京都・洛東 新緑2016 ~清閑寺 5.8~
清水寺の奥に清閑寺があります。今は知る人ぞ知るという小さな寺ですが、かつては清水寺にも劣らない様な大寺でした。
平家物語にも登場し、高倉天皇の后である小督が清盛の怒りに触れ、出家させられた場所としても知られます。
境内には楓樹が多く、紅葉の名所としても知られます。つまりは新緑の名所でもある訳ですね。
無理矢理出家させられた小督は、高倉天皇の死後、その御陵の側にあるこの清閑寺に住み、菩提を弔ったと伝えられます。小督の墓は高倉天皇の御陵の側にあると言われますが、御陵の中には入る事が出来ないので確かめる事は出来ません。その代わりというのも変だけど、清閑寺には小督の供養塔と伝えられる宝篋印塔があります。写真の奥にあるのがそうですね。せまい境内ですが、歌の中山の故事が伝わる参道と共に、物語の世界に思いを馳せながら新緑を楽しむには良い場所ですよ。
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コメント
地図を見ると清水さんからずいぶんとあるようにみえるのですが清水さんからどのくらいでしょう?
途中で動けなくなったらけないので
こちらにはまだ行ったことがないんですよね(^^ゞ
投稿: Milk | 2016.05.15 14:43
Milkさん、
清閑寺はそれほど遠くなく、歩いて7~8分といったところでしょうか。
ただ、途中が山道の様になっており、
女性の一人歩きは危険という看板が出ていた様に思います。
以前と違って途中に店や休憩所が出来ているのでそれほど危なくはないと思うのですが、
出来ればお友達と一緒の時が無難でしょう。
険しいところは無く、動けなくなる心配は要らないです。
今の季節だとウグイスの声が響き渡っており、
清水寺の続きとは思えない、とても静かな良い道ですよ。
投稿: なおくん | 2016.05.15 21:08