京都・洛中 第50回京の冬の旅 ~長得院~
今年も京都冬の旅が始まっています。その連動企画である非公開文化財特別公開の一つ、長得院に行ってきました。
長得院は相国寺の塔頭の一つで、応永年間(1394年~1428年)に創建されています。開山は仏慧正統国師で、相国寺第十九世住持を勤められた方です。この寺は足利第5代将軍義量の菩提寺となった事から、その法号を取り
長得院と名付けられました。
ここの見所はふすま絵にあり、岸徳の筆による水墨画を見ることが出来ます。岸徳は岸駒の婿養子で、虎の絵を得意とした岸駒の弟子らしく、見事な虎が描かれていますよ。また、大鷲の絵も迫力があってよかったな。
庭園は、はっきり言って冬には見るべきものが無いです。もう少しすると紅梅が咲くそうなので、少し印象も変わる事でしょうね。苔やもみじが美しくなる初夏に訪れるともっとよくなるかな。面白いのは三段に分かれた石積みで、ちょっと他では見られませんね。奥行きを出そうする工夫だそうですが、京都の庭には珍しい作りなのが印象的でした。
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