京都・洛中 第42回京の夏の旅 文化財特別公開 ~涉成園 蘆庵~
今年の今日の夏の度の一回目は、涉成園の蘆庵を訪れてきました。涉成園を訪れるのは10年ぶりくらいになるのかな。
涉成園は東本願寺の飛び地境内で、歴代貫首の隠居所として使用されていました。作庭したのは石川丈山と伝わり、洛中屈指の池泉回遊式庭園として知られています。その中でも蘆庵は比較的珍しい二階建ての茶室で、主として煎茶道のために使われていました。普段は非公開の部分で、雨戸で締め切られています。
蘆庵の名は、天井部分に蘆が使われている事からこう呼ばれます。主な用途が煎茶道であるため炉は切っておらず、道具類を外から持ち込んでお茶を楽しんだようです。
元の建物は江戸時代のものでしたが、その後火災に遭い、現在のものは昭和32年に再建されたものです。二階の主室は四畳半とかなり狭いですね。造りも質素ですが、この丸窓が良いアクセントになっています。
残念ながら全体像は木が邪魔になって撮る事が出来なかったのですが、冒頭の看板を参考になさって下さい。
ここは特別公開の中でも扱いが変わっていて、涉成園に入るための清掃協力金(500円以上)を払うと蘆庵にも入ることが出来るようになっています。そのため、蘆庵を見終わった後は、涉成園を見て回るのは自由ですよ。
ただ、残念な事に橋の修復作業と池の浚渫工事のために印月池の水は抜かれており、景色は今ひとつです。また、この暑さも手伝ってか、磯臭い異臭も漂っていました。なので、あまりお勧めではないと言ったら失礼かな。煎茶道に興味のある方には良いかも知れませんね。
| 固定リンク
「京都・洛中」カテゴリの記事
- 京都・洛中 クリスマスイルミネーション2018 ~京都駅ビル~(2018.12.22)
- 京都・洛中 クリスマスイルミネーション2018 ~ローム~(2018.12.21)
- 京都・洛中 ここも中止でした ~平安女学院~(2018.12.19)
- 京都・洛中 イルミネーションが無くなりました ~セントアンドリュース教会~(2018.12.18)
- 京都・洛中 クリスマスイルミネーション2018 ~京都ホテルオークラ~(2018.12.17)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント