京都・洛中 時代祭2016 ~豊公上洛列から織田公上洛列まで~
豊公参朝行列は、秀頼の初参内や元服時の参内の様子を表したものです。豊臣氏がまだ勢いを保っていたころであり、行列からもその華やかさを感じ取る事が出来ます。
行列の中心となるのはこの牛車で、かなりの大きさがありますね。曳くのも大人数が掛かってやっとという感じで、牛を止めたり歩かせたりも容易ではない雰囲気でした。
中には誰も居ないと思いますが、設定としては秀吉とまだ幼い秀頼が乗っている事になっているのでしょうね。牛車には豊臣家の桐紋が描かれていますが、この意匠が実際に使われていたのかどうかは、調べた限りでは判らなかったです。
豊家参朝列に続くのが織田公上洛列です。最初に現れるのが立入宗継。あまり一般には知られていないと思いますが、戦国時代において朝廷と信長を繋ぐ役目を果たした人です。信長の上洛を促したという事で、この行列の先頭に居るのでしょうね。
先ほどの牛車の中には居なかった秀吉が、ここに居ました。豊家という形と、武将という形の二度に渡って登場するのは、それだけ朝廷に対する働きが厚かったという事になるのかな。
白馬に乗って颯爽と現れるのが信長です。衣装も見るからに豪華そうですね。
信長と言えば鉄砲ですが、維新勤皇隊が持っていた鉄砲と比べると随分と簡素です。火縄銃という事で簡単にしてあるのでしょうけど、もう少し重量感があっても良さそうなものだけどな。
リアルひこにゃんの滝川一益です。毎回見て思いますが、本当に不自由そうな兜ですよね。重いだろうし、そこら中に引っ掛かって困ったんじゃないかしらん。
最後は柴田勝家です。黒い鎧が如何にも強そうですね。瓶割り柴田の異名に相応しい衣装かな。
明日は室町幕府執政列からお届けします。
| 固定リンク
「京都・洛中」カテゴリの記事
- 京都・洛中 クリスマスイルミネーション2018 ~京都駅ビル~(2018.12.22)
- 京都・洛中 クリスマスイルミネーション2018 ~ローム~(2018.12.21)
- 京都・洛中 ここも中止でした ~平安女学院~(2018.12.19)
- 京都・洛中 イルミネーションが無くなりました ~セントアンドリュース教会~(2018.12.18)
- 京都・洛中 クリスマスイルミネーション2018 ~京都ホテルオークラ~(2018.12.17)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント