京都・洛中 京都非公開文化財特別公開 ~京都ハリストス正教会~
京都非公開文化財特別公開の三カ所目は、京都ハリストス正教会を訪れて来ました。こに来るのは9年ぶり二度目になりますが、その間に西日本教区センターが建設され、印象が随分と変わっていました。
以前は入り口左側に木造の旧会館があり、教会正面には大きな蘇鉄が植えられていました。また、教会の裏口には桜だったかな、古い木がありました。今はそれらが全て取り払われ、近代的な新会館に変わっています。教会そのものは基本的には変わっていないのですが、何だかすっきりして別の場所に来た様な気がしました。
教会は、京都府庁旧館を設計した松室重光の手によるもので、明治36年に完成した日本で最古級の本格的ロシア・ビザンティン建築です。聖堂の名としては、京都生神女福音大聖堂というのだそうですね。
今回の特別公開の見所は、なんと言っても堂内正面にあるイコノスタス(聖障)で、壁一面に数十枚のイコンが貼られています。あまりキリスト教に縁が無いせいもありますが、こういうのは初めて見ました。キリストに関する様々な場面が描かれており、最後の晩餐など私にも判る場面もありましたよ。信者の方が見ると、また格別なものがあるのでしょうね。
残念ながら内部の写真は撮れませんでしたが、今年の5月に修復されたとの事で、とても美しく整備されているのが印象的でした。
この日は思っていたよりも拝観者が多く、少し意外な感じでした。どうやらこの数日前に特別拝観の情報がテレビで紹介された様ですね。マスコミの影響はやはり凄いものがあるな。特別拝観は明日まで、普段は入れないハリストス教会の中を見たい人は、行ってみられては如何ですか。
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