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2016.08.21

真田丸 第33回「動乱」

慶長4年1月21日、伏見城、治部少輔丸。

秀家と秀秋に家康を襲うと打ち明ける三成。自分も兵を出すと秀家。自分の兵だけで行う、左近を呼んでくれと三成。

庭で槍を振るう左近。その左近を呼びに来た信繁。

廊下ですれ違った人物を見て驚く信繁。それは江雪斎でした。今は秀秋に仕えているという江雪斎。

南櫓。徳川屋敷を見下ろしながら三十郎と語り合う信繁。家康を討ち取るのが良い事かどうかは判らぬ、しかし、兵を挙げる以上勝たなければならないと信繁。

軍議を開き、策を決めた信繁。

徳川屋敷。正信に夜討ちの知らせを持ってきた江雪斎。

江戸へ帰ると家康。この際大事にしてしまおう、そして、伏見在住の大名達に声を掛け、どれほど使えるか試しては如何と正信。面白いと家康。

屋敷の守りを固める忠勝。

謀が漏れたと知った三成。ここは一旦兵を引くべきだと信繁。ここで引くわけにはいかない、大義名分がこちらにある事を世に知らしめる、その為に大坂へ行って秀頼公の許しを得てくると三成。毛利公には秀秋、上杉には信繁が説得に当たって欲しいと三成。

上杉屋敷。これ以上巻き込まないで欲しいと兼続。家康を押さえられるのは景勝を置いて他に無いと信繁。その徳川を敵に回したくないと兼続。秀家と力を合わせれば十分に互角と信繁。これ以上は時の無駄と兼続。それを陰で聞いていて、すまぬと景勝。

大谷屋敷。病床にある吉継。三成はあせり過ぎたと吉継。味方がどれだけ揃うかと信繁。味方が揃わなかった時、あの男がどう出るかと吉継。

真田屋敷。徳川から文が届いた、三成はどういうつもりなのかと信幸。父上はどうされるかと信繁。この間刺客を放ったばかりだ、今更徳川のために戦えるかと昌幸。私はひとまず顔を出してくると信幸。

信繁を北政所が呼んでいると知らせに来たきり。

北政所の部屋。秀吉が死んでから間もないと言うのにこの騒ぎは何と北政所。その場に居た秀秋に、毛利はどうかと聞く信繁。この子をごたごたに巻き込むのはやめてと北政所。清正と正則がここに来た、あの子たちも随分と悩んでいたと北政所。

三成と家康のどちらに味方して良いのかさっぱり判らないと清正。戦の無い世を作ったのは殿下、それを乱す者に味方してはいけない、徳川を守るのだと北政所。

三成ももう少し賢いかと思っていたが、かいかぶりだったかと北政所。三成が豊臣家を思う気持ちは誰にも負けないと信繁。とにかく、今度の事は絶対認めないと北政所。

きりの意見を聞きたいと信繁。しまったと思っているはず、止めたくても止められないのが本音ではときり。

徳川屋敷を訪れ、思っていた以上の物々しさに驚く信幸。大勢集まった広間の隅に目立たぬように座る信幸。そこに現れ、信幸を一同に紹介する忠勝。

大坂城。前田利家を前に、秀頼公の許しを請う三成。もってのほかと大蔵卿。千成瓢箪を預かるだけで良い、それを旗印にすれば豊臣家の許しを得た事になると三成。もし負けたら、豊臣家が徳川に負けた事になると大蔵卿。諦めよと利家。

淀の方の部屋。三成は帰ってしまったのか、伏見で何が起こっているのかと淀の方。何もと大蔵卿。

徳川屋敷。家康の呼びかけに応じた大勢の大名達。家康はいざと言うとき誰が頼りになるのか試しているのかもしれないと信幸。

一同の豊臣家への忠義には痛み入ると正信。我らが居れば三成など恐れるに足らぬと正宗。この前家康を狙った忍びの者も三成の手の者だった様子と忠純。この手で成敗してくれると正則。何か思い詰めた様子の清正。

治部少輔丸。三成を訪ねてきた清正。大坂に出かけていると信繁。では待たせて貰うと清正。

真田屋敷。佐助から双方に集まった大名の様子を聞く昌幸。数では徳川が優勢だがと昌幸。

治部少輔丸。大坂から帰って来た三成。その三成に兵を引けと説く清正。それは出来ない、おまえこそなぜ徳川に付いたと三成。家康は殿下に後を託された、無闇に殺す事は出来ないと清正。なぜ徳川の魂胆が判らないと三成。お前が家康を憎んでいる事は良く判った、しかし、力尽くで相手を倒そうなどとはお前らしくないと清正。やらなければならない時にはやる、私はそうしいう男だと三成。振り上げた拳をどこに下ろせば良いか判らなくなっているのだろう、だったらわしと腕相撲をしようと清正。家康のところへ帰れと三成。戦になったらお前を殺すぞと清正。望むところだと三成。

毛利も上杉も動かない、秀頼の許しも出ない、腹が痛くなってきたと三成。どうするのだと秀家。忠興が居た、あれを味方に引き入れよう、誰か忠興の下へと三成。誰も動かない一同。いや私が行くと三成。どうにもイラッとさせる男だと秀家。

細川屋敷。干し柿の箱詰めを差し出し、忠興が何か言いかけたところを、これより徳川屋敷に討ち入る、どうかお味方頂きたいと畳みかける三成。清正と正則は早々と家康に付いたとか、あいつらは殿下の身内というだけで出世しおって大の苦手だ、しかし、それ以上にお主には怒りを覚えると干し柿を投げつける忠興。これはほんの話の繋ぎと三成。お主が来るまで悩んでいた、しかし、これで腹は決まった、これより徳川屋敷に参ると忠興。

徳川屋敷に翻った細川の旗。

真田屋敷。この一件、全ては父上の出方に掛かっていると信繁。私が三成に味方して何が変わると昌幸。三成ではなく、家康に味方して欲しい、そうすれば三成も諦めが付くと信繁。そういう事かと昌幸。

大谷屋敷。病身を押して鎧を身につけている吉継。そこに現れた三成。持つべきものは友、いまこそ吉継の力が必要、身体がきつければ輿を用意させましょうと三成。勘違いされるな、これから行く先は徳川屋敷だと吉継。気でも触れたかと三成。お主は間違っている、家康が要となって秀頼を守っていく、それ以外に豊臣家を長らえる道は無いと吉継。殿下は亡くなる前に家康を殺せと命じられたと三成。死を前にした老人の世迷い言に惑わされるなと吉継。今の言葉、たとえ吉継と言えども許さぬと三成。家康を殺してその後はどうする、お主が政をするのかと吉継。他に居ないのならばと三成。お主に人が付いてくるのかと吉継。やってみなければ判らないと三成。ならば、今夜どれだけの大名がお主に従ったと吉継。まだ間に合う、今兵を引けば咎められる事はないと吉継。吉継の手を払って立ち去る三成。

徳川屋敷。吉継が来た事を喜ぶ家康。我が主のため、君側の奸、三成を懲らしめて下さいと正信。誤解してもらっては困る、家康の為に来た訳では無い、太平の世を乱す者を懲らしめるのが我が勤めと吉継。

そこに現れた昌幸。こうなっては三成は手も足も出まいと家康。

早速軍議を開く昌幸。異議を唱える清正。ここは昌幸に任せようと吉継。同意する正宗、忠興。やむなく折れる清正。軍議を進める昌幸。暗殺しようとしたのも三成と正宗。それはけしからぬとすっとぼける昌幸。

治部少輔丸。我らだけで戦う、戦の支度をと三成。

上杉屋敷。徳川はすっかり守りを固めた、三成はどう出ると景勝。ああ見えて、目先の利で動く男ではないと兼続。義の為なら命も捨てるかと景勝。それが出来る男ですと兼続。では、自分はどんな男だと景勝。

徳川屋敷。三成勢が来ない事に苛立つ忠勝。六文銭の旗を掲げさす信幸。

治部少輔丸。出陣の触れを出す三成。そこに現れた、吉継と昌幸の旗が揚がった事を知らせる伝令。どういう事だと三成。昌幸は徳川に付いた、もうここまでですと信繁。もう遅い、出陣しなくても秀頼公の許しを得ずに徳川攻めを企てて世を騒がせた、惣無事令に反したと家康は付いてくる、どうせ腹を切るなら徳川屋敷に攻め入るまでと三成。まだ策をあるはずと秀家。これは三成一人で引き起こした事、秀家には老衆としてこれからも家康から豊臣家をお守り下さいと出て行こうとする三成。

いけませぬ、と叫ぶ信繁。三成にはまだまだ生きて貰わなければならない、命がけで天下万民のために尽くして来た姿を見てきた、己の欲で動く家康のなしえない事でございますと信繁。そこに現れた景勝と兼続。今日のところは諦めよと景勝。今日が無ければ明日は無いと三成。家康は自分が倒すと景勝。御屋形様は本気になられたと兼続。殿下の前で我らは誓った、それを破る者は義を知らぬ、それを許すわけには行かない、我らで家康に大戦を仕掛けるのだと三成を抱きしめる景勝。

徳川屋敷。三成が戦支度を解いたと聞き、大した事は無かったと家康。

これで良かったのだと引き上げる清正たち。

自分の一言で豊臣恩顧の大名がこれだけ集まった、これはいけるかも知れないと家康。ほくそ笑む正信。これが狙いだったのかと家康。腰の重いお方だからと正信。


今回は全くの創作の回でした。伏見で三成が挙兵しようとした事実はなく、従って真田がキーポイントになった事も、景勝が打倒家康を決意した事もすべて創作です。
似た様な事件としては清正、正則、忠興ら三成を憎む七将が三成を襲おうとした事がありますが、場所は大坂であり、三成は被害者です。でも、これは次回に描かれる様ですね。今回はむしろ、関ヶ原前夜を思わせる展開でした。

(追記です。全くの創作とは少し言い過ぎました。前回に描かれた家康に対する問責の際に、似た様な事があったのですね。ただし、主役は前田利家で、勝手に婚姻を進める家康に対する弾劾を行うべく、戦も辞せずという態度を取りました。当時、利家は秀頼の守り役として大坂城にあって伏見に居た家康と対峙し、それぞれの下に大名達が集まり一触即発の危機もあったのですが、結果としては戦には至らず両者が誓紙を取り交わす事で決着が付き、その後家康と利家が相互に訪問する事となります。ドラマはこの事件を下敷きに、舞台を伏見に、主役を三成に変えて描いたのですね。ただ、それぞれの下に集まった大名については、清正、忠興を利家派とするなどドラマとは異なる説がある様です。)

たぶんですが、これまで豊臣家の忠臣としてだけ描かれてきた三成が、どれだけ他の武将達に憎まれていたかをここではっきりさせたかったのでしょうか。それと併せて家康が天下奪取の野望を抱いた契機としたかったのかな。正直言って、かなり無理のある展開ではないかと思います。もう少し丁寧に描いてきて欲しかったな。忠興がなぜ三成をあそこまで憎んでいたか判らないし、正則も清正と一緒に迷っていたはずなのに首を刎ねられずに残念だと言う気持ちが判りません。

でも、ドラマとして見れば、三成を止めに来た清正は男気があったし、それが判らない三成という男の一本気なところが面白かったです。

あと、ネタバレになってしまいそうですが、三成が事に及ぼうとする時、腹を下すというエピソードがそれとなく語られていました。それと干し柿も三成の最期の時に出てくるのかな。

次回は一気に関ヶ原前夜まで行く様ですね。直江状も出てくる様だし、どんな展開になるのか楽しみにしたいと思います。

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