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2016.08.16

大文字送り火

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今日8月16日は、大文字送り火が行われました。今年は残念ながら行く事が出来なかったので、過去に撮った写真からの構成となります。

五山の送り火は、お盆の間お迎えしていたご先祖様の霊を、あの世に送り返すという宗教行事ですが、その起源についてはよく判っていません。弘法大師が始めたとも、足利義政が始めたとも言われ、これだけ大規模な行事にしては珍しい事ですよね。

この大文字の文字は見事な筆捌きとして知られ、弘法大師の字とも、近衛信尹の字とも言われます。地元では弘法大師説が信じられている様で、点火の際には浄土院にある小さな大師像が山上に持ち上げられるそうです。

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妙法は二山で一つと数えられ、その文字からも判る様にこの地域で日蓮宗が盛んである事によります。その字の並びからまず最初に妙の字が出来、その後法の字が加えられたと考えられています。法の字は比較的あちこちから見る事が出来るのですが、妙の字は市内から見えるところは限られており、北山通のノートルダム女学院の近くや宝ヶ池自動車教習所などがポイントとなります。

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左大文字は、法恩寺からたいまつ行列が出発するのが特徴です。裏方である保存会にもスポットライトを当てようと始められたそうで、出発時刻には大勢の人がその勇姿を見に来ます。そして金閣寺の裏山へと登って行くのですが、そのたいまつの明かりが山肌を登って行く様は、なかなか風情がありますよ。

山上に運ばれたたいまつの火は一度一カ所に集められ、時間が来るのを待ちます。そして、再びたいまつに火が移されて各火床へと運ばれていきます。その様子を動画にてご覧下さい。

このたいまつが蠢く様があたかも大の字を描いている様に見えて、左大文字は筆順どおりに点火されるという俗説を生んだようです。実際に見ていると、一斉に点火されるのが良く判ります。

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左大文字は標高が低く、文字としては大文字よりも小さいですが、すぐ近くに見えるので迫力はありますよ。見える場所も多く、お薦めの五山の一つです。

今年はテレビで五山の中継を見ましたが、現場は雨で大変だった様ですね。でも、保存会の方達の努力によって無事に点火されたのは何よりでした。さて、来年はどこに行こうかな。

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コメント

今年のお盆は13年ぶりに田舎に帰っていたので
清水さんの千日詣りも五山の送り火にも行けませんでした。

私もTVで五山の送り火を見ましたが
今まで経験したことがないくらい雨が降っていましたね。
でも無事点火され、お精霊さんが帰られてほっとしてみてました(*^_^*)

投稿: Milk | 2016.08.17 16:59

Milkさん、

テレビでは普段は見られない裏側を知る事が出来て有意義でした。
保存会の人たちの苦労は一通りではないですね。
それに加えて今年の大雨は余計に負担を掛けるものだった事でしょう。

鑑賞に行った人も出町柳からはほとんど見えなかった様で、本当に余計な雨でしたね。
雨に祟られる大文字は今年だけにして欲しいものです。

投稿: なおくん | 2016.08.17 21:19

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