京都・申年に縁のある社寺
平成28年は申年です。初詣には申に縁のある社寺を訪れる人もきっと多い事でしょうね。そこで、京都にある申にちなんだ社寺を紹介してみようと思います。
1.新日吉神宮(いまひえじんぐう)
東山七条のいわゆる女坂を上っていく途中にある神社で、2体の狛猿があります。大津市の日吉大社から勧請された神社である事から、猿が神様の使いなのですね。とてもリアルな狛猿で、逃げ出さないようにと金網で囲われているという曰わく付きです。
2.八坂庚申堂
八坂の塔のすぐ下にあり、日本三庚申の一つとされます。正確には金剛寺というお寺なのですが、ご本尊の青面金剛のお使いが猿であるため、境内にはくくり猿など猿が溢れています。有名なのは見ざる、言わざる、聞かざるの三猿で、本殿に祀られているのを見る事が出来ますよ。
3.幸神社(さいのかみのやしろ)
ここは場所が難しいですね。住所で言えば「寺町今出川上る西入る」という判ったような判らない様な表記になり、少し入り組んだ住宅地の中にあります。京都御所の鬼門にあたるところから、日吉大社の神猿が安置されており、金網越しにですが見る事が出来ます。
4.大豊神社
哲学の道の途中、東側にあり、狛ねずみがある事で有名ですね。ここには日吉社もあり、狛猿が置かれています。ねずみ年の時には大勢の人で賑わいましたが、申年はどうなるのかな。
5.赤山禅院
修学院離宮の北隣にあり、中国の神である泰山夫君を祀るという異色の寺です。同時に御所の鬼門を守る寺でもあり、日吉大社の神猿が拝殿の屋根に安置されています。この猿も金網で覆われているのですが、新日吉神宮の猿と同様に逃げ出さない様にという処置なのだそうです。
6.平野神社
摂社の一つに猿田彦社があります。猿の像は無いけれど、信者の人が奉納した猿のぬいぐるみなどがおかれていますよ。
7.京都御所(猿が辻)
神社でも寺でもありませんが、京都の猿と言えばここが一番有名かな。京都御所の東北は鍵形に欠けた形になっており、そこには日吉大社の神猿が祀られています。やはり鬼門除けのためであり、赤山禅院の猿と向き合っているとも言われますね。御利益があるかどうかは判りませんが、これを機会に見ておくのも良いかも、です。
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