京都・洛東 東山花灯路2014 ~二年坂から清水寺まで~
東山花灯路は、北は青蓮寺、南は清水寺までせの範囲で行われるイベントです。ただ歩くだけなら1日で十分なのですが、様々な行事を楽しみながらだと、二日に分けたいところです。その分かれ目としては、高台寺と二年坂の境目が適当でしょうか。
二年坂から清水寺までは、土産物店などが続く賑やかな通りとなります。そのぶん、立ち止まる人が多いからか、一段と混雑するエリアとなっていますね。
実は、二年坂から先は初日の開幕時間に合わせて訪れていたのですが、そのおかげでとても空いている道を歩く事が出来ました。なので、平日の6時頃なら、比較的ゆったりと出来るかも知れませんよ。
三年坂では、坂の下の梅が見頃になっており、そぞろ歩きの道に風情を添えていました。まさに早春の宵に相応しい花と言えましょうか。
清水坂では五龍閣に立ち寄りました。ここは武田五一が設計した洋館で、今はカフェとして営業されているのですが、会期中竹久夢二の絵画展が行われているのです。正確には夢二式美人画展というのかな。昨年から始まった行事ですが、大正ロマンの香りに溢れており、私的にはとても楽しみにしていた場所でした。いくつもの作品がある中で、舞妓が鴨川越しに東山を眺めている絵が一番気に入りました。ここは訪れる人も少なく、お薦めのポイントですよ。
南側のエリアでの最大のポイントとなるのが清水寺です。言うまでもなく、京都で一、二を争う人気の観光スポットですね。
ただ、今年に関して言えば、奥の院、轟門に続いて三重塔までもが修理に入り、仮囲いに覆われてしまっているため、かなりの艶消しとなっています。ここまで工事中となると、魅力も半減ですね。
それでもライトアップされた舞台の姿は存在感がありますね。暗いので、奥にある仮囲いが良く判らないのもプラスとなっているのかな。
一足先に修理の終わった子安の塔は、ライトアップの主役の一つと言って良いでしょう。暗い中に浮かび上がった赤い姿は、なかなかに美しいものだと思います。
南のエリアでは、八坂の塔も見所の一つとなります。ある意味、このイベントのシンボル的存在とも言えましょうか。以前はこちらに来る人は少なかったのですが、今は二年坂に劣らない程の人気振りを示してます。ただ、夜間拝観が実施されないのが残念かな。
東山花灯路は3月23日までの開催です。京都の春の宵を楽しむには絶好のイベントですよ。灯籠に照らされた小道のそぞろ歩きに出掛けてみませんか。
なお、行事の詳細については公式ホームページでご確認下さい。
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