京都・洛東 雪の降りたるは２０１４ ～南禅寺本坊 ２．１５～

南禅寺の本坊は、正確には大玄関や書院のある本坊と、住職の住まいの場である方丈とからなっています。庭園があるのは方丈の方ですね。

その方丈庭園では、苔の上に雪が残っていました。前日なら砂の上にも雪が積もり、綺麗な模様を描いていた事でしょう。

もっとも、７年前の雪の日に来た時は、本坊は拝観停止になっていましたから、１４日ももしかしたら入れなかったかも知れません。

確かに方丈庭園の周辺の廊下は吹きさらしですからね、雪が吹き込んで滑りやすくなる事でしょう。このあたり、拝観を許可するかどうか、判断は難しいでしょうね。今回はどうだったのでしょうか。

ここに来ると楽しみなのが虎の画なのですが、この日は展覧会に貸し出し中のため、「水呑みの虎」を見る事が出来ませんでした。これは６月下旬まで続くそうなので、行かれる方はご注意下さい。

本坊では、それなりの雪景色を見る事が出来ました。私にとっては、７年越しの景色だったとも言えますね。これなら少しは期待が持てると思い、次は天授庵に向かう事とします。