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2014.05.04

京都・洛北 足汰式2014 ~上賀茂神社 5.1~

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平成26年5月1日、上賀茂神社で足汰式(あしぞろしき)が行われました。これは5日に行われる賀茂競馬の予選会の様なもので、当日の番立(走る順番)を決め、その組み合わせでの競馳を試みるというものです。

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予選とは行っても行われる事はほぼ変わらず、九折南下(ジグザクに馬場を進む事)や三遅(さんち)、巴、小振り(いずれも馬を馬場になれさせ、かつ馬の挙動を観察するために行う動作)といった儀式が行われます。結構悠長なのですけどね、慣れるとこれが良い間と感じられる様になります。

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本番との違いは、まず衣装にあります。本番では舞楽の装束が用いられますが、この日は上着が浄衣、袴は奴袴を着用します。この袴は、馬を出す荘園の序列によって色が違っているそうですね。

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馬が走る所を見るだけなら、本番よりも足汰式の方が面白いとも言えます。この日はまず素駆(すがけ)と言って、乗尻(騎手)の技量を見る為に一頭ずつ走るのですよ。馬は全部で12頭であり、本番は2頭ずつの競馳ですから6組走る事になるのですが、足汰式ではその前に12頭走る姿を見る事が出来るのです。

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それに素駆では、独得の鞭捌きも見所の一つとなります。これは賀茂競馬ではなく、葵祭当日に行われる走馬の儀のための所作で、神の座を指し示すという意味があるのだとか。片手で馬を操りながら横を向いて走る事になるため、高い技量が必要とされる動作です。

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素駆が終わった後は、本番と同じ競馳が行われます。右方と左方に分かれて競争する訳ですが、練習だからと言って手抜きがされる訳ではなく、本番さながらの迫力ある走りを見る事が出来ますよ。写真的には、本番では許されない埒の際に立っての撮影が出来るのも魅力の一つですね。

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とにかく古い行事ですから、様々な儀式がついて回ります。例えばこれは走り終わった後に行う馬上拝という所作で、賀茂の神に対する礼拝を馬に乗ったまま行うという、乗尻だけに許される特権です。礼を尽くすという意味があるのでしょうね、足を鐙からはずし、鞭を顔の前に持っていって揖(ゆう、お辞儀の事)を行います。これ以外にも、襷乗りや走る前に行う毛付け、乗馬足洗の儀など、約束事の連続です。

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明日は本番の賀茂競馬が行われます。この日も日形乗りの儀や月形乗りの儀など沢山の儀式が行われます。本番の競駆も面白いけれど、この儀式を追いかけてみるのも興味深いものがありますよ。天気がどうなるのか気になるところですが、お出かけになられては如何ですか。

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