京都・洛東 明治の文化遺産 南禅寺・水路閣
南禅寺の中で一番人気なのが水路閣でしょうか。ドラマなどで何度も取り上げられている内にすっかり有名になり、南禅寺に来ればまずはここを目指すという人も多いようです。
水路閣は、本来南禅寺とは関係が無く、琵琶湖疎水分線の施設として築かれたものです。ここを通る水は、かつては分線沿川のかんがい用水などに使われていましたが、今はほぼ哲学の道の修景用水としてのみ使われている様です。
水路閣は、分線の途中にある、いわば谷の部分を渡すための施設です。これだけの橋を築くには、相当な労力が使われた事でしょう。
水路閣の袂に釣り禁止の看板があったので、ここにも魚が居るのかと中を覗いてみたのですが、なんと錦鯉が泳いでいました。池からここに流れ込むという事は無いでしょうから、誰かが放流したものなのでしょうか。水路閣の上にこんな鯉が泳いでいるなんて、ちょっと面白いですね。
水路閣は煉瓦造り。このがっしりとした造形美が、明治の確かな仕事を今に伝えている様に思われます。
最後はお決まりの構図で撮ってみました。合わせ鏡を見ているようで、とても面白いですね。水路閣は現役の水路であり、観光施設でもあるという希有な存在です。末永く、大事に守っていってもらいたいと思います。
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