京都・洛東 縁結びの神様 地主神社
清水寺の裏手に地主神社があります。縁結びの神様として知られ、常に多くの参拝者で賑わっています。社伝に依れば起源は縄文時代にまで遡るとされており、清水寺よりはるかに古い歴史を持つ事になりますね。
鳥居を潜ると、御祭神の一つである大国主命の像出迎えてくれます。その横には因幡の白ウサギが並んでいるのですが、2本足で立った姿がちょっとシュールに感じるのは私だけかしらん。
境内はごく狭いのですが、様々なもので溢れかえっています。これはその一つの恋占いの石で、対になっているもう一つの石との間を、目をつむって歩く事が出来れば恋が成就するという趣向になっています。この日も挑戦している人が居ましたね。
この石はさらに言われがあり、縄文時代の遺物であると鑑定されているとの事で、神社の起源を証明する証拠の一つと言われます。
これは何なのでしょうね、たぶん打ち手の小槌の様にお互いに振りかければ、仲良くなれるという趣向なのでしょうか。あるいは願いを込めて自分に振りかけるものなのかしらん。暫く待って、使い道を見てくればよかったかな。
こちらは女性の望みを叶えるというおかげ明神です。でも、願いには恨みを晴らすという事も含まれており、背後の杉の木は、江戸期には丑の刻参りの木として流行したのだとか。今でもくぎの穴が沢山残っており、怨念が籠もっている様でちょっと怖かったです。
若い人向けの神社と思って敬遠しがちな地主神社ですが、入ってみると色々あって面白いですね。良縁のほかにも商売繁盛、交通安全など様々なご利益のある神社ですから、清水寺に行く事があったら少し寄り道をして参拝されて行かれては如何ですか。
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コメント
最近境内は人で溢れているので恋占いの石の間を目をつむって歩くには前途多難の恋が多いと思われます^^;
投稿: Milk | 2016.09.10 18:09
こんばんは (^^)/
10年ほど前に行った時に、友人がこの石で恋占いをやりました。
皆で右だ左だと指示して、やっとたどり着いた事を懐かしく思い出しています。
でも、その友人はまだ独身ですが… (^▽^;)
投稿: mami | 2016.09.10 21:12
Milkさん、
人は多いですがそこは良くしたもので、
この占いをやっている人が居ると、この線上からみんな居なくなります。
なので、ぷつかる事は少ない様ですよ。
ただ、私が見ていた人はゴール直前であらぬ方向へ曲がって失敗してしまいまい、
ちょっと可哀想でした。
投稿: なおくん | 2016.09.10 21:21
mamiさん、
この占いは自力でやり遂げてこそ意味があるのですよ、たぶんですけど。
でも、スイカ割りみたいにわいわい言いながら占うのも、
楽しいものですよね。
投稿: なおくん | 2016.09.10 21:26