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2016.12.11

真田丸 第49回「前夜」

江戸、真田屋敷。大坂に行き、源次郎を説き伏せてくると言う信之。徳川方に知られぬよう、生きて帰れと稲。

兵糧を用意する松。

お守りとして六文銭を持たせるこう。

江戸城。千の無事を願う江。

大坂城。京に出て伏見城を押さえる、そして瀬田に出て徳川勢を迎え撃つと持論を展開する幸村。秀頼公はどうされるのですと大蔵卿局。伏見城で指揮を執って貰うと幸村。ありえぬと大蔵卿局。全軍の士気が高まるなら伏見まで行っても構わぬと秀頼。総大将はみだりに動かぬものと大蔵卿局。

お局様はどうせよと仰せかと治長。敵を迎え撃つのは大坂城と大蔵卿局。要害が出来上がっていればあり得た話、今は愚策と幸村。それを何とか勝ちに持っていくのがそなたの勤めと大蔵卿局。無言になる幸村。

そろそろ俺たちの策を聞いて欲しいと又兵衛。敵は大軍ゆえ、広い南側から攻めて来る、そこで天王寺に進出し、辺り一帯を固めて敵を迎え撃つと勝永。秀頼公はと大蔵卿局。城で高見の見物と勝永。素晴らしいと大蔵卿局。

南は良いとして、敵が東から来たらどうすると盛親。平野川の堤をあちこちで切っておこう、そうすればあたり一面沼地となり、敵は近づく事は出来ないと幸村。うなずく秀頼。

全ては豊臣家の御為と大蔵卿局。存じておりますと幸村。茶々様と秀頼公をお守りするのが私の役目、言葉がきついのは性分ですと大蔵卿局。つまり、我らは同じ方を向いていると幸村。ただし、浪人は大っ嫌いじゃと大蔵卿局。

京、二条城。各地から三十万の軍勢が集まっていると正純。落とせるか正信と家康。居眠りしている正信。全軍が集まればすぐにも総攻めをと正純。そうあせるな、まずは城を出てl浪人を追放すれば兵を引くと文を送れと家康。無駄です、秀頼が居る限り浪人は増え続ける、秀頼を亡き者にせぬ限りこの戦は終わらない、豊臣の血はこの戦で断ち切る、父上は甘すぎると秀忠。恐ろしい男に育ったと家康。

大坂城。大和郡山に移れ、ただし浪人は連れて行くなという家康からの文を受け取った秀頼。如何なされますと幸村。徳川とはこれにて手切れと文を破る秀頼。御意のままにと幸村。

豊臣の家も、天下一と謳われた大坂城も、これで終わりだなと家康。

真田の陣。信吉、信政に会っている信之。源次郎と話がしたい、合う手立ては無いかと信之。実は信伊様が、もう一度幸村に会うためにこちらに向かっていると茂誠。

4月29日、樫井。浅野勢と衝突した大野治房勢。一発の銃弾に倒れた団衛門。

大阪城内に運ばれた団衛門の遺体。そこにやってきて、いずれ皆もこの男の横に並ぶ事になるのですかと淀の方。いい加減にして下さいと連れ去るきり。

家康の本軍は、大和路を通って河内に出る、まず道明寺で食い止めると幸村。俺が行こうと又兵衛。又兵衛を助けてやってほしいと全登に頼む幸村。後詰めとして私と毛利と幸村。出来るだけゆっくり来てくれ、それまでに片付けておくと又兵衛。長宗我部殿には、八尾、若江を抑え、秀忠の軍を食い止めてくれと幸村。木村殿はそれを支える、おのおの、ぬかりなくと幸村。

5月1日、平野へ兵を進めた又兵衛と全登。

二条城。又兵衛が道明寺に入った事を知り、その裏をかく事にした家康。大和路を任された伊達勢。又兵衛が気になると正信。如何いたすと家康。調略と正信。

又兵衛の陣。徳川の使者に会っている又兵衛。播磨35万石という条件を示す僧。ふざけるなと笑い飛ばした又兵衛。

それで良い、又兵衛が徳川の使者に会い、調略に乗ったという噂を流せと正信。その噂をかき消すために焦って戦をする、そうなれば勝てるはずもない、又兵衛の命運は既に尽きたと正信。

徳川義直の陣。身柄を拘束されている信伊と信之。そこに現れた長泰。信之を見て慌てて逃げる長泰。それを追う信之。仕方が無かったんだ、あの兵糧は全部取り上げられたと言って逃げた長泰。

信伊を問い質した義直の家臣。彼は室賀久太夫と名乗ります。真田信伊と名乗のり、立ち去ろうとする信伊。待たれよと引き留める久太夫。我が父は真田安房守の罠に嵌まりと言いかける久太夫を、黙れ小童と一喝する信之。

大坂城近くのとある場所。信伊と信之に対面した幸村。大御所様はどうしてもお前が欲しい様だと信伊。ありがた迷惑と幸村。前とは事情が違う、かような城でどうすれば勝てる、信濃一国ではどうかと仰せだと信伊。気前の良い事でと幸村。兄上が終生望んでいた信濃の国主になれるのだぞと信伊。黙って首を振る幸村。

源次郎は死ぬつもり、しかも大御所様を道連れにと信之。買いかぶりです、いくら何でもそれはと幸村。徳川に刃向かいたくば刃向かえば良い、ひれ伏したくなくばひれ伏すな、しかし、死んではならぬと信之。捕まれと申されますかと幸村。そうだ、今度も必ずお前を助けてみせると信之。そしてまた14年と幸村。

決してお前を死なせはせん、犬伏での誓いを果たすつもりでいる、それを言いに来たと信之。では、いま、ここで酒をと幸村。帰ると信之。兄上と酒を酌み交わしとうございますと幸村。これは今生の別れではないと信之。生きたい様に生きれば良いと信伊。

家康の陣。景勝と酒を酌み交わす家康。今の自分があるのは太閤殿下のおかげ、しかし、わしは豊臣を滅ぼす、秀頼があそこに居ては徳川の為にならない、そのための戦と思ってくれと家康。何故、私にお話にると景勝。お主には判って欲しかったのだと家康。心の内に、やましさがあるからでは、この戦に大義が無い事が気になるからではと景勝。この話は止めようと家康。

先の戦で、真田源次郎の姿を見ましたと景勝。あの男は、私がそうありたいと思っていた人生を生きていると景勝。親子二代で楯突きおってと家康。

5月5日。二手に分かれて河内平野を目指す徳川勢。

又兵衛の陣。今夜の内に道明寺まで出ようと思っていると又兵衛。気を悪くしないで聞いて貰いたいと幸村。寝返る訳もなかろうと又兵衛。本気にしている奴もいると勝永。誰だと又兵衛。大蔵卿の婆あとかと勝永。言いたい奴には言わせとけ、播磨35万石だとさと又兵衛。実は私も信濃40万石で誘われたと幸村。なんで俺には声が掛からないんだと勝永。

一つだけ頼みがある、悪い噂を立てられたからと言って捨て鉢にはならない事、手柄を立てようと焦らない事と幸村。うなずく又兵衛。何で俺には声がかからないと勝永。

兜に香を焚きしめて、又兵衛にあいさつに来た重成。

道明寺に向けて進軍する伊達勢3万5千の軍勢、八尾、若江方面に向けて進軍する13万の本軍。

道明寺、又兵衛の陣。幸村の後詰めを待たずに敵陣へと突っ込む又兵衛。しかし、伊達勢の猛反撃に遭い、討ち死にした又兵衛。

又兵衛討ち死にの報に呆然とする秀頼。

幸村の陣。先走った又兵衛をののしる勝永。大和路の軍勢はと問う幸村。伊達正宗と全登。

正宗の陣。このまま進め、この先には真田が居る、決して侮るなと命ずる正宗。

重成の陣。敵が本軍と知り、目論見が外れた、ここは引き上げようと盛親。ここを通してしまっては道明寺の後藤勢が逃げ場を失うと重成。

果敢に攻め込んだ重成。しかし、多勢に無勢で討ち取られてしまった重成。

もはや勝ち目は無いと、部下達に解散を命ずる盛親。

幸村の陣。我らの策が敵に筒抜けの様だと幸村。有楽斎の他に間者がと勝永。我らの話し合いを常に聞いていた男だと幸村。

厨。徳川の使者と会っている与佐衛門。それを見た与八。与八を刺し殺した与佐衛門。

伊達勢と激戦を繰り広げる真田勢。手傷を負った大助。

城へ引き上げる途中、正宗を見据え、これで仕舞いか、徳川には真の兵は一人もおらんのかと叫ぶ幸村。色めき立つ部下を抑え、矢玉が尽きたと後を追わなかった正宗。悠々と引き上げる幸村。

大坂城。負傷兵で溢れかえる城内。倒れていた九兵衛。

馬上筒を取り出して眺める幸村。佐助を呼ぶ幸村。

春に城を出ろと命ずる幸村。どこに行けと言われるのですかと春。伊達陸奥守の陣だ、あの方ならかならず庇護してくれると幸村。

正宗の陣。正宗に春たちの庇護を頼む佐助。快諾した正宗。

大坂城。大助は城に残る、内記は足手まといだ、作兵衛は春たちを送り届けたら戻ってこい、きりには大事な仕事がある、残ってくれ、これは決して永久の別れではないと幸村。

良く耐えてくれたと幸村。泣いても良いのなら泣きますよと春。私は大谷刑部の娘ですと春。そうであったと幸村。ご武運をと春。

正宗の陣。正宗に拝謁した春たち。身柄を引き受けた正宗。

大坂城。きり相手に、明日家康相手に決戦を挑むことにしたと幸村。いよいよですねときり。おまえはいざとなったら千姫様を連れてここを抜けだし、秀忠の陣へ行けと幸村。大仕事ではないですかときり。だからお前に頼んだと幸村。その後はときり。沼田にでも帰ればよかろうと幸村。ここに戻ってきます、こうなったらお上様とご一緒します、最後までときり。源次郎様の居ない世に居てもつまらないからときり。

きりを強く抱きしめる幸村。遅いときり。すまぬと口づけする幸村。せめて10年前に、あの頃が一番きれいだったんですからときり。


今回は大坂夏の陣の前半が描かれました。概ね史実に沿って描かれていましたが、冒頭の作戦シーンでは、幸村が持論の出戦論を唱え、それを治長と治房が反対し、妥協案として道明寺で迎え撃つ事を又兵衛が提案したという流れだったと言われます。概ねドラマのとおりですが、治長が幸村方に付いている点が違うかな。

徳川方からの最後通告として、大和郡山に移れば兵を引くという提案があったのは事実です。しかし、大坂方の中の反対派の抵抗に遭い、この提案は拒否されました。これに対して徳川方はさらに譲歩し、従来の豊臣家臣は残し、新規に召し抱えた浪人達を追放すれば良いとしたのですが、秀頼はこれまで奉公してくれた者を切る事は出来ないとして、ついに手切れを通告したのでした。

夏の陣で緒戦なったのが樫井の戦いであった事はドラマにあったとおりです。この戦いで、団衛門が戦死した事もドラマで描かれたとおりですが、一発の銃弾で倒れたのではなく、先陣争いをして味方の連携を崩してしまい、乱戦の中で討ち取られたと言われます。この方がドラマで描かれて来た団衛門らしいという気がするのですけどね。

道明寺の戦いについては、新説が採られた様です。従来の説だと、当日は深い霧に覆われており、又兵衛は先行して道明寺に入ったのですが、後詰めとして追う幸村が道を見失い、戦いには間に合わなかったと言われてきました。しかし、最近の研究では幸村の行軍が霧に遮られたという事実はなく、ドラマにあった様に又兵衛、幸村と別々に布陣しており、又兵衛が苦戦に陥った時に救援に向かおうとしたのですが、間に合わなかったという事ではないかと考えられています。

幸村が伊達勢を押し返したのは有名な史実で、激突は三度に及び、道明寺まで押し返したと言われます。この時、大坂城に引き上げる幸村が、関東勢百万と候え、男はひとりもなく候と叫んだと言われ、ドラマでは少し意訳されていましたね。また、正宗が追撃を迫る徳川勢に対し、玉薬が尽きたと言って軍勢を止めたのも史実どおりです。

幸村が娘の梅を伊達正宗の陣に託したのも史実とされます。ただし、春の方は一子を伴って紀州に逃れ、浅野勢に囚われたと言われます。ただ、その後処刑されたとは伝わっていないので、恐らくはどこかで生き続けたのでしょうね。

きりについては、ドラマのナレーションにあったとおりで、梅を産んだのは彼女だとも言われます。ドラマの最初の頃に4人の妻を娶ると言っていたのに何時になるのかと思っていましたが、最後になってやっと実現しました。何とも長い伏線でしたね。

伏線と言えば室賀久太夫の登場にも驚きました。なぜ徳川義直の陣が出てくるのかと思っていたのですが、久太夫を出すためだったのですね。そして、前半で話題になった黙れ小童の台詞を、言われていた信之に言わせるためでした。シリアスな展開の中にこういう遊び心が垣間見えるのが三谷脚本の楽しいところです。なお、久太夫は実在の人物で、義直に仕えています。

次回はいよいよ最終回、幸村の突撃がどう描かれるか楽しみに待ちたいと思います。

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