京都・洛東 青龍会2013 ~清水寺 9.14~
平成25年9月14日、清水寺で行われた青龍会に行ってきました。青龍会を観覧するのは、昨年に続いての事になります。
青龍会が始まったのは平成12年の事ですから、今年で13年目になるのですね。開催されるのは年に5回ですが、あたかも長年続いている伝統行事の様に、すっかり定着した観があります。この西門でのパフォーマンスについては、昨年の記事中に動画を掲載していますので、そちらも参考にして下さい。
この仮面を付け、赤い衣を纏っているのは夜叉神です。青龍の地と御本尊を守る神で、普段は奥の院の南側に祀られています。今は修復工事中なので、たぶん疎開しているでしょうけどね。この夜叉神が振りまいているのが「八功徳水」の法水で、これを浴びた人は幸福になれると言われています。
西門でのパフォーマンスを終えた後は、門前町へと移動して行きます。門前町では、いくつかの店に青龍が突入するというイベントがあるのですが、何も知らない観光客は、きっと驚く事でしょうね。
最後は本堂に戻ってのパフォーマンスとなります。青龍は観音様の化身であり、境内から門前町を練り歩いた後は、本来の御座所に戻って来るという趣向なのでしょう。その様子を動画にてご覧下さい。
青龍に迫られて、「南無観世音菩薩」と叫んでいるのは四天王です。たぶんですが、青龍を前にして、観音様に対する忠誠を新たにするという構図なのでしょうか。
この青龍会は毎年9月14日と15日に行わており、今年の開催は終わりました。次は来年の3月14日と15日、それに4月3日に行われますので、花灯路や夜桜見物のついでに見に来られると良いですよ。
清水寺でも彼岸花は咲いていました。ただ、今年は舞台の柱の修復工事ために鉄骨が組まれていたり、土嚢が積まれていたりで、散々な事になっています。これから暫くの間は、清水寺の彼岸花は、受難の時が続きそうですね。
ただ、西側の部分は以前のままですので、彼岸花と石仏といった風情を楽しむ事が出来ます。もっとも、工事が進んでいくとどうなるかは判りませんので、この花を楽しむのなら今の内かなという気もしますけどね。
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コメント
なおくん こんばんは
9月には京都を訪ねた事がないのに、この龍を清水寺で以前見た記憶があるのは何故~?
と思って読み進んでいくと…4月3日にもやっているんですね! それで納得
数年前、桜の時期に清水寺に行ったときに偶然見たのでしょう ( ´艸`)プププ
なんだか懐かしいわ~
投稿: mami | 2013.09.25 20:50
mamiさん、
春の青龍会はご覧になったのですね。
桜が満開の頃で、さぞかし綺麗だった事でしょう。
このイベントは門前会の人達が行っているのですが、
素人が立ち上げたにしては頑張っていると思います。
これからずっと伝統になって行くと良いですね。
投稿: なおくん | 2013.09.25 21:45