京都・洛西 青紅葉2014 ~化野念仏寺 5.24~
嵯峨野の奥座敷にあたるのが鳥居本、その中程に化野念仏寺があります。はじめは空海が寺を開き、後に法然上人が念仏道場に改めたと伝わります。
化野は、古くは葬送の地でした。境内にある夥しい石仏は、化野に葬られた人々の墓石です。長年の間に無縁仏となって散乱していたものを、明治の中頃にこの寺に集められました。
今は阿弥陀仏が見守る賽の河原にあって、静かに時を過ごしています。毎年8月23日、24日に行われる千灯供養は、ここに眠る人達の霊を慰める行事です。
初夏の化野念仏寺は、真新しい緑に包まれていました。本来、荒涼とした景色のはずなのに風情すら感じてしまうのは、石仏を風化させた長い時間がそう思わせるのでしょうか。
化野念仏寺の奥には竹林があります。竹林の小道と並ぶ、嵯峨野の代表的な風景の一つですね。アスファルトではなく石段である分、こちらの方が風情があるとも言えるかな。
明日は鳥居本のさらに奥、一の鳥居まで歩く事にします。
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