京都・洛南 勝運・学問と馬の神社~藤森神社~
京都で馬にちなんだ神社と言えば、まずは藤森神社でしょうか。ここは馬の神社として知られ、普段から馬に関わる人達からの尊崇を集めています。
藤森神社と馬の関わりは、毎年5月5日に行われる駈馬神事に由来する様ですね。この神事がある事から馬の神様として信仰される様になり、馬の神社として定着していったのだそうです。
藤森神社の起こりは神功皇后がこの地に兵具を収める塚を築いた事に始まるとされ、今でもその旗塚が境内に残っています。ちなみに、この旗塚の木にお祈りすると、腰痛が治るとも言われているそうですね。また、日本書紀を編纂した舎人親王を祀る事から、学問の神としても崇められているそうです。
もう一つ、藤森祭は菖蒲の節句の始まりと言われており、菖蒲=勝負に通じる事から勝運の神様ともされています。馬と勝運の神様である事から、競馬関係者や競馬ファンの間では、まさしく守り神として崇められているそうです。
お守りも勝馬守とか駈馬守といった馬がらみのものがあり、如何にもという感じですね。他に、人生につまずかないという左馬ストラップや、旗塚の霊験に基づく腰痛守など、この神社ならではのものが揃っていますよ。
藤森神社には直接の馬の神様が祀られている訳ではないけれども、京都で馬にちなんだ神社はここだけであり、きっと大勢の参拝者で賑わっているでしょう。
ちなみに、藤森と名は付くけれども、参道から入ろうとすれば京阪の墨染駅が最寄りの駅となります。藤森駅からでも似たような距離になりますが、本殿の裏側から入る事になります。また、JRならJR藤森駅が最寄りの駅となります。いずれも本殿にたどり着くまで10分程度といったところかな。まずまず便利な場所にあると言えますね。
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