京都・洛東 第51回京の冬の旅 ~聖護院~
京の冬の旅、二カ所目は聖護院を訪れました。聖護院は本山修験宗の総本山として知られます。
特別拝観では、宸殿、本堂、書院などが拝観出来ます。宸殿があるのはここが門跡寺院であったからで、かつては皇族や摂関家が住職となる寺でした。天明の大火や蛤御門の変などの際には、仮御所となった事もあります。
左手が宸殿で右手が本堂です。宸殿の方が本堂より大きいというのは門跡寺院ならではですね。宸殿には狩野派の障壁画が描かれておりかつての面影がありますが、今は仏間となっていて諸仏が祀られています。
宸殿前の市松模様の白砂の庭は護摩供養の儀式に使われる場所でもあり、2月3日の節分の時にはここで大掛かりな護摩が焚かれます。
その2月3日に来ると、自由に本堂や宸殿に入る事が出来ます。その時は冬の旅がどうなっているのかは判りませんが、ご本尊の不動明王や宸殿にある役行者像などは見る事が出来るはずです。説明は無いですけどね。(追記::1月30日から2月4日までは、冬の旅としては拝観停止だそうです。)
今回の特別公開では、初公開となる弁財天尊が見所の一つです。美しい着物を纏った姿は必見ですよ。また、繊細な印象のある書院もまた見所ですね。表裏で違う釘隠しなど、細かい意匠が施されています。
聖護院は見所が多いだけに拝観に時間が掛かり、小一時間は見ておいたほうが良いです。その点だけは注意が必要ですね。
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