京都・洛中 京都御所通年公開 2
今日も京都御所見学の続きです。これは建春門。勅使の出入りに利用された門で、建礼門に次ぐ格式を持ちます。数年前に屋根の葺き替えをしていたのは記憶に新しいところですね。
これは春興殿。現在のものは大正天皇の即位式の際に建てられたものですが、元々は三種の神器の内の一つ、神鏡を収める場所でした。
ここは清涼殿です。天皇の日常の場となるところですね。御殿の前には唐竹と呉竹が植えられています。
これは獅子と狛犬に守られた御帳台。この裏に御湯殿上、御手水間、朝飼間など、生活に必要な施設が揃っています。
ここは小御所。本来は儀式を行う場で、天皇と将軍の対面などもここで行われました。慶応3年12月9日に発せられた王政復古の大号令を決めた小御所会議は、まさにこの場所で行われています。ただし、建物自体は一度焼失しており、現在のものは昭和33年に復元されています。
これは御池庭。その名の通り池を中心とした回遊式庭園です。手前に玉石を敷き詰めた州浜を持ち、後ろに高木を配して奥行きを出しています。とても街中にある庭とは思えないですね。
素晴らしく優雅な庭で、御所に相応しいというべきでしょうか。出来る事ならこの中を歩いて、その景色の変化を見てみたいものですね。
ここは御学問所。その名の通り学問の場ですが、臣下との対面などにも用いられました。
御所には一般拝観の時に何度か入っていますが、これだけゆっくりと拝観したのは初めてです。もっと混んでいるかと思っていたのですが、暑い時期だという事もあってか存外空いていました。中が見えない、紫宸殿に近づけないなど一般拝観とは異なる点はありますが、これだけの歴史的資産を常時拝観出来る様になったというのは素晴らしい事ですね。次は紅葉の時期、あるいは左近の桜が咲く時期に入ってみたいと思っています。
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