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2014.05.08

平成26年度京都春期非公開文化財特別公開 ~本隆寺~

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今年も非公開文化財特別公開が行われました。これは毎年春と秋に実施されているもので、普段は見る事が出来ない非公開文化財を拝観する事が出来るという催し物です。今回は本隆寺を訪れてみる事にしました。

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本隆寺は西陣にある日蓮宗の寺で、これまでも桜や百日紅を求めて何度となく訪れている場所です。しかし、本堂の中には入る事が出来ず、一度は見てみたいものだと思っていたのでした。

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本隆寺は、長享2年(1488)に、日真大和尚によって開かれました。最初は四条大宮にあり、後に現在の地に移っています。何度か火災に遭っていますが、万治元年(1658)に再興された後は天明の大火でも本堂と祖師堂は難を逃れており、焼けずの寺と呼ばれる様になっています。京都における日蓮宗の本堂としては最古と言われ、その事が評価されて今年の1月に重要文化財に指定されました。

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本堂の須弥壇はきらびやかな装飾が施されており、一見地味な本堂の外観とは異なる荘厳なものです。このあたりは、さすがは西陣の旦那衆が支えてきた寺だけのものはあるでしょうか。本尊としては題目宝塔が中央にあり、その左右に釈迦如来・多宝如来があるという一塔両尊の形式を持っています。他に四天王像や不動明王などの仏像もあり、とても賑やかな感じですね。また、須弥壇背面には、岸竹堂筆の「雪山童子図」が描かれています。

北側の客殿では、岸竹堂筆の竜虎図が掲げられていました。また宝物庫では、長谷川等伯筆の西王母図を見る事が出来ましたよ。これは雄渾な松が描かれた見事な作品でしたね。さらに海北友松の作品など、見所はいくつもありました。

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もう一つ公開されていたのが祖師堂です。これは宗祖日蓮聖人を祀るお堂ですが、同時に日像上人、日朗上人、そして開山の日真上人も祀られています。ここは天井に特徴があって、折上げ格天井という格式の高い形式が取られています。そして、天井板の一枚一枚に花の絵が描かれており、花天井ともなっているのですね。ただ、何が描かれているのかは、もみじや牡丹、撫子などの他はあまり判らなかったなあ。たぶん、センノウもあったのかな。あと、長押に琴や琵琶といった楽器が描かれているのも面白かったです。

観光寺院と違ってこうした寺は情報量が少ないですから、特別公開という機会は本当に貴重ですね。本隆寺をより深く知る事が出来た今回の拝観は、とても有意義だったと思います。

今回の特別公開は6日で終了しています。次は秋、11月に行われる予定です。今度はどこが公開されるか、楽しみなところですね。


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コメント

中が見れてよかったですね。
私も気になっていたのですが
予定が合わなくて断念しました

秋に見れたらいいな。

投稿: Milk | 2014.05.11 16:23

Milkさん、

以前から気になっていた寺だったので、中に入る事が出来て良かったです。
秋の公開はさすがに無いと思いますが、冬の旅の公開はあるかも知れませんね。
機会があれば、是非訪れてみて下さい。

投稿: なおくん | 2014.05.11 20:42

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