって来ました。これは月真院の門前から見た八坂の塔の景色、私の最も気に入っている風景の一つです。

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ねねの道から下河原通に抜ける道が石塀小路です。今は撮影禁止になっているのであえて入らなかったのですが、禁止なら禁止ではっきりと明示してくれないものかしらん。確かに書いてはあるのですが、ごく小さい字で表示してあるだけで、しかも雨で滲んでほとんど読めなくなっています。これでは、事情を知らない人が来たら何も考えずに撮影して行きますよ。それとも見つけたらその都度注意喚起をするつもりなのかな。

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再び月真院に戻ります。この寺は高台寺の塔頭で、幕末に御陵衛士が屯所とした事で知られます。以前は抹茶付きの拝観が可能だった時もあるのですが、最近は門内に入れるだけになっていますね。出来れば特別公開でも良いから、御陵衛士たちが過ごした部屋を見せて貰えたらなと思います。

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ねねの道を進んで円山公園まで来ました。ここでは百日紅が花盛りでした。百日紅の向こうに見えているのは枝垂れ桜です。一見して枝振りが大きくなり復活したかの様に見えたのですが、良く考えてみると周囲に別の木が植えられていたからなのでした。花の季節に微妙に個々の木の開花の時期がずれて、あまり美しく見えなかったのを思い出しましたよ。でも、全体としては元気に見えたので、今以上に悪くなる事は無さそうですね。

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池の中ではアオサギが岩の上に止まっていました。アオサギは良くここで見かけますが、いつも同じ個体なのかな。アオサギは雑食だそうですが、この池を縄張りにしている限り、魚だの蛙だのと餌に困ることは無いのかも知れませんね。

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2017.09.01

京都・洛東 夏の早朝散策2017 ~三年坂~

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三年坂は産寧坂が正しいと言われます。お産が寧らかである様にと、清水寺山門前にあった安産祈願の寺、泰産寺に詣でるために上った坂だからとされます。でも、ちょっと不思議だと思いませんか。妊婦さんをわざわざこんな急坂を上り下りさせるものなのかしらん。もし転んだらどうするのだろう。

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他に道が無ければ仕方がないかも知れませんが、松原通の続きである清水坂があります。この道もそれなりの坂ですが、三年坂よりはずっと緩やかですね。妊婦の安全を願うなら、清水坂を上る方が自然だと思うのだけどな。

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なぜかとその理由を考えてみたのですが、もしかしたら鳥辺野墓地が関係しているのかもしれません。松原通を下ったところに六道珍皇寺がありますが、そこは六道の辻と呼ばれ、この世とあの世の境とされていました。そこから東は鳥辺野と呼ばれた風葬の地で、この世ならぬ荒涼とした世界が広がっていました。清水坂もその中を通っており、たぶん送葬の道だったのでしょうね。そんな道を安産祈願のために通るはずもなく、そこを迂回した三年坂が選ばれたのかなという気がします。

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もっとも、三年坂も平安時代には鬼が出たと言われるほど寂しい場所で、清水坂と大差は無かったかも知れません。時代が下って江戸時代になると坂沿いに登り窯が作られ、たぶん門前町も形成されていたでしょうから、それなりに賑やかになっていたでしょうけどね。

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三年坂で転ぶと三年後に死ぬという俗説は、妊婦さんの安全を願っての戒めだったのかも知れません。上から見たら文字通り谷底を望む坂ですから、付き添いの人もそろそろと妊婦さんを気遣いながら下りていった事でしょう。今は泰産寺に詣でる人も少なくなった様ですが、かつては手を取り合った夫婦の姿がこの坂道で沢山見られたのかな。時代と共に坂道を行く人の姿も変わって行くのでしょうね。

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