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2017.06.19

京都・洛東 呈茶 ~両足院 臨池亭~

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両足院の特別公開では、池に面した茶室、臨池亭での呈茶を楽しむ事が出来ます(拝観料とは別料金、500円要)。庭を歩く事が出来るのは、この呈茶を希望した人だけです。

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昨年までは抹茶の接待だけだったのですが、今年から趣向を変え、日替わりで中国茶もラインナップに加えられました。昨日はその中国茶の日で、いつもとは違う接待を受ける事が出来ました。まず出されたのは水出しのジャスミンティー、ひんやりと冷たいけれど、香り豊かなお茶です。

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これがウーロン茶を淹れるための道具立て。10人分が用意されており、今までと違って10人総入れ替え制になります。そのため、受付で予約券を配布され、頃合いを見計らって庭に入れる札を渡されます。庭に入ってからは、先のグループが終わるまで、散策をしながら待つ事になります。

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ウーロン茶を淹れるのも煎茶道の一種なのでしょうか、順序正しく洗練された所作に感銘を受けました。最初に淹れた一煎目は茶葉を開かせるためのもので、これは捨てられます。

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二煎目から客に振る舞われるのですが、濃すぎず、薄すぎず、温度も丁度良いあんばいでした。これが二煎振る舞われ、汗をかいて乾いた喉を潤すには十分でした。

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お茶菓子は例年どおりの寺紋が入った饅頭です。一煎目と二煎目の間に食べる様に指示されたのですが、いつもと変わらず美味しいものでした。

抹茶の接待はあちこちでありますが、ウーロン茶というのは初めてで、新鮮な経験が出来ました。ただ、いつが抹茶で、いつがウーロン茶かは判らず、選べないのが難点ですね。

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コメント

お茶とお菓子いいですね~
ウーロン茶なんて初めてだけど、夏には良いかもね…
素敵なお庭を見て、美味しいお茶をいただくなんて最高だと思います。
拝観するだけよりも、ずっと思い出になりそう!

投稿: mami | 2017.06.19 23:44

mamiさん、

日本庭園の茶席でウーロン茶というのは珍しいですよね。
でも、手際よい手さばきで淹れて頂いて、
見た目にも爽やかでした。
美味しかったし、何より良い経験になりましたよ。

投稿: なおくん | 2017.06.20 21:17

こんにちは。
両足院、行って参りました!
友人と写経を楽しみ、お茶は頂かずに後にしたのですが、半夏生が満開で本当に貴重な時間を楽しむことが出来ました。
烏龍茶の振舞いとは素敵ですね。
中国茶の作法、私も簡易的なものしか見たことがありませんが楽しいですよね。
また是非訪れたいです。お薦めありがとうございました。

投稿: ちよ。 | 2017.06.25 12:53

ちよ。さん、

両足院に行かれたのですね。
半夏生の盛りに間に合って良かったです。
地味だけど、不思議な美しさのある花でしょう。

写経をされたという事は、予約をされていたのですか。
きっと御利益がある事でしょうね。

中国茶の作法は、何かと話しをしながらも流れる様な手順で、
本当に感心しました。
日本の茶道にも負けない素敵なものですね。

投稿: なおくん | 2017.06.25 21:11

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