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2017.01.03

京都・洛東 冬はつとめて2017 ~八坂の塔~

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新年最初の京都訪問は、早朝の東山を歩いて来ました。最初に訪れたのは八坂の塔、薄暗いのはまだ日が明け切っていないからです。

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八坂の塔は正式名称を法観寺と言い、臨済宗建仁寺派に属する禅寺です。寺の歴史は建仁寺よりもさらに古く、592年に聖徳太子によって建てられたと伝えられます。それを示す様に境内には太子堂がありますが、実際にはこのあたりを支配していた八坂氏の氏寺だった様です。

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八坂の塔は、平安時代の僧、浄蔵貴所が祈祷で傾きを直したという伝承を持ちますが、その後何度となく焼失を繰り返しており、現在のものは1440年に足利義教によって再建されたものです。応仁の乱の時には法観寺のほとんどの堂宇が焼失してしまったのですが、この塔だけはかろうじて焼失を免れました。物見櫓として使われたとも言われますが、良く破壊されずに残ったものですね。

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高さは49mあり、京都にある五重塔としては東寺の塔に次ぐ高さを持ちます。真下から見ると、結構な迫力を感じますよ。

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法観寺は、聖徳太子が如意輪観音の夢告げで建てたという伝承を持つ事から、この坂道に夢見坂という名が付けられた事があります。今でも残っているはずだけど、あまり浸透していない様です。それを示す様に、東山花灯路では八坂通として紹介されています。似た経緯を持ちますが、ねねの道と同じには行かない様ですね。

次は二年坂に向かいます。


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コメント

遅くなりましたがあけましておめでとうございます!

ここはもう何度となく歩いていますが、八坂の塔は「つとめて」に限りますね。
美しいですね。
東寺に次ぐ高さというのはあまり意識してませんでした。

あと、天寧寺のニワトリは私もすごく気になっていて、
確か以前調べた時はわからなかったのですが今調べたらたくさん載ってました(笑)
中国の故事が由来の「諫鼓鶏(かんこどり)」だそうです。
天下泰平の象徴だそうですよ。

今年もどうぞよろしくお願いいたします。

投稿: まきぼう | 2017.01.04 16:00

まきぼうさん、

あけましておめでとうございます。

昼間だとごった返す東山界隈ですが、早朝だと空いていて気分が良いですね。
特にピンと張り詰めた様な寒気の中を歩くのは、格別のものがあります。
清少納言もこの空気が気に入っていたのでしょうか。

天寧寺の鶏はそういう意味があったのですね。
要するに、祇園祭の鶏鉾と同じ趣旨だったのか。
これで一つ勉強になりました。ありがとうございます。

2017年がまきぼうさんにとって良い年でありますように。
今年もよろしくお願いします。

投稿: なおくん | 2017.01.04 21:20

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