京都・洛東 第48回京の冬の旅 ~建仁寺 開山堂~
今年も京の冬の旅が始まっています。普段は非公開の場所に入れるのが、このイベントの魅力ですね。その最初の場所として、建仁寺の開山堂を訪れて来ました。
開山堂は建仁寺開祖の栄西の墓所で、建仁寺の中でも最も清浄とされる霊域です。このため普段は公開されていないのですが、一度は見ておきたいと思っていた場所でした。
開山堂には栄西の座棺を収めた石壇があり、その上には華蔵世界(清浄な世界)と書かれた扁額が掲げられています。その奥には栄西禅師の座像が置かれており、ここが特別なエリアである事が判ります。その右側には建仁寺の開基である源頼家の像も置かれており、建仁寺の成り立ちを窺い知る事が出来ます。ただ、堂内はとても薄暗く、どちらの像もはっきりと見る事が出来ないのが残念でした。
方丈では、加藤文麗筆の竜虎図、原在中筆の松鶴波図、白梅群禽図、杉戸絵の孔雀図を見る事が出来ます。私的には、虎の絵がどこかユーモラスで面白かったですね。
外から見る事が出来る楼門は宝陀閣と呼ばれ、昨年半解体修理が終了したところで、とても綺麗な姿です。楼門に登る事は出来ませんが、階上には十六羅漢像が安置されているそうです。
写真については、普段の建仁寺はフリーなのですが、この特別公開においては禁止されています。もっとも、受け付けの人の対応によっては庭はOKとなる事もある様で、このあたりは方針を統一して欲しいところですね。
なお、建仁寺開山堂の公開は2月28日までとなっており、他の場所より早く終了するので注意が必要です。
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