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2017.07.28

京都・洛中 祇園祭・後祭 宵々山2017 ~橋弁慶山・鯉山・黒主山~

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後祭りの山鉾は全部で10あります。本当は全て回りたかったのですが、突然のにわか雨のために半分だけになってしまいました。全く迷惑な天気だった事。そんな中、先に橋弁慶山に回っておいたのは良かったかな。

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橋弁慶山は、謡曲「橋弁慶」に題材を取っています。ご神体は言わずと知れた牛若丸と弁慶、この見事な漆塗りの橋が五条橋という訳ですね。真松を持たない唯一の山で、最も古い形式を保っていると言われます。

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立身出世というご利益のためか人気のある鯉山です。室町通で一番手前にあるという位置関係も人気の一因なのかな。

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何度見ても見事な左甚五郎作という鯉の飾りと、トロイア戦争に題材を取ったという見送りです。この見送りは、胴掛けなどと共に元は一枚のタペストリーであり、16世紀から17世紀にかけてのベルギー製である事が判っています。さらには、同じ職人によって織られた5枚の連作の一枚であり、江戸時代の初期にヨーロッパに派遣された伊達家の家臣支倉常長が、ローマ法王から贈られたものではないかと考えられています。

ちなみに、5枚のタペストリーの在処もほぼ判っており、大津祭や長浜曳山祭の見送りなどに使用されているとの事です。なぜ伊達家から各地に散ったのかは判りませんが、鯉山には天寧寺を通じて売り込まれたと言い伝えられているそうです。それからすると、お家の財政難を助けるために、お宝を売り捌いたと考えるのが自然かも知れませんね。

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最後は黒主山。謡曲「志賀」に題材を取っており、大友黒主が桜を愛でている場面を表しています。

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これが黒主が見上げる桜です。無論造花ですが、本物と見紛う程の出来ですよ。この桜も時と共に形が変わっている様で、今は枝垂れ桜風ですが、以前の写真を見ると真っ直ぐに伸びた枝が何本も刺さった形をしていました。

明日は宵山見物のもう一つの楽しみ、屏風祭をお届けします。

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