京都・洛東 初秋2016 ~清水寺 9.3~
三年坂から清水寺まで来ました。八坂の塔ではあれほど曇っていた空が、今や青空に変わっています。時間にして30分ほど、その変わり様にはあきれるばかりでした。もっとも遠雷は聞こえていたので、雷雲がどこかに移動していったという事なのかしらん。
ずっと気になっている本堂の修復作業ですが、拝観券売り場で確かめたところ、まだ予定は立っていないとの事でした。予算面、あるいは技術面か何がネックになっているのかは判りませんが、まだ暫くは本堂が仮屋根に覆われる事は無いようです。でも、屋根を見上げると痛みが相当目立っており、あまり猶予時間はない様にも思えます。
その本堂の舞台は厚さ10㎝というヒノキの木で覆われています。今はあたかも展望台の様に自由に出入り出来ますが、本来はご本尊の観音様に諸芸を奉納する場でした。今でも青龍会を始め、様々な奉納が行われています。
一説には檜舞台という言葉はここから来たと言われ、その舞台の背景に描かれる木は、この舞台から見た山の景色を表すのだとか。確証は無いけれど、あり得ない話ではなさそうですね。次に子安の塔の前から見た景色の動画をご覧下さい。
まだ蝉時雨が大きく夏の名残が強いですが、鳴いているのはツクツクボウシやミンミンゼミで、京都では夏の終わりから初秋にかけての蝉であり、確実に季節が動いているのが判ります。
子安の塔から音羽の滝まで来ました。この滝は清水寺の起源に関わっている滝で、開山である延鎮上人が、はるばる奈良の都から探し求めてきたという聖なる水です。清水寺という寺号もこの滝に依っており、清い水のある寺という意味なのですね。
あと二ヶ月半もすれば、ここも紅く色づく事でしょう。今年はあまり良い感触を持っていないのですが、実際にはどうなるのでしょうね。出来る事なら見事な紅葉を見せて欲しいものだと思っています。
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