京都・洛東 京都桜事情2014 ~円山公園 4.2~
三年坂から高台寺を通って円山公園まで来ました。円山の夜桜と言えばかがり火ですね。これを見たさに、混雑を覚悟でここまで来たのでした。
初代の枝垂れ桜がここに植えられたのは明治に入ってからの事です。たぶん、円山公園の整備に合わせて、今の形になったのかな。かがり火はその頃から始められたのか、それとも江戸時代に既にあったのか。それは判りませんが、ライトアップがされる以前は、かがり火の明かりを受けて桜が輝いていたのでしょう。今よりずっと暗かったでしょうけど、それは風情があった事でしょうね。
ただ、最近はかがり火を知らない人が増えている様です。燃えている薪を見て、何の為に燃やしているのかと訝る人が何人も居ました。まあ、確かに桜を照らすという役目はほとんど無い訳ですから、意味のない行為と見えるのも仕方がないのかな。でも、かがり火の風情は判って欲しいなと思います。
この枝垂れ桜も、一時期に比べれば随分と元気になったものだと思います。2008年頃の写真を見ると、本当に枯死寸前でしたからね。よくぞここまで回復してくれました。これも一重に桜守の人達の努力のおかげなのでしょう。
この日の円山公園は、染井吉野も満開になっていました。それに比例して、宴会モードも全開でしたね。まさに騒音で、賑やかなんてもんじゃなかったな。まあ、これが昔ながらの円山公園の花見風景なのですけどね。
宴会たけなわの円山公園を後にして、次は祇園白川へと向かいます。
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コメント
円山公園の枝垂れ桜も有名ですよね!
縁日も出ていて楽しそう
以前行った時も、宴会の準備なのか…?
枝垂れ桜のまわりにビニールシートを敷いて、
場所取りをしている人達がたくさんいました。
しかも朝から… 新入社員さんでしょうかね~ ^m^
投稿: mami | 2014.04.08 22:42
mamiさん、
20年ほど前までは、京都で一番と言って良い桜がこの枝垂れ桜でした。
その後、烏の害などによって急速に衰え、一時は枯死寸前まで行ったのですが、
今はようやく甦りつつあるところです。
まだ往年のように気品ある姿には戻っていませんが、
花は以前の様に見事なものとなってきています。
いつかまた、京都の桜の代名詞に戻って欲しいなと思っているところです。
屋台はですね、沢山出ています。と言うか、公園中宴会場の様ですよ。
桜を見ている方としては騒音以外の何者でもないのですが、
騒いでいる人達はさぞかし楽しい事でしょう。
まあ、参加した者勝ちという事かな。
今は、この公園では、ビニールシートは禁止されています。
見栄えが良くないのと、地面を覆い尽くすので、
桜の根に行くべき空気を遮断してしまうというのが理由ですね。
その代わりに、京都市が茣蓙の貸し出しを行っています。
あと、前日からの場所取りも禁止されました。
如何にこの場所が花見の名所として狙われているかが判るというものですね。
まあ、みんなで気持ちよく花見を楽しんで頂けたらと思うのみです。
投稿: なおくん | 2014.04.09 21:43