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2016.05.05

京都・洛北 賀茂競馬2016 ~上賀茂神社 5.5~

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平成28年5月5日、913回目となる賀茂競馬が行われました。寬治4年(1093年)に宮中儀式が上賀茂神社に移されたという古い起源を持つ儀式で、以来今日に至るまで一度も中止された事がないという歴史を持ちます。

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なにしろ古い行事ですから、儀式、儀式の連続です。関係者でもスケジュール表を見ていないと、次に何があるのか判らないといった具合の様ですね。これはその一つ、馬立の儀で、境内外末社である藤木神社へ参拝するというものです。社家町を馬が行くという、なかなか情緒のある儀式ですよ。

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これは馬場の横にある神様がおわす場所です。五本の矛に神様が宿られて競馬をご覧になる場所で、四番の勝負が終わった後は矛が倒され、神様は本殿へと帰られます。また、勝負に勝った乗尻は、ここにある頓宮に参拝し、勝利の報告をする事になります。その時も様式が決まっており、興味深いものがありますよ。

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勝負が始まる前に馬場の状態を確かめるのが警護役です。今は地元の小学生が勤めており、その可愛らしさから人気がありますね。

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競馳に先立ち、馬に乗った乗尻が馬場を南下して来るのが九折南下です。馬場を九回折れながら南下するというもので、陰陽道の影響があると言われています。

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九折南下が終わったら競馳に入りますが、その前に馬を馬場に慣らすための三遅、巴、小振の儀が行われます。これも陰陽道の影響があると言われますが、詳しくは判っていないそうですね。初めて見ると退屈な儀式なのですが、慣れてくると必要な間だと感じるのが面白いところです。相撲の仕切りと同じ感じかな。

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一通りの儀式が終われば、いよいよ競馳の開始です。しかし、一番目は左方が先行し必ず勝つ様になっているので、初めて見る場合は注意が必要です。二番目からは真剣勝負で、乗尻の冠が向き合った時に「おうたー」という叫び声が上げられ、それを合図に走り出します。

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勝負は、最初に走り出した時の馬体の差が、勝負の楓のところで離れたか縮まったかで判断されます。でも見ていても判定は難しいですね。

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今年は昨年が遷宮の年であった事から七番勝負となりました。結果は左方の4勝3敗となり、無事に五穀豊穣が保証されました。今年はこれからは良い年になりそうですね。

今日は五月晴れに恵まれてとても良い気持ちでした。来年もまた、この儀式に参加できれば良いなと思っているところです。

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コメント

迫力のあるお写真お見事です♪(*^_^*)

いい場所から撮られてますね!
早くから並ばれたんですか?
私は昨日お友達とルノワール展を見に行きました。

投稿: Milk | 2016.05.06 14:02

Milkさん、

日差しがきつそうだったのでテントの下を狙って11時30分頃に行ったのですが、
既に前列は埋まっていたので埓の前に陣取りました。
結果としては写真の撮りやすい場所で良かったですよ。

ルノワールですか、美術展も久しく見てないな。
久しぶりに見に行こうかしらん。

投稿: なおくん | 2016.05.06 20:49

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