京都・洛東 冬はつとめて2017 ~二年坂~
今の時期、二年坂を訪れる楽しみは椿にあります。坂の上の角で、溢れんばかりに咲いているのですよ。品種は何だろう、有楽かな。
二年坂は二寧坂とも書き、実際現地の立て札には二寧坂とあります。これは産寧坂の下にるから二寧坂という事らしいですね。でも、産寧とはお産が寧らかにという意味ですから、二寧坂では意味が通らなくなります。様は当て字という事になるのかな。
また、大同二年に出来たから二年坂とする説もあります。この場合、三年坂は大同三年に出来たという事になりますね。だとすると、今と同じ様に清水寺への参詣路として整備されたのかしらん。
この坂の下あたり一帯は、江戸時代に枡屋喜兵衛によって開発されました。なので、町名は枡屋町と言うのですね。さらに下って、大正時代に再開発が行われ、今の町並みが形成されました。しかし、現在は町家とは名ばかりで、店舗ばかりになっています。実際に住んでいる家は半分も無いんじゃないかな。
それでも、お地蔵様は大切にされている様で、真新しい花が供されていました。京都らしい伝統は、新しい住人となった今でも引き継がれている様ですね。
次は三年坂へと向かいます。
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