京都・洛中 京都紅葉事情2013 ~北野天満宮 11.30~
相国寺から北野天満宮へと移動しました。ここは御土居の紅葉が見頃となったところでした。
御土居とは、豊臣秀吉が築いた京都を取り囲む土塁で、京都を城下町の様に改造するためだったと言われます。その効果は、洛中を外敵から守る防壁であると共に、洪水から守る堤防としての役割もあったのだとか。北野天満宮に残る御土居は紙屋川に沿っており、まさしく堤防としての意味合いが大きかったのでしょうね。
その御土居と紙屋川沿いの道はもみじ苑として整備され、数年前から公開される様になりました。ここには250本のもみじがあると言われ、新たな紅葉スポットとして人気を集めています。
もみじの他にも大きな椋の木などもあり、如何にも歴史を感じさせる場所でもありますね。また、一番古いもみじは樹齢が400年を越えるとされており、御土居築造以前から紙屋川沿いにあったと言われますから、さすがに京都だけの事はあるというところでしょうか。
この日はまさに見頃が始まったばかりであり、まだ色合いは物足りないものがありました。たぶん、その後結構良い感じになって来たのではないかな。
ここは紙屋川沿いに歩くのと、御土居の上から眺めるのとでは、風情が異なりますね。どちらが上という事はなく、それぞれの違いを味わうのがここの楽しみ方だと思われます。
難を言えば、紙屋川ががっちり護岸で固められている事でしょうか。自然石を積んだり、流れを自然に見せようという工夫があったりするのは認められますが、やはりここがなだらかな土手だったらなという感じはします。まあ、それは無理というものなのでしょうけどね。
もみじ苑の入苑料は600円、お茶と御菓子付きである事を思えば良心的と言えるかな。公開は明日までなので、ここの紅葉を見るにはラストチャンスとなります。ライトアップもあるので、まだ楽しめると思いますよ。
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