京都・洛中 京都桜事情2016 ~千本ゑんま堂 4.23~
既に桜の季節は過ぎてしまった観がありますが、まだ見頃を残している桜もあります。その一つが千本ゑんま堂の普賢象桜。ただし、満開の桜ではなく、地面に散った桜を見るのです。
普賢象桜は、ソメイヨシノなどと違って咲いていたそのままの形で地面に落ちます。その姿が首が落ちる様に似ていると言われ、ものの哀れを現しているとされます。
この花が地面いっぱいに散った様は、美しくも哀れとされるのですが、なかなかその機会に恵まれません。何年か前に行った時は大雨で、花は沢山落ちていたものの、ほとんどつぶれていたものなあ。
今年は既に散り始めた木がある一方で見頃の木も残っており、チャンスはまだあると思われます。もし行かれるなら、朝一番を狙う事ですね。時間が経つと、せっかくの花が踏み荒らされてしまう事になりますから。
5月の連休に入ると、ゑんま堂狂言が行われます。1日から4日まであり、台詞のある狂言として知られます。桜は終わっているでしょうけど、一度は狂言を見ておかれるのも面白いかと思いますよ。
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コメント
こんにちは!
千本ゑんま堂の普賢象桜は一度は見てみたいと思いつつ
なかなか日程が合わず機会がないです。
先日上洛した際に木屋町通りだったか(失念しました)歩いてましたら
まさしくこの形で散っている八重桜を見つけました!ヽ(・∀・)ノ
あれも普賢象桜だったのかなぁ
他にもこういう散りかたをする品種はあるのでしょうか。
投稿: まきぼう | 2016.04.29 12:14
まきぼうさん、
花が房ごと散る桜は、関山もそうだったと思います。
ただ、もっと花びらも散って、丸ごとではなかった様な。
桜の種類は多いので、探せば他にも同じ様な花もあるかもしれませんね。
その中で特に普賢象桜が言われるのは、
江戸時代に京都所司代が罪人にこの散った花を見せてものの哀れを語り、
改心させようとしたという伝承があるからでしょう。
また、千本ゑんま堂の他にも普賢象桜はありますが、
散った後の風情が語られるのはここだけで、
やはり言い伝えの力が大きいんじゃないかなと思います。
投稿: なおくん | 2016.04.29 23:41